沖縄地下音楽 Vol.014
2024/11/1 発行
- 騒音祭2024 & 超伝導DAY6・ダイジェストムービー
- レコードレビュー・MEGA X「FROM THE OUTSIDE」
- ライブレポート「紅茶フーフー」
- イベントレポート沖縄地下音楽PRESENTSリミエキがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!久米騒動〜夏の乱・2DAYZ〜DAY2
- AKKANBABYS・高安純 x 天久真代 インタビュー・後編
- ライブインフォ・久米騒動〜冬ノ乱〜
- 地獄車・下JOコラム『俺は無力で透明な存在』
- コラム『Hoseya Barrazaのwoho woho dream diary Vol.11〜おばけのR&R〜』
- 内田樹の『俺のガロ』〜続きが読めると思うなよ〜アッパレ気狂い
- いっちょむ漫画『オモイトランス』
- フォトギャラリー・illuminati @ 久米騒動〜秋ノ乱〜
- フォトギャラリー・TAKUMAXXX&死愚魔くん+クーロンドラギャレット @ 久米騒動〜秋ノ乱〜
- フォトギャラリー・2024/9/22 悪遊(YANA-ASHIBI) @ 久米騒動〜秋ノ乱〜
Event Movie
騒音祭2024 & 超伝導DAY6・ダイジェストムービー
2024年10月26日(土)はコザで「NEO POGOTOWN 7TH ANNIVERSARY PARTY・騒音祭2024」と「超伝導DAY5」、10月27日(日)は那覇・久米で「超伝導DAY6」と2日間にわたって総勢25バンド(!)
コザでは昼から夜中まで20本、那覇では11本ものライブを堪能してきました!
そんな2日間を映像作家・内田樹監督が追っかけ撮影してくれたダイジェストムービーを是非ご覧ください!
1日目は「騒音祭2024」から、2日目は「超伝導DAY6」からの抜粋になります。
残念ながら機材トラブルで収録できなかったバンドもありましたが、皆素晴らしいライブでした!!
NEO POGOTOWN 7TH ANNIVERSARY PARTY・騒音祭2024 2024/10/26
ダイジェストムービー
(※機材トラブルのため一部収録できていない出演者がありますがご了承ください。)
AKKANBABYS 0:00〜
kanna from vasca 11:27〜
Anti Use Heads(A.U.H) 19:15〜
THREE RING CIRCUS 25:00〜
R.A.G.S 28:06〜
HELL型 31:53〜
ROYAL PINE 32:28〜
MEGA X 32:58〜
超伝導・DAY6 in沖縄・那覇編 2024/10/27
ダイジェストムービー
ケンゴリアンズ 4:06〜
milk&cookie 11:58〜
THE STRAYMAN 17:40〜
TEORA 30:48〜
HARAHELLS 35:30〜
虐げられた民 42:05〜
OCHA∞ME 51:14〜
THREE RING CIRCUS 58:15〜
ワンチャイコネクション 1:08:01〜
HAZY SOUR CHERRY 1:11:01〜
MEGA X 1:19:18〜
内田樹(UCHIDA ITSUKI)
俳優・映像作家・DJ・イラストレーターなど幅広く創作活動に励む、東京生まれ沖縄育ちの15歳。・YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@itsuki-t8w
↑今後たくさん動画がアップされていく予定ですので、チャンネル登録お願いします!
・出演作品
映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』2025年3月公開!
https://gaga.ne.jp/stepout/琉球新報ドラマCM「象とオジーと友達と」
~新聞記事から生まれたリアルストーリー~
https://www.youtube.com/watch?v=Eelt8O_dmZ0・映像制作
虐げられた民 / チョコモナカ●ャンボ(脚本・監督・演出)
https://www.youtube.com/watch?v=GZr2VSE3KT8虐げられた民 / DRUMN(監督・撮影・編集)
https://www.youtube.com/watch?v=ddilRJbRt9U虐げられた民 / サイレントモノクローム(撮影・編集)
https://www.youtube.com/watch?v=RypMcKVXh2M
Record Review
レコードレビュー・MEGA X「FROM THE OUTSIDE」
上の記事でも紹介している「騒音祭2024」「超伝導DAY5・DAY6」に東京から来沖したオルタナティブ・ギターロック・バンド「MEGA X」が新譜を携えてやってきました!彼らの想いがぎっしりつまった12インチのヴァイナルを紹介させていただきます。
ライブレポート:うっちー
『沖縄地下音楽』編集長・久米ABD RECORD’S BAR オーナー。
神奈川県横浜市出身。
タバコはアメスピの黄箱。
これでもかってくらい新しいサウンドが生まれまくった90sUSインディシーンへの2024年・下北沢からの分厚い手紙が届いたよ!
もちろんMEGA Xの生み出すサウンドを90sUSインディと括る気は毛頭なくて、オレにとって特別な時代だったっていう、個人的な話と捉えて欲しい。
常々思っていることがあって、音楽というのは誰かに聴かれた時から、聴いた人のモノって言うのだろうか?
作者の手を離れ、誰かの日常の一部になっていくものかなと思っている。
そこにまた新しい価値が生まれるのだと思っている。そんな意味で、オレはこの作品を90sインディへの、無茶な言い方をするならば、あの頃の20代のオレみたいな誰か達への手紙って思って受け取らせていただいた。
もちろん、90年代にまだ生まれていない人にも、ギラッギラのギターサウンド、荒々しく乾いたミックスにのせて綴られた数々の物語を是非じっくり聴いて欲しい。
1曲づつ紹介できるほど聴き込めていないのと、いくらでも書けてしまいそうなのが怖いので、2024年この時代の最もシリアスなテーマの一つに挑んだのであろう3曲目「花を待つ人」について。
誰も彼も気にしないで、
何も見えないふりばっかり。
いつか勇気ある誰かのその言葉を邪魔するなよ!
勘のいい人なら、ジャケットのアートワークとタイトルを見ただけで、そのメッセージに気づくかもしれない・・・
そして、ネイティブランゲージでしか伝わらない強いメッセージをこのサウンドにのせて叩きつけてくるなんて、、、90年代の能天気なオレには想像もできなかったことだったろう。
そしてこの曲のラストでは人としての根源的な問いかけを切々と語る形で締めくくられる。
殺されたくないんだ、誰だって
戦いたくないんだ、誰だって
重たく痛ましいこのテーマをいつか小さな場末の会場で満杯の仲間たちと大合唱したいと心から思った1曲でした。
・・・と、もちろん!
重たい曲ばかりではありません。念の為。
10曲目「ホログラムシティ」で歌われるように、
海の向こうに・まだ知らない・どこにでもいる・僕らのストーリー
が、パンパンに詰め込まれたこの一枚をたくさんの「僕ら」に楽しんでほしい!
ありがとう!
MEGA X「FROM THE OUTSIDE」
取扱店のご案内
[ 沖縄 ]
RC宇座商店
沖縄県那覇市壺屋1-6-18 Mハウス1階JP
090-3194-0035通販WEBサイト
https://uzashoten.73rdfloor.com/[ 全国 ] ※2024年12月6日 発売・予約受付中!
・kilikilivilla(レーベルWEBストア)
https://store.kilikilivilla.com/v2/product/detail/KKV-176VL
↑カセットフォーマットはこちらから注文可能です!・ディスクユニオン、タワーレコード、HMVほか
Live Report
ライブレポート「紅茶フーフー」
2024年8月17日(土)「〜夏の想い出〜offseason x 紅茶フーフー 灼熱のフロアライブ」と題して、那覇OUTPUTで開催された2マンライブをスターレス=ハルキがレポート!
プライベートでも仲良しな2バンドの夏全開ライブの熱気が伝わると良いです!
ライブレポート:スターレス(はるき)
空想する人。
惰眠を貪って〼。
プログレとモフサンドが好きデス。
紅茶フーフー in 灼熱のフロアライブat 沖縄Output
2024年8月17日
ぼくが少女マーガレッターだった頃、たしかに世界はきらきらしていた。
あれはもう、かれこれ20年ほど前。ぼくは少女マンガにハマっていた。当時は、『僕等がいた』や『キス、絶交、キス』など、数々の傑作少女マンガが出版されていて、それらのきらきらに触れ、日々ぼくはきゅんきゅんしていた。
しかし、日々の些事に忙殺され疲弊し、また這い寄る老いるショックにより、いつしかぼくはそんなきらめきたちを忘れ去っていた。
2024年8月17日。その日、ぼくは甘くて切なくてきらきらした大切な想いを、久しぶりに思い出す光景を目の当たりにしたのです。
はじめて観た紅茶フーフーは、センチメンタルとノスタルジアで彩られた、きらめきそのものでした。
前日はリコーダーズのド爆音に茫然自失・・・その激震は翌日に向けての贅沢な予告編
前日の16日、安里のファンファーレで初めてリコーダーズのライブを観たぼくは感動に打ち震えていました。リコーダーズは、offseasonのドラマーのヨシハマさん、同じくoffseasonのギターのショウタさんがギターをベースに持ち替えてボーカルを、そして紅茶フーフーのナツキさんがギターのスリーピースバンド。想像の遥か上をいく爆音で鳴らされた音楽は、比喩などでなくファンファーレを揺るがすほどの衝撃でした。
あまりのカッコよさに茫然自失なぼくにとって、その激震は翌日に向けての贅沢な予告編でありました。
360度オーディエンスに囲まれてのフロアライブ
昨夜の残響が頭蓋骨で渦巻くなか、ぼくはアウトプットのフロアに立っていた。
その日は、ステージではなくフロアでライブが行われる趣向で、フロアの中央にはそれぞれの楽器や機材が円形に配置されていた。
この日のイベントはOutput BAR特別編・夏の想い出と銘打ったoffseasonとのツーマンライブ。
フロアには心地よい陽炎が立ち昇っていた。
時間になり、4人のメンバーが浴衣姿で現れる。そのいでたちにきゅんとこゝろを鷲掴みにされメロメロしていると1曲目『ラジオ・プール』の演奏がはじまった。郷愁感をまとった音が流れ出すと、フロアは一瞬にして思い出の夏祭りの夜へと姿を変えた。
柔らかくて優しい音の波にこゝろを撫でられ、はやくもぼくは酔いしれていた。紅茶フーフーの4人が紡ぎだす演奏は、彼女たちがテーマにしている『切ない』と『キラキラ』そのものでした。安定なビートを艶やかに刻むベースのクンパオ・ルナ・マウンテンリバーさん(彼女は、去年の秋にABDで観た「アマゾン松田バンド」でもステキなベースを弾いていた!)、その体軀からは想像できないほどパワフルで重厚なリズムを叩きだすドラマーのトーゲさん、美しくも儚くときに破壊的なギターで聴くものを彼岸と此岸の狭間へと誘いこむナツキさん、背伸びした少女が大人の階段をのぼりあぐねているようなナヤさんの声は、瞬時に懐かしい記憶の彼方へと浮遊させてくれる魅惑的なタイムスリップ・ボイスだった。
聴く人たちそれぞれがこゝろに持っている大切な思い出の場所へと運んでくれる、4人の演奏は魔法のようなきらきらをフロア中に撒き散らした。
円陣を組んで演奏する趣なので、360度どこからでも好きな場所からライブを観戦できるにもかかわらず、ぼくはナツキさんの背後に陣取るという失態をしてしまい、彼女の気になるシューゲイザーな足下を眺める機会を逃してしまいました。しかし、ぼくが観戦していたカウンター前は、普段なかなかお目にかかることのできないドラムが真横から眺めることのできる場所で、その日のぼくは誰よりもトーゲイザーなのでした。
挨拶がてらのMCをして2曲目『オレンジ』がはじまりました。1曲目では感じなかった、なんだかダウナーでアンニュイな雰囲気を感じて、ぼくの好きなバンドに似ているなって思い、紅茶フーフーに溺れそうな予感がしました。
続いてミドルテンポでドリーミーな『約束』が演奏されると、ぼくの予感は確信に近づいていると感じました。メインで作曲を手がけているルナさんがミドルテンポの曲が好きらしく、散歩している時の歩調に合う楽曲が多いという紅茶フーフーの魅力は、テンポにもあるのではと思いました。あとコーラスもすばらしくて、まちがいなくキュン要素のひとつであります。
2月2日のフーフーの日にデジタル配信とステキなミュージック・ビデオも公開されているので、ぜひご覧ください!
MV「約束」
ここで突然、紅茶フーフーの怪談のシーハナ聞かせてよ! がはじまり、ほっこりと涼しくなったところでライブは中盤戦へ。
4曲目『ニアリーイコール』は、メロウなイントロからはじまり、気がついたら切ないドライブ感あふれる展開になっている、とても好きな雰囲気の楽曲でした。このときにはもう、ぼくは少女マーガレッターだった頃へと連れ去られていました。
紅茶フーフーの演奏は、まさに別冊マーガレットを彷彿とさせるもので、あたまのなかでずっとぐるぐるとマーガレットな映像が流れているのでした。
とくに当時、ぼくの大好きだったアルコの作品を想起させてくれて、ぼくはきゅんきゅんしっぱなしです。ドラマ化やアニメ化もされたことのある漫画家なのでご存知の方もいるかもしれないですが、まさに切なくてきらきらが降っていた初期のアルコ短編は、紅茶フーフーの世界観とも通ずるものがあると勝手にシンクロニシティーなのです。
続けて演奏された『午後に染まる』も寂寥感たっぷりで、ぼくの鼓膜から心臓へやさしく突き刺さるのでした。先にも触れた似てると感じたぼくの好きなバンドは、実は2013年に解散していて、奇しくも紅茶フーフーは2013年に結成したらしく、またしても勝手にシンクロニシティーなのであります。バンドの編成もまるで違うし、共通点はボーカルが女性という点しかないのですが、その潔く柔いセンチメンタルな雰囲気が似ているのかもしれません。
ぼくの琴線にふれているので、ルナさんの作るメロディーが同じ領域なのかもしれないですね。
線香花火を見るたび、ぼくはこの日の紅茶フーフーのライブを思い出すのだろう。
次のライブ告知(10月19日にファンファーレ)、ナツキさんが作ったというアクリル・キーホルダーの紹介を挟みライブは終盤です。
6曲目『秋のドレス』は、本日とびっきり明るいナンバー。すがすがしく躍動感あふれるロックだが、間奏前のブリッジのメロディーは独特の不穏さで気をひくうえ、直後の凶暴なノイズとそれに導かれるオアシスライクなギターソロがめちゃめちゃカッコいい。
そして、今日の感謝と、2年くらいかけてバンドではじめて作っためちゃめちゃ思い入れのある大切な曲と紹介され、ラストナンバー『青いカーテン』が演奏された。
2年くらいかけてバンドで初めて作った大切な曲「青いカーテン」
ぼくにとって、まちがいなく本日のハイライトであり、久しぶりに大切ななにかに触れた瞬間だった。
郷愁と叙情をたっぷり孕んだ音を浴びながら、萎びて項垂れたぼくの世界がきらきらと息づいていくのを感じていた。誰もが持つ普遍的な想いを描いた歌詞、非の打ち所がない美しいメロディー、センチメンタルそのものを体現した圧倒的な演奏とアレンジ、そして曲展開の妙、すべてがぼくのハートを狂喜乱舞へと連れ去った。
永遠に続いてほしいアウトロの音の洪水に心地よく身を寄せていた。
忘れたくない大切な思い出たちも、どうせぼくらは忘れていく。だからこそ、いつまでも忘れたくないっていう想いを抱くこそが大事なんだと、それを歌にして演奏することはなんて尊いことだろう。
そんなことを思っていると、幽玄極まったフィードバックでライブは幕を下ろした。
夏の終わりの匂いがした。
そのあとのoffseasonの凄すぎたライブが盛大な打ち上げ花火だったとすれば、紅茶フーフーのライブは線香花火だろうか。
小さくて儚いけれども、その味わいと余韻は何物にも代えがたい。線香花火を見るたび、ぼくはこの日の紅茶フーフーのライブを思い出すのだろう。
帰りに『青いカーテン』のEPを買った。そのときに、ナヤさんが「おばあちゃんになってもバンドを続けて演奏することが夢なの」と語ってくれたことがとても印象に残って、ぼくはただただジーンとしてしまった。
ぼくは空想する。おばあちゃんになった紅茶フーフーの4人が演奏している未来を。そんな未来を見ることが叶うのなら老いることも悪くない。
あれからぼくは、買ったCDをかけて音の線香花火に耳を寄せている。「手を引いて待ってる」というフレーズに凄みを覚えながら、大切な思い出に想いを馳せながら。
こゝろの書棚にマーガレットを所蔵しているけれど、最近はすっかり思い出すこともなくなった、そんな人にぜひ紅茶フーフーのライブを観てほしいです。切ないきらきらが、あなたのハートをキュン死にさせることでしょう。
あ、り、が、とーう。
紅茶フーフー 2024年8月19日 沖縄Output
1.ラジオ・プール
2.オレンジ
3.約束
4.ニアリーイコール
5.午後に染まる
6.秋のドレス
7.青いカーテン
紅茶フーフー・デジタル配信URL
https://www.tunecore.co.jp/artists/koucha_foofoo
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCYHo7-YFjndPRpoXdfKew_Q
ライブ情報などはSNSなどで
X
https://x.com/koucya_foofoo
https://www.instagram.com/koucha_foofoo/
Event Report
イベントレポート
沖縄地下音楽PRESENTS
リミエキがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
久米騒動〜夏の乱・2DAYZ〜DAY2
2024年7月27日(土)コザGIG STUDIO騒音舎での沖縄初ライブを終え、7月28日(日)は那覇ABD RECORD’S & The Hologram Cityのライブサーキットに出演。
前日の「Limited Express (has gone?)」初公演から追っかけで観にきてくれるお客さんもチラホラ。
DAY2ではリミエキ&FUCKERに加え、沖縄勢のNEED LEAD USER、虐げられた民、ワンチャイコネクション、SOW THREATが参加し、徒歩10秒のABDとTHCを行ったり来たりの往来イベントとなりました。
イベントレポート:うっちー
『沖縄地下音楽』編集長・久米ABD RECORD’S BAR オーナー。
神奈川県横浜市出身。
タバコはアメスピの黄箱。
DAY2・那覇ABD RECORD’S & The Hologram City
DJ・NOT SELECTOR
THCステージのDJは「NOT SELECTOR」=SOW THREATのベースとしても出演のハチマンが担当
小気味良い選曲で会場をあっためていきます!
NEED LEAD USER(THCステージ)
初っ端からしっかり詰めかけてくれたお客さんに囲まれて、ギターボーカル・シンの気合い絶叫からスタートしたNEED LEAD USERのライブは持ち前の疾走感を遺憾無く発揮したハイテンションな展開!軽快なビートと息の合ったキメに会場は早くも沸騰。
確かな技術に裏打ちされた素晴らしいイベントの幕開けとなりました!
ステージ中盤では名物漢・ハマーさんの飛び入りも!お客さんたちも巻き込んでの圧巻のステージが一番手からイベントをMAXレベルまで盛り上げてくれました!
DJ・汚爺おズボン!
ABDステージのDJは「汚爺おズボン!」が担当。
カウンターを広く使うため、小さなiPad端末でのプレイなのに、自由自在に音を繋いでゆく熟練の技に舌を巻きました!
虐げられた民(ABDステージ)
THCでのNLU終演からゾロゾロとABDにお客さんが集まってくると、狭い店内はすでにパンパンに。
ステージではセッティングを終えたシイタミの面々がたつ。
ボーカル・Taix2の短い挨拶から1曲目「Ragga」が始まる。大袈裟なオープニングから一転ダルダルなダブへ、そこから畳みかけるラップへとクルクルと展開を変えてゆき、ロックンロールナンバー「コンビニ」へと曲を繋いでゆく。
バリエーション豊かな楽曲群をしっかりと聴くものの耳に届けたステージでした。
それにしても、暑い!!!
ワンチャイコネクション(THCステージ)
続いてTHCステージではワンチャイコネクションのライブがはじまろうとしていた。
ギターボーカル・GOYAの額には「<只(レスザンTVのロゴ)」が(笑)
この日のライブを心待ちにしていたという彼らのライブも気合いのこもった熱いものだった!
ラストのバグワームでは会場の熱気もMAXに。ABDで待つFUCKER(谷ぐち順ソロ)にバトンを繋いだのでした。
FUCKER(ABDステージ)
ステージに一人アコースティックギターを抱えて腰掛ける「FUCKER」こと谷ぐち順。
昨日のコザ・NEO POGO TOWNでは終演後のリビングスペースでの打ち上げで生音&生声でのラブリーなライブでした。
この日は、PAからの音出しで数々のFUCKERソングを畳みかけてゆく。
じっと耳を傾けるお客さんたちは、この日初めて彼の歌を聴くはずなのに、あまりの歌詞のユニークさとMCの面白さに破顔し、大盛り上がり。
「うっちーさん、ジャック抜きます!!」ラストの一曲「メテオナイトエブリデイ」では、エレアコからジャックを抜いて、やっぱり観客の中、カウンターの中を駆け回りながらのパフォーマンス。ABD・THC・二日間一緒に演奏してくれた出演者たちに最大のリスペクトをこめての熱唱で締めくくってくれました。
・・・谷さん、ここまで盛り上げまくって締めたらイベント終わっちゃうじゃん(笑)
最高にハッピーな時間をありがとうございました!
SOW THREAT(THCステージ)
THCステージのラストは「SOW THREAT」
リミエキのベース谷ぐちさんとは旧知の友であるドラムのキクさんは前日のR.A.G.Sのベースでもあり、2日続けての登板だが、全く疲れを感じさせない高速ハードコアの猛打、フロントの二人、ベースボーカルのハチマンは地の底から響くような咆哮で、ギターのルーキーは会場を飛び回るようなキラキラしたアンビエントサウンドと切っ先の鋭いディストーションサウンドで応え、短くファストな曲を次々と畳み掛けてゆく。
ロー・スティンチ・ハードコアとも称される彼らのサウンドはTHCの地下世界になんともマッチしていて、ゾクっとさせられるものがありました!
新編成での活動再開から2年くらいでしょうか?そろそろ新作音源が待たれるバンドです!
Limited Express (has gone?)(ABDステージ)
そしてラストはリミエキ=Limited Express (has gone?)
初っ端の「MOTHER FUCKER」からカウンターの上に飛びのるボーカル・YUKARI!
カウンターの上からお客さん、バンドを煽りに煽るスタイル。
「ありがとーーーーーーーー!!!」の絶叫から2曲目「LIVE OR DIE」に駆け込んだ時点で狭い店内はすでにカオスと化している。
なによりYUKARIを取り囲んで踊り狂うお客さんたちの笑顔がすごい!
DAY1とはセットリストもガラッと変えていて、立て続けに「ラーメンライス」へとなだれ込む。
激しく展開を変えてゆくややこしい曲なのに、ライブでの完成度の高さには、やはり百戦錬磨の実力を思い知らされました。
強力なダンスナンバー「PICK A FIGHT」では、うって変わって会場を大きく横に揺らしてみせ、真骨頂とも言えるハードコア「NO MORE ステートメント」ではカウンターを飛び降りてお客さんの中に飛びむYUKARI。じっとしているということが一切ないアスリートっぷりの凄まじさよ(笑)
後半はもうモッシュの渦と化したABDの狭ーい店内。
「コザ・那覇、カッコいいバンドたくさん観れてラッキーーー!新しい友達できたぞーー!全員、カモーン!」
の谷ぐちの絶叫から会場を巻き込んで「DISCOMMUNICATION」の掛け合いから「BET ON ME」へ。
いつの間にか会場に引っ張り出されてきた脚立にのっているYUKARI、お客さんたちに運ばれてステージに搬送されるも、すぐにカウンター上へ。
ベースを放り出して谷ぐちもオーディエンスの波にダイブ、その巨体を担いだお客さんたちがステージに搬送。もう何が何だかわからないカオスの渦の中、アンコール含め40分のステージは終焉したのでした。
Limited Express (has gone?)を招いての怒涛の2DAYZ。心待ちにしてくれていたお客さんたち、共演してくださった出演者の皆さん、あたたかく協力してくださったNEO POGO TOWN・騒音舎のみなさん、THC&ABDクルーのみなさんに、改めて心から感謝します!
そして、いつかまたリミエキはじめレスザンTVの皆さんを招いて祭りができることを夢見つつレポートを締めたいと思います!
ありがとうございましたーーーー!
ダイジェストムービー・ITSUKI DIARY
2DAYZのダイジェストムービーをGARO画伯が撮影してくれました。
コザ編の一番手・二番手の「EMPATHY」「生ず」はカメラが間に合わず残念ながら未収録なので、YouTubeチャンネル・OST(OKINAWA SNUFF TAPES)でご覧ください。
EMPATHY、生ずはダイジェスト未収録のためOSTでご覧ください↓
Limited Express (has gone?)のDAY1@コザ編もフル尺で観れます!
沖縄スナッフ フィルム(YouTubeチャンネル)
GOUGE、EMPATHYでの活動でも知られるジェイソン撮影のライブ映像チェンネル。
沖縄での数々の貴重なライブ映像がたくさん観られます!
https://www.youtube.com/@OkinawaSnuffTapes/videos
Limited Express (has gone?)の最新CD「TELL YOUR STORY」
Limited Express (has gone?)の最新CD「TELL YOUR STORY」
沖縄ではこちらで取り扱いいただいてます。是非手に取ってみてください!
那覇・RC宇座商店
レコードショップ・沖縄インディーズ作品も多数取り扱っています。
https://www.instagram.com/hitsville_u.z.a/
コザ・NEO POGO TOWN
音楽スタジオ、雑貨、沖縄インディーズ作品なども取り扱うオルタナティブスペース。
https://neopogotown.com/
中城・LEDGE
アメリカンビンテージの古着や沖縄インディーズ作品など、珍しい雑貨など色々あります。
https://www.instagram.com/ledge.okinawa/
2024年7月28日(日)久米騒動〜夏の乱・DAY2〜
@那覇・ABD RECORDS&The Hologram City写真 by DAITAKU
https://www.instagram.com/daitaku69LIMITED EXPRESS(has gone?)公式サイト
http://www.limited-ex.com/Less Than TV公式サイト
http://www.lessthan.tv/
Interview
AKKANBABYS・高安純 x 天久真代 インタビュー・後編
ライブレポート:うっちー
『沖縄地下音楽』編集長・久米ABD RECORD’S BAR オーナー。
神奈川県横浜市出身。
タバコはアメスピの黄箱。
9月号で前編をお届けした「AKKANBABYS・高安純 x 天久真代 ご夫婦インタビュー」の後編です。
前編では自由でユニークすぎなお二人の暮らしぶりなどについてお話ししていただいているので、まだ読んでいなかったら是非読んでみてください。
前編はこちらから!
AKKANBABYS・高安純 x 天久真代 インタビュー・前編
2024年8月当時、彼らが暮らしていた中城のコンテナハウスで話を伺いました。
後編ではAKKANBABYSという、個性強すぎな4人の集合体について、そして夫婦でバンドをやるということ、人生観についてたくさんお話ししてもらってます!
AKKANBABYSのこと・・・ワポさん帰ってきてから、ちょっと若干生まれ変わった感じになってるというか。
ウッチー:ちょっとバンドのこと聞いても良いかな?
ほら、ワポくんが帰ってくるか帰ってこないかぐらいの・・・下北に遠征に行ったりとかしてた。今年の5月ぐらいなのかな?
ジュン:今年のゴールデンウイーク、ワポさんは3月末に帰ってきて。
ウッチー:そんぐらいかな。で、俺、AKKANBABYSは多分久しぶりに見たんだよね、アウトプット(那覇のライブハウス)で。
ジュン:4月6日の「April(AKKANBABYSのアルバムリリースライブ)」
ウッチー:それ、遠征前だっけ?
ジュン:ワポさんが帰ってきて初めてのライブ。
ウッチー:あ、そうなん。そうだっけ!あれで、すごい印象が前と違っててさ。前に一緒にライブやった時とも全然印象が違って。
ジュン:俺も全然違います。あのあたりから全然印象が違う。ワポさん帰ってきてから、ちょっと若干生まれ変わった感じになってるというか。
ウッチー:前はさぁ、だからなんか失礼な言い方をすると、ワポくんとジュンくんっていう2人の狂人がいて。(笑)
なんだろうな、この人たち。みたいな感じの印象だったのが、今もうなんか、全員ちょっとキテるじゃん?
マヨちゃんが特に。なんかすごい雰囲気が変わったなと思って。なんか心境の変化とかがあるのかな?
マヨ:ベースっていう楽器に慣れてきたっていうのもあるし・・・
ウッチー:はいはいはい。
マヨ:あと、やっぱ自分ではわかんないけど、ジュンくんはこの生活もちょっと関わってるんじゃないかなと。ちょっと解放的に。
ジュン:やっぱ結構オープンになったと思ってますね、俺は。
ウッチー:ステージでの表現も、2人ともすごいオープンな感じになった?
ジュン:あまり隠さなくなったかなって個人的に観てて思う。
マヨ:なんかやっぱちょっとずつ変わっていった。やっぱ桜坂セントラルでやった去年のスーパー来来謝謝かな?
(※スーパー来来謝謝は那覇のバンドワンチャイコネクション主催のフリーイベント)
ウッチー:スーパー来来謝謝ね。いいイベントだったね、あれは。
マヨ:あの時から私はちょっとずつ、なんか、なんか掴んできたっていうか。ベースでの表現も、こっからちょっとずつ変わってきたかなって思う。いつだったっけね?覚えてないけど。
ジュン:去年の9月ぐらいかな。
ウッチー:うん。俺たち(虐げられた民)も出てるやつだった。
マヨ:うんうんうん。やっぱ慣れもいっぱいあるけど。以前はライブであんまり叫んだりしなかったんだけど・・・
ウッチー:そうだよね?
マヨ:そう。その時のライブで「ニュータウン」って曲で、私がソロで歌うところがあるんですけど。そこで初めて。
多分もう、気持ち高ぶったのが、それだったんです。で、それで「なんか楽しいっ!」てなって。
ウッチー:「April」の時に俺が思ったのは、マヨちゃんの叫びでばっと場の空気が変わったなっていうような印象があった。
そういうのって、なんかすごい伝わるんだよね。観てる人に。
マヨ・ジュン:へー。
ウッチー:こう、はっきりさ、歌詞が聞き取れたりとか。そういう世界じゃないじゃん?ライブって。なんかもっとわちゃわちゃした感じ・・・
ジュン:もっと、なんかエネルギーの歪みみたいなのが伝わる場だなって思う。
ウッチー:そうそう。だから音楽的にもさ、AKKANBABYSっていうのはハードコアとかじゃないじゃん?
フィジカルな表現ありきの音楽ではないし、どっちかって言うとギターロックの・・・なんていうんだろう、歌を聴かせるタイプの楽曲なわけじゃん?
だけど、その中でも、ちょっとした表情とか、アプローチの仕方が、やっぱりライブだとすっごい人の心を掴むんだよね。
AKKANBABYSはそれをすごい感じる。この間の騒音舎のライブもやっぱりすごい持っていかれたしね。インパクトがすごかったよね。
東京から参加した人たち、すごい刺激になったって言ってたなぁ。
ウッチー:ライブって今は月に2回ぐらいのペース?
ジュン:2、3回?
ウッチー:やっぱり遠征とかも増やしていってとかそういうことも考えてる?
ジュン:そうですね。遠征は多分増えていくかなとは思うんですけど、メンバーの家庭の事情とか、うん、個人のその事情とかもあるんで、そんなにどんって増えたりはしないとは思うんですけど、呼んでくれる人がいるなら色々やりたいってのと。
今すごい好感触なのは、やっぱり1本1本流さずに演奏できてるところが・・・なんかなんだろうな、みんな熱量持ってイベントに取り組めてる、毎回。
そんなところが、すごくいいんで、これがなくならなければいいかなって感じですかね今は。生命力燃やしてもらって、みんなでいい感じになっていけたら良いかな。
飛び込めるから。絶対飛び込まないじゃないですか?普通こんなん。
ウッチー:夫婦でバンドをやることについてっていう、ちょっとそういうようなことも、聞いてみたい。
ジュン:俺はとっても楽しい。表現を俺はやっぱり突き詰めていきたいから。それを理解してくれるのは、ありがたいし、生きやすい。
マヨ:理解しやすいよね。お互い。
ジュン:そう。なんか、「小屋に住むぞ!」ってなるとか。
ウッチー:そうだよねぇ?それ、2人で・・・
ジュン:飛び込めるから。絶対飛び込まないじゃないですか?普通こんなん。
ウッチー:どっちが言い始めんの?それこそ、小屋に住もうとかって、ジュン君が言い始めちゃう?
ジュン:いや、この小屋の場合はマヨちゃんが即決でした。
ウッチー:「やってみっか!」みたいな?
マヨ:やりたかったから(笑)
・・・夫婦でバンドをやることの楽しさっていう点で言うと、共通の話題が増えることかな。でもそれは一般的にもそう言えると思う。
ジュン:なんというか、やってることほぼ全部に関わってるんで。(絵画の)個展とかも、俺も手伝うし。
バンドも俺だけでやってたら、またちょっと話す内容が変わってくると思うけど。
バンドのことも2人で話すし、大体表現のことばっか話している・・・2人でやってるのでだいぶ自然とそうなる。
マヨ:一体感みたいなのはすごい良いところかもしれない。2人の夫婦としての一体感も生まれるし。
他の夫婦がどうかわかんないけど、多分、お互い別で仕事して、お互いの趣味があって、お互いの時間があってっていうスタイルのが好きな夫婦もいるから。
私たちの場合は、一緒にいる分応援もしやすいし、協力もしやすいし、お互いのことを理解もしやすいし、リスペクトもしやすいしっていう点では良いと思う。
楽しいところは・・・メンバーの中に好きな人が1人いるって感じかな(笑)
いや待って、他のバンドメンバーも2人とも好きだけど(笑)
ジュン:俺は、あんまり意識したことはないかも。
マヨ:そう、あんまり意識したことないですよね。
ウッチー:実際ライブで観てても夫婦ってわかんないもんね?
マヨ:そうですか?
ウッチー:2人が夫婦って知ってる人は「あの夫婦はやべえ!」ってなるけど、知らなかったら、そういう風には見えないんだよね。1人1人のミュージシャンにしか見えねえっていうのかな。
ジュン:やっぱり、そこにはあんまり介入しないしね結局。この2人でいて話す時でも、それぞれの表現については別に話すことあんまない。
歌詞や曲については、誰かが「書きたいっ!」てなったら全然採用している感じです。
ウッチー:ちなみにAKKANBABYSの歌詞って、だいたいジュン君なの?
ジュン:俺かワポさん(AKKANBABYSのギター)が多くて・・・
ウッチー:ワポ君も歌詞書くの?
ジュン:俺が多分7割ぐらい、ワポさんが2割ぐらいで、マヨさん藤澤(AKKANBABYSのドラム)で1割くらい。
ウッチー:みんな歌詞書くんだ!
ジュン:歌詞や曲については、誰かが「書きたいっ!」てなったら全然採用している感じです。「書いて!」って言うよりは。
藤澤とかも「やりたい!書きたい!」って言ってきたら「じゃあ持ってきて」ってなる。
ウッチー:曲が先?
マヨ:曲と一緒に歌詞も持ってきてもらうことが1番多いな。でもワポさんだけは、このリフとかからって・・・
ジュン:ワポさんは、もうやりたい曲ガッツリもってくる感じ。
私がやる気ないときにジュン君が怒るっていうことは、ある(笑)
マヨ:夫婦として2人でバンドやってることの問題点って、あるのかな?
ジュン:問題点??
ウッチー:喧嘩とかするの?たとえばバンドのこととかで?
マヨ:あんまりないけど。喧嘩する時は・・・なんか「練習中のあの態度やめて!」とか。
「ちゃんと歌え!」とか、「こういう言い方良くなかったんじゃない?」とか、そういう話ぐらいかな?
あと、私がやる気ないときにジュン君が怒るっていうことは、ある(笑)
ジュン君はバンド大事にしてるから。私がなんか「今日練習なくて良いんじゃん?」とか言うと、すごい殺伐とした雰囲気になる時はある(笑)
でもそんなもんかな?酒飲みすぎとか?
ウッチー:酒。そんな飲む?
ジュン:えー、飲まないですけどね?
マヨ:私が飲めないじゃない?
ウッチー:飲まないんだっけ?
マヨ:飲みたいんですけど。でも、車運転しないといけないから。
ウッチー:あー、そうか!
マヨ:そうそう、そのバランスの話とか、酒が家計に響くとか、なんかそういう話は腐るほどあるけど、もうガーーー!っていう大喧嘩はしないかも。
ウッチー:那覇の時ならウチ泊まって良いよ。しょっちゅういろんな人寝てるよ。
マヨ:あはは、ありがとうございます(笑)
ウッチー:じゃあSSB(那覇のロックバー)とかで会うときも中城まで帰ってるんだ?
ジュン:毎回帰ってます。どっかに泊まることなんてあんまりない。NEO POGO TOWN(コザのオルタナティブスペース)に1回泊まったくらい。
ウッチー:こないだなんか、谷口家(東京からライブで来たバンドのご夫婦)がうち泊まるっていう話だったの。
そしたら谷口家どころか、一緒に来た友達もみんな泊まって・・・7人はいたよ!狭いリビングに。
おいおい、いつまで経ってもトイレ入れねえじゃん?って(笑)
マヨ:あはは、うちら多くても2人だから。
ウッチー:楽勝だよ。
海外には行ってみたいけど、沖縄で何と対峙してきたかとか、何を見て感じてきたかみたいなところが問われる。やっぱそこがルーツだと。
ウッチー:今後は県外や海外への遠征とかも考えてるの?
マヨ:これはバンドとして?個人的に?
ウッチー:個人というか夫婦かな?
マヨ:それはあるよね。
ジュン:俺は、「やりたい感情」が色々あるとして、この沖縄をルーツに持ってることを俺は誇りに思ってるから。沖縄の問題とか沖縄に住んでいたいって気持ちはすごく強くて。
県外に行きたいっていう気持ちはあんまりなくて、海外はあるって感じです。
海外のココと違うのには触れてみたいっていうのはずっとあるけれど、海外に行く前にまず自分のルーツとしてしっかりそこに足付けていないとなっていう気持ちの方が今勝ってるから。
沖縄の問題とか、沖縄の風土とか、そういうのをまずは実感として吸収したい。
なので、今は沖縄から離れる気があんまりないけれど・・・
マヨ:そういう意味で行きたい。なんだろう、その、海外の芸術に惹かれてとか、そういうのは私はあんまりなくって。「日本やばいだろうなっ」て不安だから。
結構日本に住んでることで納得いかないことも多いし、自分で動かせないことばっかりだから。でも、なんかその理由で日本から海外に移住するっていうのは・・・
ジュン:同じものにぶち当たりそう。
マヨ:だよね?やっぱりね。
ウッチー:うん、そうだよね。県外から沖縄県に移住してきてさ、なんかこう、柔らかな暮らしを求めてとかって移住してきちゃった人って、大体帰るよね。
ジュン:思ったより・・・みたいな。
マヨ:そう、なんか結局そうなりそうっていうか。うん。ここでやってることしか、あっちでもやらないから、そういう面では、そこまで海外に希望を持ってるかって言われたら、そうでもない。
ジュン:実際行ってみないとわからないところもあると思って。
実際に行ってみて、台湾の人とか、フードとか文化とかがすごい性にあっているとか、ヨーロッパが性にあっているとか、オーストラリアが性に合ってるとか、行ってみたら思うことはあるかもしれないけど、やっぱり行ったことがないから憧れは持ちますけど、まずは「行ってみないとな・触れてみないとな」みたいな感じですね。
で、行ってみた時に「あ、俺沖縄なんだ、沖縄の人だ」ってなると思うんですよ。
その時に(沖縄で)何と対峙してきたかとか、何を見て感じてきたかみたいなところが問われる。やっぱそこがルーツだと。
ルーツはないがしろにしないようにしていかないと、結局移住先でも、ないがしろにして生きることになってしまうんで、まずは沖縄を見つめるって感じが俺は強いっす。
マヨ:周りのにいる人たちとやっぱ一緒にいたいから。うん。そういう意味でも今すぐ出て行きたいってのは、ない。
ウッチー:ちょっとな。面白すぎるんだよな。沖縄。
マヨ:そう、好きな人たちがどんどん増えるし、
ウッチー:また最近のこの雰囲気がさ。
マヨ:うん。
ウッチー:なんかあれなのかな。やっぱりその、コロナ禍は関係あるのかもしんないけどね。みんな辛い思いしてるじゃない。それが今なんかすごい炸裂してるというか。
マヨ:うん。みんな動き方も変わったしね。
ウッチー:今2人っていくつなん。
ジュン:俺が34歳で
マヨ:私が31歳。
ウッチー:まだ2人とも全然これからどうなるかわからんね。
個人的には俺もすごい台湾に惹かれる。1回しか行ったことないんだけど、人が、なんていうのかな、ラテン系というか、明るい。とにかく明るいのと、優しい。
優しいっていうよりも普通、普通の感じ。なんかアメリカとかだと会話が全てだからコミュニケーションちょっとめんどくさいんだけど、台湾の人って言葉全然通じなくても、気持ちが触れ合いやすいというか。
マヨ:もう最近も割と台湾の話が続いてるからびっくりした。
ウッチー:あと音楽シーンがだいぶ気になる。
バンドで海外にどっか演奏しに行くとかだったら1番行きたいのは台湾なのかな。
そして、、、このあと早速、2024年10月に台湾でライブしてきました!
ーーそして彼ら、このインタビューの後、AKKANBABYSで早速台湾に行ってきちゃった!
ALKASILKA、ARCHER ARCHER、HELL型、OGOBROといった沖縄インディーズシーンではお馴染みの面々とともに「NO LIMIT 2024 Try Nice 台北・東亞大笨蛋第肆回 – NO LIMIT篇」という台北市の橋の下でイリーガル開催のライブイベントに出演。
台湾のパンクス達が主催のイリーガルなイベントながら、街の人たちから苦情が殺到するでもなく、非常に自由かつフレンドリーなイベントであったと聞きました。
後日、台湾と日本で「公共」ということの捉え方の違いに愕然としたという話をジュンさんがライブの時にしていたと思うんだけど、なるほどなあーって思いました。
Photoギャラリーは台湾でのライブの模様です!
Photo by @bandsatwork/Rainer Schirmeister
bandsatwork–Instagram
https://www.instagram.com/bandsatwork
↓インタビューはさらに続きます!
均一化に時間をさくよりも、自分の正解を模索してゆく人生を
ウッチー:夫婦でバンドもやりながら、いろんなことにトライしてゆくってすごく楽しそうよね?
マヨ:夫婦でお店やってる人とかと、そんなに気持ちは変わらないかもね?
ジュン:そうね。あんまり。多分人と比べてこなかったから。
なんも意識がないと、「自分たち夫婦」みたいな像があんまりないっすね。やりたいことだけとりあえず・・・
「仕事やめて絵描いてたい!」とか、じゃあ「小屋で確かめられることとか、感じれることもある」ってなったら、「じゃあ行こう!」ってなったし。
できないならできないってわかったのもあるし。
なんか結局できないことをできるようにするっていう社会の成長についていけなかったところはあるんで、2人とも。
できることとか、やりたいことをまずやって生きていく道の方を模索している感じですね。ちょっと他の人のこと考えられてないところはあるかも。
ウッチー:まあ、ユニークだよね。
マヨ:かな?自分たちはね、あんまりわかんないですけど。
ジュン:やってみないとわかんないところがいっぱいあるね。
マヨ:私は結構、できないことをできるようにするためにエネルギー注ぐタイプだったんですけど。ジュン君はそうではないから、その点ではすぐ割れることはありますね。
小屋も、諦めたくなかったんですよ。すごい。
この不快な環境を自分の力で居心地よくしたくて、小屋にすんだんですよ。キッチンがないならキッチン自分で作るみたいな。そういう精神のもとやりたかったんですけど、「もうできない。できないから引っ越す。」っていうのがめっちゃ嫌で。これをやりに来たのにできないから引っ越すので、ずっと住み続けてたんですけど・・・ジュン君は「できないっていうことが分かったからいいじゃん。」みたいな。
ジュン:俺は、「できないことを頑張ってできるようにする」みたいなのは、やりたい分野とか、自分ができる分野であると思うから、俺が「正社員になります!成長だ!」っていって、できなかったけどできるようになっていくこととかは確かにあるかもしれないけど、そういう均一化の作業よりも、できないことは確認して、「なるほどできないんだな、こういうのは」とか、自分ができなかったけど頑張ったらできたとかっていうことは、まず自分の確認。
向いてることとか向いてないこととか、そういうのの方が俺はすごい最近興味があるかなって感じ。
どの部分に時間を割くかみたいな。自分の人生。
なんかもったいないから、すごい均一化に時間割いた結果、「なんかあんまやりたくなかったな」って。60歳とかになったらななるかもしれないし、逆に何のキャリアも積んでない、こんな生活が意外と何歳になっても「楽しい!楽しい!」でもいいかもしれないし、何が自分の正解かも模索中って感じすね。
そのためにちょっといろんなのに触れて、いろんなとこに飛び込んでみたり、いろんな人と会って話してみたり、それが面白いって感じですね。
マヨ:自分の輪郭が割とはっきりしてきましたね、小屋生活では。「あ!これできねえんだー。」みたいな(笑)
ジュン:小屋とかもね、作れたら一番よかったんだけど・・・
マヨ:これやらねえんだ。みたいなのがちょっとずつ分かってきたかなぁ。
ジュン:昔の人はすごいよねえ。家作ったり。
マヨ:洗濯機めっちゃ便利だなとかね。洗濯機なし生活を3年ぐらいやってたから・・・便利ですねー、洗濯機。
ウッチー:あ、今洗濯機あるの?
マヨ:いやない。実家にはある(笑)
ジュン:なんだこの便利さはー!って。
「やりたくねえなー!」って思いながらやるのは失礼だからね。
ウッチー:子供がフリースクール行ってるんだけど、校舎とは別に、山の中に古民家があってさ、そこを中心に山間の土地をもっててね。
そこの古民家を再生していってるんだよね。生徒たちで。全部手作業でやってる。
マヨ:へえ、入学したいね。
ウッチー:かまどっていうのかな?昔の煮炊きするやつ。
そういうのとかも自分たちで作ったり、それこそ、焼き物を焼く登り窯(のぼりがま)つくったり。
マヨ:めっちゃすごいっすね。羨ましい。
ウッチー:それで、焼くときは寝ずの番を交代でやって、焼き物作ってみたりとか。
ジュン:薪とかも自分たちであつめたり?
ウッチー:ただ、2人じゃないからね。人数は30人ぐらいでやってる。20人ぐらいかな?
やればここまでできるんだねっていうのが。すごい。
マヨ:へぇーーー!
ウッチー:ま、それはおいといて。そうやって2人のトライもずっと続いていくわけだね。
マヨ:そうですね。何かしらやり続けると思う。結構ずっと。つまんないなって自分たちが感じることはやらない。これからも。
ウッチー:面白いことだけね、やって生きていきたい。
マヨ:そうですね。自分たちにとってね。そうであれば、
ウッチー:俺も本当そう。やりたくないことは一切やりたくないから大丈夫。
俺、店やってるのに接客するのが大っ嫌いだからね。
マヨ:(笑)やばすぎる。
ウッチー:だから水曜日だけ俺店番してるけど、客なんか来なくて良いって思ってるもん。
マヨ:あはは、いやもう最高っすね。
ジュン:もうイッチョムさんとか、イズルさんにお任せして(笑)
※イッチョムさん、イズルさんはABDの店番お願いしてるウッチーの仲間です。
マヨ:あはは、お任せして。
ウッチー:そう、君たちが頑張ってくれって。
マヨ:やりたいことだけ!
ジュン:やりたいことはめちゃくちゃ重要。やっぱりやりたいことだったら突き詰めていけるとか、歩いていけるからね。
マヨ:その方がもう失礼じゃないしね。
ジュン:そうだね。
マヨ:「やりたくねえなー!」って思いながらやるのは失礼だからね。
ウッチー:あはは、今日はありがとうございました!
ジュン・マヨ:ありがとうございます!大丈夫かな???
ーーーと、こんな感じでAKKANBABYSのジュンくん&マヨさんインタビュー、「やりたいことだけ!」というキーワードで締め括っていただきました。
小屋を出て、この夫婦はこれからどこに向かっていくのか?好きなことだけ。やりたいことだけをどんどん突き詰めていってほしいです!
2024/08/10 高安純 x 天久真代 インタビュー・後編
高安純(Instagram)
https://www.instagram.com/nuuuuuu123123/
天久真代(Instagram)
https://www.instagram.com/amekumayo/AKKANBABYS
・X(Twitter)
https://twitter.com/kkanbabys
https://www.instagram.com/akkanbabys/・最新アルバム『サラダボウル』各種サブスク
https://big-up.style/tZZnrMrywU
※CD作品はライブ会場での販売となります。
・ライブレポート「AKKANBABYS@Output 12th ANNIVERSARY & AKKANBABYS PRESENTS〜April〜」
https://okinawa-ug.com/009-2/#AKKANBABYSOutputApril
Live Information
ライブインフォ・久米騒動〜冬ノ乱〜
久米騒動〜冬ノ乱〜
2024年11月23日(土・祝日)開催!
オープン・18:30/チャージ・¥1,500+1Dオーダー
会場:ABD RECORD’S BAR
住所:那覇市久米2-6-7 プラザエポックビル205
Plaza Epoc BLD,205 2-6-7,Kume,Naha-shi,okinawa, JAPAN
今回はABD単体開催となる久米騒動ですが、出演陣は特濃!
オープニング&転換DJに最年少DJ=GAROと無 aka いっちょむ。
FOODに美味しいエンパナーダの「浦添CAMINITO」と空腹対策もバッチリ!
4バンドの出演者をライブ動画を交えてご紹介します。
七騒ユーレイ
沖縄サイコビリーの老舗「七騒ユーレイ」
バキバキのスラップベースにダミ声ボーカル、彩り豊かなホーンセクションに、時折見せるお茶目なポップ感と、R&Rとハードコアの良いとこどりかっ!という大編成バンド。果たしてABDの狭いステージにおさまるのか・・・
白塗りホラーメイクでバシッとキメた、お化けのロックンロールで踊り倒しまSHOW!
090
3ピース・ガールズ・ハードコア「090」
IRATEやBULLDOZEといったニューヨークのハードコア、ビートダウン、パンクバンドから影響を受けた独特のサウンドと数々の遠征で磨きのかかったパワー全開のライブパフォーマンスは必聴、必見!
ABDの至近距離で体験したら、元気がもらえること間違いなし!!!
R.A.G.S
畳みかけるキレッキレの高速ドラム、泳ぐように大きくうねるベース。
突き刺すようなギターと真正面から叩きつけてくるシャウトと、これでもかというくらいリアルなハードコア・サウンドをバチっと聴かせてくれる沖縄ハードコアの重鎮R.A.G.S!
ファンの人はもちろん、まだ未体験のパンクファンには是非浴びて欲しい!
ワンチャイコネクション
エモーショナルなボーカルと爆音ギターサウンドが奏でる個性的すぎるギターロックに中毒者続出の自称「City Punk」from 開南!
沖縄県No1のライブ本数を誇るそのステージは1回経験したら癖になること間違いなし!
フリー・イベント「来来謝謝」、東京との交互イベント「超伝導」の主催、県外への遠征と大忙しな彼らのライブ、至近距離で目撃してください!
久米騒動〜冬ノ乱〜
2024年11月23日(土・祝日)開催!
オープン・18:30/チャージ・¥1,500+1Dオーダー
会場:ABD RECORD’S BAR
住所:那覇市久米2-6-7 プラザエポックビル205
Plaza Epoc BLD,205 2-6-7,Kume,Naha-shi,okinawa, JAPAN
URL:https://abd-records.com/
Column
地獄車・下JOコラム『俺は無力で透明な存在』
コラム:下條
バンド地獄車ボーカル
D.Y.N.(Dead Yakisoba Noodles)ボーカル
獄楽浄土ボーカル
俺は無力で透明な存在
下條さん、誰を観に来たんですか?笑
これは某フェスに出た時
そして
ビックネームのバンドと対バンした時
会場で知り合いに
言われるセリフである
さっきライブ出てました何か?
俺、出演者ですが何か?
悲しいが
下條あるある!である
バンド組んで約30年近く
俺は所詮は
地下アイドル
ならぬ
地下(インディーズ)バンドのボーカル
故に全く世間に知られていないのか
地獄車は
1999年沖縄県内CD売り上げチャートであのSPEEDを抜いて1位を取ったが
そんなことは誰も信じないし覚えてもいないし
過去の栄光です、すみません
(ソース:オキナワミュージックカンブリアp77)
『オキナワミュージックカンブリア ラジオが語る沖縄音楽50年』エフエム沖縄「オキナワミュージックカンブリア」編
※地獄車が那覇タワレコチャートでSPEED抜いたことが載ってる本です
だがしかし
これぞインディーズバンド!
世間に知られてるのはメジャーだ!俺はインディーズだ!と自身を慰めてはいる
(売れないバンドマンの負け犬の遠吠えとも言う)
思えば
忘れもしない約30年前
初めてブラフマンとスキャフルキングと対バンした
今は亡き北谷クラブコア
ライブ終わって楽屋へ
途中
高校の同級生女子Kさんとバッタリ
「今あんたに似てる人が出てたよ!」
と言われてしまった!
「いや俺だよ!」と言うも
彼女は笑って
「ウケる笑
絶対ウソ!笑
じゃブラフマンはじまるから!」
と前列に走って消えた
ちなみに同級生女子らと
道でバッタリ会って
軽く挨拶すると
「あんた誰?」って言われ
名乗っても
知らない!とトドメ刺されてしまう
しかも同じセリフ
会う女子会う女子違う女子
違う日に違う場所で
俺は高校の時
女子に認知されてなかったのか!
俺って隠キャだったのか!
だから高校の同窓会のハガキが届いてないのか!
(これは隠キャではなく
嫌われてるレベルかも)
話を戻す
ピースフルラブロックに初めて出た時も
マッドカプセルマーケッツやハイスタ、ケムリなど
ビックネームとイベントに出た時も
会場で知り合いに会うと
下條さん、誰を観に来たんですか?笑
下條さん、こんな音楽聴くんですか?若いですね!笑
いや、若くはない!涙
俺、出演者ですか?何か?
さっきステージで歌ってましたが何か?
お前、ライブ観てないのか?
お前、俺の首から下げてる
出演者パス見えんのか?
って思うが
(普通はそんなパスは知らんか)
モンパチフェス出演時でもそんなことあって
下條さんモンパチ好きなんですね!見えない!笑
ってさっき俺ライブ出てたのにお前観てないんか!
モンパチが高校生の時に対バンしてますが何か?しかも何度も
(今はないけどね)
そして楽屋戻れば
出演者でもない
知り合いがなぜかいて
下條さん誰観に来たの?と言われる始末
いやいや、俺さっきライブしたって笑
(客が楽屋にいてセキュリティどうなってる?とも思ったけど)
(モンパチと地獄車やハードコアシーンの関係については
オキナワミュージックカンブリアp86を読んでね
キヨサク氏のコメントあり)
2回目のハイスタ沖縄ライブ会場で
よく行く店のスタッフさんにバッタリ!
下條さん、ハイスタ分かるんですね!
前にハイスタ来た時も行きました?
私は行きましけど!って、、
前回のハイスタ沖縄で
俺ら地獄車は前座で出てましたが、、
なぜか彼女にマウントまで取られる始末
(2回目のハイスタ沖縄では俺はゲストね)
と、こんなエピソードは枚挙に遑がない
俺は無力で透明な存在
俺は無力で透明なバンドのフロントマンなのか!
そして
とうとう俺は
同じバンド仲間からも
そんな扱いされてしまった、、、
俺が見えないのか?すぐそばにいるのに!
次号に続く・・・
(次回のコラムは2024年12月31日リリースの1月号に掲載予定です!)
C-mojo(X 個人アカウント)
https://x.com/CruzShimojoD.Y.N.(Dead Yakisoba Noodles) 公式X
https://x.com/DEAD_YAKiSOBA2地獄車 -鉄拳制裁
Column
コラム『Hoseya Barrazaのwoho woho dream diary Vol.11〜おばけのR&R〜』
コラム:Hoseya Barraza
那覇市久米のThe Hologram Cityオーナーにして、THCBOYSボーカル、WOHO代表といくつもの顔を持つ魔窟の民。
心のアイドルはチェッカーズ!サードアイを持つ。
ヒュードロドロドロ、うらめしや〜表はパン屋、ホセヤバラーザです。おはこんばんちわ♪
最近、会う人、会う人に「ホセヤさんて体力お化けですよね〜」って、言われるんですが、、確かに夕方からパームロイヤルホテルのビアガーデンのブッキングや演出をやりながら、夜はホログラムシティやるっていう殺人スケジュールを2週間こなしていたので、そう言われるよな〜とは思ってるんですが、ただ、会う人会う人が同じ「体力お化け」って共通してて、しかも普通は簡単に浮かばないワードを使うのは、きっと俺の居ないとこで、「ホセヤさんってマジ、体力お化けよねー」って会話が飛び交ってるんだなーー、俺も噂になるくらいの人になったかーー
フムフム(´-`).。oOみたいな逆に良き勘ぐり状態でハイになってるんですけど、いつもありがとうございます!みんな大好き♡
てな感想は置いといて、せっかく11月始まるってので前日のハロウィンにちなんで、ちょっとこわい話を…。
何年か前…、伝説のクラブ「火の玉ホール」で体験した話なんですけど、、
毎月第4火曜日に行われていた最高バイブスHOUSE MUSICパーティー「ソウルトーキン」っていうパーティーにOpen早々めっちゃ早い時間に友達12人くらいで凸したんですね^ ^
お店の人やイベントクルーにも喜んで頂いて、テーブル並べ替えたりして急遽12人分の席を作ってくれたんですね。
で、 Openして早々だったんで、お客さんもまだまばらでしたが、グッドミュージックに耳を傾けながらも、ある者はダンスフロアで踊りまくったり、ある者は、ドリンクオーダーでカウンターへ向かったり、
ホール周辺でお喋りしてたり、一緒に来たメンバー個々に色々楽しんでました。で、そろそろお客さん増えてきたな〜ってタイミングで、偶然(?)だと思うんですけど、12人分作ったでっかいスペースに気づいたら自分だけ1人になったんですよ。
みんな上着とかバックとか適当に席に置いてるし、ちょっと寂しかったんですけど、そのままみんなの荷物番みたいに居残ってて…、
そしたらダンスフロアの暗がりから1人の女の子が我々の席にやってきて、なんの躊躇もなく座ったんですね。俺の向かいの席に。
??誰だっけ?知り合い?でも全然見憶え無い…。
誰か我らメンバーの知り合いかな?それともクラブっていう場所柄、ここに居る人はみんな友達感覚で、自分の席とか他人の席とか気にしない人?とか色々一瞬で頭働かしたんですけど…よくわかんない。
俺ももちろんチラチラ本人を見てるんですが、少し目を合わせてはくれるんですが、特に挨拶もなく、淡々と携帯覗いてて、まぁ、めっちゃ可愛いかったから少しラッキーとも思っていたんですけど。。
その子の特徴は今でも覚えていて、細身で綺麗な顔立ちで、髪は後ろにキュッと結んでるんだけど、サイドから纏めた髪が顔の輪郭に沿うように両方から降ろしていました。
マジで誰だろう?とか思ってるうちに一緒に来たメンバーが1人、また1人と席に帰ってきたんですね。誰かの知り合いならばそのうち誰かに声掛けられるだろうと思ってたんですが、ほぼ全員帰ってきてもみんなその子に話しかけない…、
まるでその子がそこに居ないかの如く誰も気にしない。
えっ?、と不思議に思ってると、戻ってきたメンバーの中に1人だけ俺に目線と表情で意思表示してくる人がいて、、具体的に言うと目線と顔の動きで「この子誰?ホセヤんの友達?」みたいに聞いてくる表情送ってくるんですよ。
俺も首をフリながら表情だけで、
「誰やねん?俺も知らん!」
みたいなサイレントコミュニケーションしてて、、。
そしたらしばらくして問題のその子がサッと立ち上がってツカツカと去っていったんですよ。
で、その直後に俺とサイレントコミュニケーション取ってた人が急いで、
「バッグ、バッグ取って!」
って言いながら、問題の子の近くにあった自分のバッグを漁り出して、財布の中身とか確認し出したんですね。
「良かった、なんも取られてはないわ…」
とか呟いてて、自分はすぐに、もしかして、泥棒だったのか?的な考えがよぎったてのは状況的に理解できて、
ただ周りのメンバーが、
「急にどうしたの?」
みたいな態度取り出して、
我々2人は、
「いやいや、今ここに女の子座ってたじゃん?逆に誰かの知り合い?」
みたいな雰囲気になるんですけど、みんなは、
「え?誰も座ってなかったけど?」
みたいになっちゃって、
そんなわけね〜💦みんなで俺らを担いでる?
みたいになって、
「だって、ここに誰も座ってないなら誰か座っても良かったじゃん、なんでこの席に誰も座らなかったの?」
て問いかけたら、みんな、
「なんとなく…、」
だって!
そりゃ我々2人は納得いかないですよね。あんな生々しく1人の人間(かなり可愛い子ちゃん)がみんなに見えないなんて…
それで我々は火の玉ホール中、ダンスフロアやドリンクカウンター、トイレ、 DJブースまで凄い勢いで探しましたとも。でも全然見つかんない。
最終的にエントランスまで行って、その子の特徴(髪型とか服装)語って、そういう子が出ていったか聞いたんですけど、そもそもそんな子来てないってまで言われて…。
で、結局は真相わからずじまい。もしかしたらみんなに担がれた可能性もありすが、流石にそこから20年以上経っていて誰もボロ出さない…、普通だったら、どっかで
「なんちゃって〜」
的な話になるじゃないですか。今までみんなとこの話しても、未だチンプンカンプンなんで、、本当に起きたことなんだなぁ〜って思ってます。
ただひとつ、今でも印象的なのは、この問題の子が覗いてた携帯から漏れる光が強烈な緑色だったんですよ。
当時はまだガラケーの時代でしたが、もう殆どカラーに移行していて、緑の光を放つのは、その当時から一昔前の世代の白黒時代なんですね。だから、もしかしてこの子が幽霊か何かの類いであれば、少し前の時間に火の玉ホールに訪れたことのあるなんらかの魂なのか?とか考えちゃってるわけですが…。
も一つさらに怖い話をすれば、この子を一緒に目撃した人は、女の子なんですけど、我々のメンバーの中で、1番不良で、なんなら筋金入りのジ○ンキーだった!!
その人と俺がシンクロして同じ何かを見た!てのが今でも1番怖いとこです。
おあとがよろしいようで…、
さよならっきょ♪ともだちんこ♡
Hoseya Barrazaのミュージックバー『ホログラムシティ通称:THC』では、コラムの語り口そのものの生ホセヤさんと楽しく夜通しお話しできますよー♪
那覇にお越しの際には是非お立ち寄りください!!
The Hologram City(通称:THC)
那覇市久米2-16-48 地下1階
X(ex Twitter)
https://twitter.com/hoseyaBarraza
インスタグラム
https://www.instagram.com/TheHologramCity/
My Garo
内田樹の『俺のガロ』〜続きが読めると思うなよ〜
アッパレ気狂い
内田樹(UCHIDA ITSUKI)
俳優・映像作家・DJ・イラストレーターなど幅広く創作活動に励む、東京生まれ沖縄育ちの15歳。・YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@itsuki-t8w
↑今後たくさん動画がアップされていく予定ですので、チャンネル登録お願いします!
・出演作品
映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』2025年3月公開!
https://gaga.ne.jp/stepout/琉球新報ドラマCM「象とオジーと友達と」
~新聞記事から生まれたリアルストーリー~
https://www.youtube.com/watch?v=Eelt8O_dmZ0・映像制作
虐げられた民 / チョコモナカ●ャンボ(脚本・監督・演出)
https://www.youtube.com/watch?v=GZr2VSE3KT8虐げられた民 / DRUMN(監督・撮影・編集)
https://www.youtube.com/watch?v=ddilRJbRt9U虐げられた民 / サイレントモノクローム(撮影・編集)
https://www.youtube.com/watch?v=RypMcKVXh2M
146’s Manga
いっちょむ漫画『オモイトランス』
Photo Gallery
フォトギャラリー・illuminati @ 久米騒動〜秋ノ乱〜
2024/9/22 illuminati @ 久米騒動〜秋ノ乱〜(ABDステージ)
写真 by DAITAKU
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フォトギャラリー・TAKUMAXXX&死愚魔くん+クーロンドラギャレット @ 久米騒動〜秋ノ乱〜
2024/9/22 TAKUMAXXX&死愚魔くん+クーロンドラギャレット @ 久米騒動〜秋ノ乱〜(THCステージ)
写真 by DAITAKU
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フォトギャラリー・2024/9/22 悪遊(YANA-ASHIBI) @ 久米騒動〜秋ノ乱〜
2024/9/22 悪遊(YANA-ASHIBI) @ 久米騒動〜秋ノ乱〜(THCステージ)
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