OKINAWA UNDERGROUND沖縄アンダーグラウンドの音楽シーンを隔月でご紹介

Vol.006

『虐げられた民』Cover Photo by DAITAKU

沖縄地下音楽 Vol.006

2024/2/1 発行

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Live Report

ライブレポート『NARU_KA_MI』

ライブレポート:いっちょむ
絵や文を書いて生きてるひと。
沖縄県出身。
好きなものはライブとひじきの煮物。

ソロアーチスト・NARU_KA_MI

艶やかな赤髪が揺れたとき、人々の心も揺れるのだ。

いつもに増して人通りの多いコザのパークアベニュー街。それは会場であったスラムバーも例外ではない。
賑やかな店内では、近隣で国内外のアーティストが集うフェスが開催される前夜であったためか、様々な言語が飛び交っている。
フリーライブも重なって、店内は観客たちで満ちていた。
そんな観客たちが見つめるステージ上で、彼らを迎えたのがNARU_KA_MIであった。

トラック作りに使用するDAW機材をステージに据え、音出しをコントロールする。エレクトロニカをベースに日本的とも無国籍ともとれる独特な音楽世界を展開している。

彼がPCで自ら演奏を始め、伸びやかな歌声を会場に響かせたとき、カウンターでお喋りを楽しんでいた客たちもステージへと目線を向ける。
もしかしたら、NARU_KA_MIを知ったうえでライブを見に来た外国からの客人も居たかもしれないが、そうであるならば彼のステージに驚いたに違いない。
私がNARU_KA_MIに毎度驚かされる事柄でもあるが、彼はリリース(配信)した楽曲をその通りにライブで再現することをしない。
ライブでは必ずアレンジを加え、そこでしか聴けない演奏と歌を披露する。
これは彼のライブに足を運んだ観客たちへの贈り物に他ならない。
NARU_KA_MIは常に最新の彼の音楽的進化を観客に届けているのだ。
その音楽への真摯な姿勢は、自然と彼を初めて見る観客たちの心も惹きつける。
実際、ステージ前ではNARU_KA_MIの曲のリズムに合わせて踊る観客も居た。
人間は素直な生き物であるから、楽しいときは体が自然に揺れる。
それに応えるようにNARU_KA_MIもステップを踏んだり、手を大きく動かして全身で観客に演奏を捧げる。
観客たちは静かにNARU_KA_MIを見つめ、彼の一挙手一投足を、彼のトレードマークでもある赤い髪から爪先までしっかり見逃さないように息を呑む。
「極まりてまた無に帰す」のときなど私の体もその音に揺さぶられてしまった。

12月にリリースした『L.L.F』は落語の寿限無を大胆にマッシュアップ。ラッパーのTaix2をフィーチャー。ライブでは息のあった二人の掛け合いが楽しめる。

そんな彼のステージを後押しするように客演も入る。
去年12月にリリースした、その日同じく出演したバンド・虐げられた民のボーカルTaix2との楽曲「L.L.F」を披露したときは、2人どちらも全力の歌声を観客にぶつけ、観客たちの心を掴み取る。
最後は畳み掛けるようにまだリリースされていない新曲を絶唱するNARU_KA_MI。
背後から当てられたライトが彼を眩く照らし、その歌声と輪郭の美しさに慄いた。

観客の心をもぎ取ったステージを去ったNARU_KA_MI。
もしこれを読んでいる方の中で、NARU_KA_MIの音楽を配信だけで聴いている方がいるなら、ハッキリ言って貴方は損をしていると言わざるを得ない。
常に最新は彼のステージ上で更新される。最新の音楽を、最新のNARU_KA_MIを貴方自身で受け取ろう。今からでも間に合うから。

L.L.F. (feat. Taix2)

NARU_ KA_MI / YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@naru_ka_mi7220

Live Report

虐げられた民 / チョコモナカ●ャンボMV撮影レポート

現場レポート:いっちょむ
絵や文を書いて生きてるひと。
沖縄県出身。
好きなものはライブとひじきの煮物。

曇天の空模様。
押し寄せては流れされていく雲の群れは、師走の忙しなさを表しているかのようであった。
物語のイントロダクションに相応しい2023年12月某日。某所にて、ひとつの物語の記録がスタートする。
BARが混在する雑居ビルの前。
普段は人気のない昼間の時間帯にも関わらず、チラホラと人影が現れ始める。
それは撮影を聞き付けて集まったエキストラ達と、今回の物語を導く役目を担う、初監督および初脚本を務める内田樹、そしてONE MAKEで撮影編集を務めているS.G.Yがカメラマンならび助監督として彼をアシストする。

撮影現場に着くや否や、いそいそとカメラテストを開始するS.G.YとTaix2

エキストラが各々配置に付き、内田が合図すると、S.G.Yのカメラが回る。物語が始まりを告げた。
皆の目線の先にあるBARの重い扉がゆっくりと押し開かれる。
中から姿を見せたのは虐げられた民のボーカル・Taix2。この物語の主演である。
主演の務めはまず観客と共に盛り上がるライブシーンの撮影から入る。
ライブには慣れているであろうTaix2。
だが、今回は物語を演じる身として出演であるためか、内田とS.G.Yの演技指導を受ける表情には幾許かの戸惑いが滲む。
カメラもそれを撮り逃さないため、幾度かのテイクを重ねることに。
しかし、次第に監督の意向を理解したTaix2の全力のフロウを見せる。
エキストラも実際のライブのような盛り上がりを見せ、このシーンの撮影は終了。
ようやく強張った表情が和らいだTaix2であったが、この物語の始まりは彼の苦難の始まりでもあることをまだ知らない。

観客役として集まってくれたエキストラの皆さんに配置についていただいて撮影

ライブシーンの撮影が終わると、少しの休憩を挟んだ後、撮影場所をABD RECORDS BARに変えて今度は室内での撮影がスタートする。
ここで虐げられた民のメンバーが勢揃いし、全員でのライブシーンも撮影した。

これは余談だが、ウッドベースに初めて触るというヨーゴが、それを全く感じさせない演奏を披露し、彼の音楽的なセンスに感動した。

朦朧としたTaix2がステージに目をやると、バンドでパフォーマンスする自分が見えるというシーン
初めて触るアップライトベースをさらっと弾いてしまう天才ヨーゴ君(右から2番目)

ここからライブ以外のシーンの撮影が始まる。
主演のTaix2がバーテンダーに扮して、彼の(ストーリー上の)人間性に焦点が当たるという物語の多くを占めるシーンの撮影だ。
つまり「演じる」ことを強く求められる部分である。
怠惰なバーテンダーとして仕事をこなすシーンひとつ取っても、内田とS.G.Yの細やかな演技指導が伝えられ、不慣れでありながらも彼らに応えるように演技をこなすTaix2。
しかし経験値不足は否めず、何度も何度も撮り直しや演技指導が重なる。
次第に疲れが顔に滲んできたが、それでも演技をこなすTaix2。

とにかく怠惰な演技を頑張る(?)Taix2。素にみえなくもないが・・・演出です!
終始和やかな雰囲気で息ぴったりな内田監督(左)と撮影監督S.G.Y(右)

そんな彼に最大の試練が訪れる。

助演であるジュン(※ber PERMANENT VACATION店主/バンドFunky Soul Stuffなどでも活躍)とのシーンの撮影である。
このシーンではジュンからTaix2が酒を浴びせられるのだが、衣装の替えが無いため撮れるテイクは1回のみ。たった1回でお互いの全力を出さねばならない緊張のシーンだ。
しかし、先ほどの取り直しを忘れるほどに、ジュンとTaix2が見事な怪演を見せ、しっかり1テイクで撮影が終了。監督内田もS.G.Yもお墨付きのシーンとなった。

ダークスーツがビシっと決まってる助演のジュンさん。見どころの一つでもあるこのシーンでの二人の怪演は是非MVでご覧ください!
撮影時の画角をiPhoneモニターで確認する内田監督(左)写真は血糊で鼻血をつけているところ。
『はい、鼻血入りまーす♪』

ジュンとのシーンが終わったものの、Taix2ひとりの撮影が続く。
時折カメラを回すS.G.Yが愛のあるゲキを飛ばして励まし、内田からの表情についてのアイデアを受けつつ疲労に苛まれながら全力の演技をするTaix2。
そのおかげか物語のクライマックスのシーンである、叫び狂うシーンを撮影するころには、序盤には無い迫力すら感じさせるほどになっていた。

叫び狂って頭を抱えるシーンでは、何度もリテイクすることに。
繰り返されるテイクに疲労困憊のTaix2

様々な困難を乗り越えて撮影はクランクアップ。
関係者の拍手がABDに響き渡り、主演の顔にも安堵の表情が点った。

しかし、内田とS.G.Yは冷静だ。
2人は既に編集作業へとシフトしていて、それぞれ自分なりにラフ編集を行っている。
驚くべきスピードとバイタリティーに唖然としてしまう。

打ち上げの食事中もスマホを駆使してラフ編集する監督。とにかく作業が速い!

その速度はいかほどかといえば、開けた2024年の元旦には、ほぼ出来上がったビデオクリップを見せてもらうことができたほどだ。
新年早々、彼らの熱意に腰を抜かしてしまった。

しかし、大事なのは速さだけではなく内容である。

さて、そんな作品の出来栄えは如何に。

…それは、是非ともこの目で確かめて頂きたい。

個性的な出演者。
少しのギミック。
紡がれるストーリー。
演出の数々。

この物語の終わりは、見たものだけが辿り着ける場所である。

その場所に辿り着いたとき、見たものの心が揺れたとき、この物語はようやく終わるのだ。

そして貴方の中で再び始まりだす。
記憶に刻まれた物語として。
貴方の物語として。

長時間の撮影、おつかれさまでした!

MV『チョコモナカ●ャンボ / 虐げられた民』

この日に撮影されたMVが公開されています。
血糊と汗と笑顔の結晶、是非お楽しみください!

撮影協力
ber PERMANENT VACATION
沖縄県那覇市壺屋1-4-17 103号
OPEN 20:00~26:00くらい・不定休

・X(Twitter)
https://twitter.com/jun65764988

・Instagram
https://www.instagram.com/bar_permanent_vacation

ABD RECORD’S BAR
那覇市久米2-6-7 プラザエポックビル205
OPEN 月22:00〜27:00・水金 20:00〜26:00・不定期でライブイベントあり

・WEB SITE
https://abd-records.com/

Live Report

ライブレポート『マタコンヤズ(また今夜ズ)』

『マタコンヤズ(また今夜ズ)』・・・知る人ぞ知る那覇の名物ロックバカ・所作と引く手数多の実力派トロンボニスト・タツヤの超フリーダムスタイル・パンクユニットのライブをハルキの私小説スタイル渾身レポートでおおくりします!

ライブレポート:スターレス(はるき)
空想する人。
惰眠を貪って〼。
プログレとモフサンドが好きデス。

実力者トロンボニスト・タツヤ(左)とロックバカ所作(右)のフリーダムスタイルパンクユニット『また今夜ズ』(写真は2024.1.1 ABDでのライブから)

また今夜ズ in 危険夜 Dangerous Night!! at AZAT FANFARE(ファンファーレ)
2024年 1月19日

あなたが笑顔を忘れそうなほど煩悶し懊悩しているのなら、また今夜ズを観にいってほしい。きっと、絶望の夜を越えられるから。

2024年、一発目のライブ観戦が、また今夜ズであった読者諸兄諸姉の方も多いのではないかと思いますが、ABDの新年会に足を運んだぼくも、2024年の幕開けを飾る初ライブ観戦はまた今夜ズでありました。勿論ユカイツーカイなライブで、とびっきりの新年を迎えることができました。
元来、出不精なぼくは外に出掛けることが億劫で、なるべくなら部屋にこもって書痴っていたいのですが、油断しているとタナトスや鬱るんデスなんかが忍び寄って来るわけです。そんなときには、無条件でユカイツーカイになれるものが必要なわけです。

1月19日、長引く風邪に喘ぎ苦しみヘラってもいたぼくは、絶望に効く薬を求めてファンファーレへと馳せ参じたのです。
タツヤさんのトロンボーンが高らかに響き渡る。印象的なリズムとメロディーは、たぶんエヴァン症候群なあの曲だ。まるでぼくの胸の内を見透かすかのように「逃げちゃダメだ」という所作さんの呟きが繰り返され「ぼくが乗ります」なる宣言がなされると危険な夜がはじまったのでした。

「行くぜッ! また今夜〜!」と所作さんが気持ちよく声をあげると『また今夜ズのテーマ』が歌われる。
間髪を容れず「夜を超えた音楽や思想は明け方に輝き出す」という美しいフレーズのアカペラにのせて、フリーキーなトロンボーンが絡みつく次の曲がはじまる。
ライブ開始からまだ3分しか経っていないのに、白熱のテンションだった。
ウルトラマンなら帰ってしまうところだが、また今夜ズこそ怪獣無法地帯だ。レッドキングとチャンドラーが仲良く手をつないで、ここからが宴の真骨頂だ。

トロンボーン+ピンボーカルという異色の編成ながら、常にテンションはマックス!(写真は2024.1.1 ABDでのライブから)

「カモン、タツヤ!」の掛け声とともに、景気のいい音色でトロンボーンが火を噴くと、ぼくの鬱もTMNのUTUも吹き飛ばすような豪快な曲『お●んちんイエーイ』が演奏される。超ド級のユカイツーカイに抱腹絶倒筋肉崩壊太郎であります。
お●んちんという天衣無縫の極みなことばに、所作さんの勇壮な声がさらなる説得力を与える。
声には出せなかったけれど、脳内でふるえるぞハート燃えつきるほどヒートに叫びました。おかげさまで鬱屈した鬱陶しい頭は、新し頭へと入れ替わって元気100倍です。

名曲のあとに、なぜか「ソルバルズです」という謎の大ウソを云うと、対バンのフェイマス・ジャパニーズのために作ってきという新曲『ニシオギトウキョウ』が演奏された。所作さんが全編にわたってフェイマス・ジャパニーズとくりかえし、タツヤさんがユニゾンで返す、熱いリスペクトたぎる演奏でした。

危険な夜なのでいけない曲もやらないととオケを流してはじめたのが『い・け・な・いルージュマジック』
まるで合体事故を起こした教授とキヨたんが召喚されたようなメガテンなムードでインモラルな気分にさせられました。
演奏後、所作さん曰く「カバーは大変だね。ウチは一応オリジナルってことで売ってるんで。流石に今の曲は隠し通せないんでカバーです」と、サイコーにパンクな発言が飛び出しました。なので、それを踏まえてレポートさせて頂いてます。

一年前にも、フェイマス・ジャパニーズとライブをやった思い出を語りながら、なぜかタツヤさんの死亡フラグを立て、ぼくらはソルバルズじゃありませんと先程のウソを謝罪すると、ライブは中盤のスカコアタイムへと突入。
パーパパパパ、ナナナナナ、ララーララララとスキャット3連打で必殺のゴキゲンなナンバーを3曲連続で演奏。続けて「酒飲んだら吐いた」と連呼されるお酒賛歌が歌われ、ビールも美味しく壺中の天地めいたままライブは一気にクライマックスへと向かっていく。

所作さんが良心の時間と呼ぶタツヤさんのソロコーナーがはじまろうとしていた。ぼくは今日、また今夜ズはただ楽しいだけじゃなく、あらためて所作さんの声とタツヤさんのトロンボーンの音が、とても相性のいいものであることに気づかされた。よく「また今夜ズは、タツヤさんの無駄遣い」という言説を耳するが、言い得て妙でありながらも、この2人だからこその唯一無二なアヴァンミュージックが生成されているのだと思う。

そして、長いMCのなかで、さらりと重大発表がなされた。なんと、また今夜ズはそのうち3人編成になるとおっしゃられたのだ。だから、2人体制のまた今夜ズを観られるのはあと数回かもと。この怪獣無法地帯がよりパワーアップする。新たな刺客はマグラか、はたまたピグモンか。

タツヤが殺しにかかってくる。優雅と郷愁が行ったり来たりするジャジーでセンチなすばらしいトロンボーンの独演を終えると、狂熱の問答『戦え何を人生を』へと突入する。オーディエンスも飲み込み、ぼくらは16ノットで闇を、或いは病みを泳ぐ。所作さんの千切れんばかりの絶叫が、タツヤさんの重厚さ極まりない神の楽器が、ふしだらでだらしなくくだらないぼくの人生に喝を入れる。どうか郷田三郎にならないようにとこゝろに誓う。「それでも、戦わざるをえない」のだが。

そして楽しい時間にも終わりが訪れるのです。パーパパパパがリプライズされ「米田、オケ、カモーン!」の合図とともに、代表曲『ちん●がタツヤ』の演奏がはじまった。世界一崇高なピアノのオケにのせて、哀愁のトロンボーン、そこに人類の生存を遺伝子へと祈りをこめたフレーズが何度も何度も繰り返される。タイトルに秘められたことばは希望であり、歌われる想いは人間賛歌だ。
しかし、タツヤさんの叙情的なソロに入った途端、信じられないトラブルに見舞われたのである。オケが止まったのである。しかし、CDは動いているという。三茶ならぬファンファのポルターガイストか、もしくは聖母マリアの逆鱗に触れてしまったのか。演奏は中断を余儀なくされかけたが、オーディエンスの温かい声援に囃したてられ奇跡的に再開する。そう、なすがままに、あるがままに。

「ワンダフル、トゥナイト、ギルガメッシュ」サビにこめたもうひとつのフレーズが夜に響く。これこそ、夜を越えてあしたを迎えようという希望のことばだ。かつて尾崎豊という夭逝した偉人が問うた「自由になりたくないかい!」の叫びに、ぼくは何度も救われてきた。そして今夜ぼくは、所作さんという妖精めいた異人の自由への叫びを聴いた。「ワンダフル、トゥナイト、ギルガメッシュ」あの3つの番組こそ、夜を越えていく自由の象徴でしたね。

オケなしの演奏はカオスになりながらも、所作さんとタツヤさんの調和は凄絶で、そのままラストの『また今夜ズのテーマ』に雪崩れ込むと、ゴキゲンな有終の美を飾ったのでした。
「また今夜〜!」なんてステキな響きをもつことばでしょう。
またひとつ夜を越えて、まだいのちは動いている。

マタコンヤズ(右前2人)とFamous Japaneseの皆さん(危険夜 Dangerous Night!! at 安里ファンファーレ)

続いて演奏をされたバンド、Famous Japanese(フェイマス・ジャパニーズ)も言語を絶する素晴らしさでした。
バイオリンやグロッケンシュピール、パーカッションやサックスを含んだ8人編成で、マハヴィシュヌ・オーケストラにウェザー・リポートがサンタナを爆発させたような、云うなればタイラントのような最強の音楽でした。
終盤ででタツヤさんをゲストに迎え演奏されると、ラストでビートルズの代表曲である『レット・イット・ビー』がはじまった。
客席にいた所作さんが、照れながらも促されるままステージに立つと、感動的な歌声で歌いあげた。
「答えはきっと見つかるはずだから、あるがままに」
その歌声に、音楽が本当に好きなんだなあって、その想いが伝わってきて、ぼくの夜は、余韻嫋々で幕を下ろした。

はじめてまた今夜ズを観た日、所作さんがドラえもんにまつわるフレーズを叩き出して、それにタツヤさんがトロンボーンで呼応する『即興・ドラえもん』の衝撃が今でも脳裏にこびりついていて、また出会えたらいいなって思ってるんです。
3人編成になるという『また今夜ズ』もとても楽しみです。
気がつけば、タナトスちゃんは消え去って、ぼくのこゝろはユカイツーカイ。
もし、あなたが笑顔を忘れそうなほど煩悶し懊悩しているのなら、また今夜ズを観にいってほしい。きっと、絶望の夜を越えられるから。
また今夜〜!

また今夜ズ
2024年1月19日 AZAT FANFARE

1 DECISIVE BATTLE風
2 また今夜ズのテーマ
3 夜を超えた音楽や思想の歌
4 お●んちんイエーイ
5 ニシオギトウキョウ
6 い・け・な・いルージュマジック
7 ポットショット
8 ゲルググ
9 ケムリ
10 焼酎
11 タツヤソロ
12 戦え何を人生を
13 ちん●がタツヤ
14 また今夜ズのテーマ

安里のライブバー『AZAT FANFARE』では、通常のバー営業の他、不定期でライブイベント・毎週水曜日にフリーセッションも開催しています。

AZAT FANFARE(ファンファーレ)
那覇市安里1-1-60太平ビル3A号室
OPEN:20時くらい〜深夜・不定休

X(ex Twitter)
https://twitter.com/azat_fanfare

Owner’s Interview

インタビュー『NEO POGO TOWN』中編

沖縄市コザ・パークアベニューの一画で、ライブスペース・雑貨屋さん・カフェなどの集合施設として様々な活動を展開している『NEO POGO TOWN』
インタビュー中編では、NEO POGO TOWNの主軸となっている『オルタナティブスペース』の在り方・彼らの目指す理想の『居場所』について、さらに突っ込んだお話を伺いました。

マリさんが手に持っているのは世界各地に点在する『オルタナティブ・スペース』が紹介されている『SLING SHOT』という手帳。インタビュー内で詳しく説明しています。

反差別的な、誰もが安心して安全に暮らせるスペース。居られる場所っていうのが、オルタナティブスペース。

いっちょむ:居場所を共有してるという理由について、お話してくれると嬉しいです。

ナルト:まず、店に入ってすぐのここがリビングです。よくフリースペースって呼んでて、ただ、暑いからとか疲れたとかで、休憩できる場所です。
みんな買い物とかしなくて良いから気楽に人が集まれる場所にしたいと思ってます。
あとは、面白い情報が複合的に集まるコミュニティスペースみたいにしたくて。
それでネオポゴタウンの前に、オルタナティブベースって。(正式名称はAlternative Base Neo Pogo Town)
代替的な基地というような名前をつけたのも、最初作る時に、こういう場所にしたいよねっていう考えはあって。

ユウ:元々、オルタナティブスペースと呼ばれている場所っていうのが世界中にあって、それは大体パンクのカルチャーがルーツになってるとこが多いんですけど、旅先とかで困った時に、その町のことを教えてもらったりサポートしてもらえるような場所として世界中に点在しています。
で、オルタナティブっていうのは、音楽的なオルタナティブっていうよりは、本来の言葉の意味で「代替的な・主流とは違うもの」としてのスペース。

ナルト:えっとスリングショットっていう手帳があるんですけど・・・

マリ:アメリカのバークレーのアナーキストたちが作ってるラディカル手帳です。まぁスケジュール帳ですね。

ナルト:これ、表紙や裏表紙以外にも中のデザインもかなり凝っていて。

スリングショットを手に持ちながら内容を説明してくれるマリさん。スリングショットはNEO POGO TOWNの雑貨屋さん『mzizm』で入手できます。

マリ:(スリングショットを手に持ちながら説明)世界中の革命の歴史が書いてあったりとか、全てのページが手書きで作られてるんですけど。

ナルト:この手帳の後ろの方に、世界中のオルタナティブスペースの情報が載っています。

マリ:ラディカルコンタクトリストっていう。世界中のね、いろんなライブをするスペースだったり、カフェとか、本屋さんとか雑貨屋だったり。社会問題について議論するスペースとか色々。一括して言えるのは、なんだろうね、アナキズムが基調にあるスペースがたくさん載ってます。
うちの店も載せてもらってるし、例えば、自分たちアルカシルカがヨーロッパツアー行った時にライブするようなスペースは、ほぼ全部載ってて。
それがどういうスペースかというと、例えば、セルビアとかだと、ロマ民族(いわゆるジプシーと呼ばれる流浪の民)ってすごい迫害されてて、居住区以外だともう1人で外を歩けないらしいんですよ。
塀の中に閉じ込められて住んでて、その居住区から子どもだけで外に出ると、地域の人たちから暴言や暴力を振るわれるから、1人では外を出歩けない。
だからその、オルタナティブスペースを運営しているセルビア人たちが、子供たちと一緒に外に出て、その子らを守りながら海に連れてったり、勉強教えたりとか・・・うちらがライブしたスペースでは、遊び道具がいっぱいあって、そこで、ロマの子供と遊んだり、勉強したりしてるようなスペースでした。

ユウ:基本的に、反差別的な、誰もが安心して安全に暮らせるスペース。すごすことができる場所っていうのが、オルタナティブスペース。

マリ:そういうスペースがメインで載ってる本。そうじゃないのも混ざってるかもしれないけど・・・

ユウ:・・・ぐらいな感じで。まぁそういうのが、オルタナティブスペースっていうんですけどね。
単純に、やっぱその『居場所』って俺はすごい大事だと思ってて。
もちろん、音楽とか絵とか演劇とか、いろんな表現ってあると思うんですけど、なんかそれは・・・なんだろうな、ちょっと、流動的というか、居場所とは違うじゃないですか。
音楽は普通にCD聴いたり、iPhoneで聴くことはできるけど。でもやっぱ、場所ありきじゃない?ライブとかもそうだし、それを表現するために練習するのも。
物を作るとかっていうのも、家でもできるけど、アトリエだったり、何をするにしたって、場所って消えてなくならないから。

暮らしの中に様々なイベントが発生する『場所』の必要性について語るユウさん

ユウ:自分たち、ずっと遊び続けて・・・なんだろうな、いろんな国とか、いろんな地域にどんどん友達とか出きて、(そんな友達が)沖縄行きたいとかってなっても、飛行機で来るしかないから宿泊費も交通費も負担がおっきくなったりもするから、『沖縄に来たらここに来ればだいじょうぶ!』ていう場所を作りたい。

マリ:そうだね、うん。

ユウ:(ネオポゴがなかったら)居酒屋とかになっちゃうかもしんないし、それはそれで別に楽しいけど。そんなんじゃなくて、別に連絡なくても、急にフラッと遊びにこられたらいい。

マリ:なんとかなるよっていう場所はね、大事にしたいよね。

ユウ:友達だけじゃなくてもね、いろんな(事情の)人が。

マリ:ね、困ってる友達とかが何かを相談しに来てくれるのもすごい嬉しいし、みんなで一緒にどうしたらいいか考えたりとか、よくあるよね。(笑)

ナルト:ほんとになんか生き死にの問題がかかってるみたいなパターンもあるし。個人的な悩みでもね。

マリ:うん、仕事きつすぎるとか・・・そんなことで良い。

あらゆる、マイノリティ、マジョリティ、誰もが安心して過ごせるスペースとしていきたい。
頭で考えたことを現実に実現できる。想像したものは、作り出せる。

『セーフティースペースとしてのネオポゴ』の2大コンセプトについて慎重に言葉を選びながら説明してくれるナルトさん(左)とマリさん(右)

ウッチー:人によっては、こう、セーフティースポットというか、そういうものを求めて訪れる人もいるということですね?

ナルト:俺たちも最初から全て言語化して表せてはないですけど。去年まで、コロナ禍の2年くらいかな?山ちゃん(ヤマザキOKコンピュータ)が、ネオポゴの中で浪浪(ロウロウ)ってお店やってたんですけど、山ちゃんも凄く色々なことを考えていて。

マリ:勉強家だよね、

ナルト:色々、安心して暮らせる社会作りみたいなことで、習える部分がめちゃくちゃあって。で、去年、コロナのタイミングで、俺たちもお店のことをもう1回考えて、さっき言ってた、『セーフティースペースとしてのネオポゴ』ってどういう場所だろうって改めて考えた時に、ホームページとかにも載せてるんですけど・・・

ユウ:あらゆる、マイノリティ、マジョリティ、誰もが安心して過ごせるスペースとしていきたい。

マリ:もう1個。『頭で考えたことを現実に実現できる。想像したものは、作り出せる。』それが二つの大切なコンセプト。

ナルト:改めてそういう風に言語化して表に表すことで、共感してくれたりとか、みんなが考えてくれたりとかしてくれるようになった気がする。
ただ遊べるスペースとか、そういうことだけではなくて安心してみんなが集まれる場所を作ろうとしているっていうのが伝わっている。完璧ではないですけど。

マリ:うちらも勉強しながらですけど、間違えることだってあるし。
けど、やっぱりこの場所では絶対に、差別的な話とか、発言だったりとか、誰かが傷つくようなことはなるべくないようにしようって意識はしていて。

スタッフ間でもそういうことがあった時に、『それはやめようよ』とかいうことは大事にしてますね。自分らもね、全然・・・

ナルト:『やべえ!』みたいなこと何回もね。
一緒にやっていきながらでも、注意されたりとか、今のよくなかったよとか言ってて、後から『確かに!』(と自覚する)みたいな。

マリ:例えばその色鉛筆で当たり前に『肌色の色鉛筆どこ?』とか言ってたけど、山ちゃんが『肌色って言葉ちょっと変じゃない?』って言い出して。『肌の色なんかみんな違うのに、あの色鉛筆の肌の色は肌色って書いてあんの、ベージュに書き換えよう!』とか言って。(笑)

一同:あはは(激しく同意)

ナルト:ホントに、その、言葉狩りがしたいとか、そういうことではなくて・・・

いっちょむ:小さな思いやり?

ナルト:小さな。そうそう。

マリ:別にそれで怒るとかもないし、ただ、みんなで気を付けて、良くなることならね。

ナルト:ちょっとずつ、自分たちの中でも、そういう配慮を深めていきたいし、そういう仲間がいっぱい来てくれた時に、改めて自分たちも勉強になることが多い。

マリ:うん。勉強しながらだよね本当に。

ウッチー:これ、僕のお店の話になるんだけど、ABD(ウッチーの経営する那覇のライブバー)なんかも、まぁ比較的下品な話をする機会が多いんだけど、バンドの中とかね?

マリ:はいはい。(笑)

ウッチー:で、それはほら、バンドの中の共通言語としてして、下品な話してるんだけど、特に、やっぱ僕はイベントの時とか、人がたくさん集まってる時に、そういう話題が出るのが大嫌いで・・・

ナルト:うんうん。

ウッチー:差別的な発言だったりとか、悪気はなくても、ちょっと『それはあんまりだぜ?違うぜ?』っていうの、気にはしてるんで、(注意を施す意味で)言うようにしてるんだよね。
もちろん僕もそういう発言しちゃうことすごいいっぱいあるよ。昭和の親父なんで。

一同:笑

ウッチー:でも、後で自分が気づいたり、人からね、教えてもらったりすると、ちゃんと顧みて改善しようとか思ったりして。
そういうやり取りをたくさん繰り返していくと、お互い比較的楽に話せるようになるんだよね。『ちょっとそれ言い方違くね?』っていう風に言うだけで通じるようになってく。

マリ:ミスったから攻めるってよりかは、みんなで良くしていくようにね。

ナルト:これに関しては完璧な人はないですよね。

一同:うんうん。

いっちょむ:みんなそれぞれ価値観とか違和感とかがあって、それを少しずつなんとかすり合わせて・・・

マリ:ほんとにすり合わせです。

いっちょむ:なんかそれで変わっていくんじゃないかなって私も思って、特にそれを慎重にやってるのが、ここ(ネオポゴ)だと思いますね。

マリ:気を付けて行きたいです。

本当は配慮なんかしないでも、それが当たり前になってるのが1番いいんだろうなって思ってる

ナルト:戦争問題についても、多分みんな戦争なんて起きてほしくないって思ってるだろうけど、反戦的なところは当たり前に意識してます。
あとは、環境問題とかもなるべく・・・例えば、ペットボトルをね、なるべく減らそうとかも。
使っちゃうけどね、ある程度は。しゃあないけど、少しでもっていうこととか。
あと、ヴィーガンへの配慮とか。

マリ:ヴィーガンの方が多いんですよ。さっき紹介した、ヨーロッパのオルタナティブスペースとかは。
提供される食べ物はヴィーガンフードが多くて、理由は、みんなそれぞれなんだろうけど、よく聞いたのは『みんなで同じ食卓を囲えるように』っていうこと。

ユウ:ヴィーガンって聞くと動物が可哀想だからという理由だけのように思うかもしれないけど、もちろん思想もあるだろうけど、他にも健康面を気にする人、あとは環境問題を危惧したり、宗教もあるし、いろんな理由で肉を食べない人たちとかっていうのもいるから、そういう様々な立場の人たちが、なるべく同じ1つの食卓を囲めるようにと考えて実践されています。
ネオポゴでは、まだそれができてるわけではないけれど。

ナルト:俺たち自身はヴィーガンではないので。

一同:うんうん。

ナルト:けど、それなりにイベントで人が集まる時に、例えばマリコちゃんが、イベントの打ち上げでヴィーガン向けのタコライス作ってみたりとか、最近だと、新しく入ったバンクシア(ネオポゴのカフェ店舗)がヴィーガンのメニューも出すとか。

一同:うんうん。

ナルト:ヴィーガンの人が来た時でも、一緒に楽しめるようにしたい。

いっちょむ:でも、そういうことを常日頃考えて、目標にして、配慮したいっていう気持ちが、すごくいい作用になると思うんで。

マリ:そう言ってもらえるとね、ありがたいですね。考えてはいきたいよね。

ユウ:本当は配慮なんかしないでも、それが当たり前になってるのが1番いいんだろうなって思ってる。気をつける必要がないみたいな。気をつけないといけないってのは、まだ社会が追いついてないからとかっていうのはあるかもしれないけど、本当はね、みんなが自由に安心して過ごせるようになったら、気にすることはなくなっていくって思うけど。

マリ:うん、そうだね。うん。

MCって本当・・・ずるいって言ったらおかしいけど、大チャンスタイムみたいな感じだなって最近思ってて。

MCは大チャンスタイム!キレキレなライブはもちろん、ユニークな語り口のMCも楽しいナルトさん

ウッチー:HELL型(ナルトのバンド)がね、久米騒動(ABDとThe Hologram City主催の那覇のライブサーキット)で出てくれて、MCでコメントする時に、ナルト君の想いを必ず言ってくれるのよ。
そうやって、だから、ネオポゴの中でみんなで話すっていうことプラス、それぞれバンド活動で外に行った時に、自分の考えを必ず言うじゃん。

一同:うんうん。

ウッチー:あれが俺、すごい素敵だなと思ってて。

ナルト:俺もHELL型はなんだかんだで7、8年やってるんですけど、最初からそうだったんじゃなくて、アルカシルカのメンバーとして加入していた時期にいろんな国回ってきた経験とか、いろんなバンド、PUNKバンドも見てきた中で、めっちゃMCって最強の時間だなっていうのをよく思ってて。

ウッチー:さすがにあの、『(曲の内容を)言ってから演奏しないと何言ってるかわからないと思うんで!』ってMC聞いた時は爆笑したけどね。

一同:あっはっはっは。(笑)

ナルト:音楽のかっこよさとちょっと違うかもしれないけど。(笑)、

ウッチー:でもほら、その曲の中身はこういうこと言ってんだよ!ってあらかじめ説明した上で、フィジカルに音楽を楽しんでもらうって、すごい大事だなっていう、なんかハっと気付かされるよね。

マリ:最近めっちゃ喋ってんね。(笑)

ナルト:いや、なんかMCって、あれ、ずるいですよ。ほんとになんか。だってみんな聞いてるじゃないですか。

一同:うんうん。

ナルト:で、普段暮らしてる中で、みんなが聞き耳立ててくれることなんてあんまりないじゃないですか。しかも自分が喋っていい状態。みんなが聞いてくれるみたいな時に、ここぞっていうタイミングってあんまりないから、MCって本当・・・ずるいって言ったらおかしいけど、大チャンスタイムみたいな感じだなって最近思ってて。でも、マジで意味ないMCも好きなんですよ。

一同:あっはっはっは。(爆笑)

ナルト:師匠がファニーノイズのシュウタロウさん(FUNNY NOISEというバンドのドラマーで超個性派人間)なんで。(笑)

一同:爆笑

ナルト:逆に、坂本慎太郎とかが、なんも喋らないで音楽をこう、ただただやってくのも好きだけど、でも自分が普段生きてる中では、思ってることとかを言えるチャンスタイムでもあるなと思って。バンドの歌詞で書いてるとかもあるけど、一言みんなに言える『大チャンスタイム』だなって思ってますね。最近特に。

ウッチー:一昨日までの、この2日間のGIG騒音舎の超伝導と、あのMUSICTOWN音広場の真昼間安全地帯、那覇GIG昭和の超伝導、ほぼ全部の出演バンドがMCで、ちゃんと思い思いのことを表明していたのが、すごく印象的で。その(想いを伝える)『大チャンスタイム』なんだよっていう事をフルに活かしてる人たちばっかり集まってて・・・『ずるいなこいつら!』みたいな。

アルカシルカのライブでのユウさんもMC長い時は長いそうです(笑)

マリ:最近ウチら(アルカシルカ)は我慢してるよね。

ユウ:そうだね・・・

ナルト:ユウさんはもう世の中で言いたいことありすぎ!

一同:あはは。(笑)

ユウ:1回2曲分ぐらい曲潰して喋ったことが・・・

マリ:あーはいはい。

ユウ:でもそれは、出演したイベントで、かなり差別的な表現をした人がいて、それで、自分の友だちの顔とかが思い浮かんじゃって、それがすごいショックで・・・そういう時のライブはどうしても喋りが止まらなくなっちゃう。(笑)

ナルト:あと、MCって、演者の曲に対する想いと、自分の気持ちが合致した上で曲を聞いた時に、死ぬほどその曲が心に入ってくることがあるんです。なんかもう、音楽として最高を越えてくる瞬間がたまにあって。

マリ:わかる!

ナルト:そん時に、『これは初めて聞いた曲だけど、この人の言ってる一言一言が、音楽と融合してテンションをぶち上げてくれる!』みたいなのがあって。
一言ちょろっと説明された後に、曲が信じられないぐらい気持ちいいことあるよなっていうのがあります。

マリ:あるある。

考え方が合わなくても、一緒の場に居られるような場所にしたい

ナルト:またスペースの話まで戻すと、結局、そのネオポゴタウンっていう場所が、社会的にこう、意義を持たせたいって言ったらすごい変な感じだけど・・・なんて言うんだろうね。
安心できる場所っていうのを公表することによって、それを想ってる人たちがなんか増える気がする。

マリ:いや、もう増えてて!
なんかね、ラッキーな・・・ラッキーなんて言っていいかわかんないけど。
なんかね、いろんな人が来てくれるんですよ本当に。沖縄だけじゃなくて、県外、海外から、話しの合う人ばっかり。
お互い一緒にいて気持ちいい人が自然と集まってきてくれるようになって。アルカシルカのライブも来る人来る人、まじみんな最高だよね?

ユウ:うんうん。

マリ:で、出演者とかお客さんとか関係なく友達になるんですよ!

ナルト:うん、なんかコミュニティーとして、拡大していくって感じ。
あえて言うと、もちろんその賛同してくれる人だけが全てとは俺たちは思ってない。そうじゃない人もいるっていうのももちろん踏まえた上でだけど、考えを共有できたり、再確認できたりっていうので、ネオポゴが言ってるからそうなったっていうよりかは、そういうことを思ってた人が、『あ、自分もっ!』っていう気持ちになってくれるだけでも、『居易い場所!』って思ってくれたら、すごい意義があるなって思ってます。

いっちょむ:なんかこう、(オルタナティブスペースとしての考えを)表明することによって、気付かされた人も増えたかもしれないですね。

ナルト:自分たち自身でもそういう節があります。

マリ:言ったら余計気つけるもんね。

ユウ:俺の中で大事にしたいのは、もちろん、近しい考えの人たちが集まってくれるのも嬉しいけど、違う考え方の人とかが来た時に、そういう人を排除するようなことはしたくない。

マリ:うん、そうだね。

ナルト:変な話、考え方が合わなくても、一緒の場に居られるような場所にしたい。

ユウ:うん、そうだよ。大事なのは、お互い尊重し合うこと。人それぞれ考え方なんか絶対違うからさ。この3人でも細かいところ見てったらもちろん全然違うから。

『自由である』っていうことを、本当に強烈にお互い想いあう

いっちょむ:そもそもこの社会のシステムに対する、なんかこの・・・『反逆』って言ったら失礼ですけど、そんな『場』だと思ってて、私は。
最初に『マイノリティもマジョリティも』ってちゃんと宣言してるのが素晴らしいと思ってて。
やっぱり、『お前は入れるけど、お前は入れない』みたいになるのが1番良くないと思うんです。
それ(マイノリティもマジョリティも受け入れること)を実行したり、普段から意識づけてて、それを自然になるようにしようとしてるってのがすごく感じられるのが、すごくいい場所だと思います。

ナルト:そうありたいって思ってます。

ウッチー:言っちゃえば、社会っていうのは、マジョリティの差別的な判断によって作られてるといっても仕方ない。それに対して、この自分たちで組み立てていってるスペースなんだから、ココではちゃんと理想に近づけていこうぜっていうのが、すごいビシビシ伝わって、

いっちょむ:『システム』をここでまた作るのではなくて、ここでは、みんなのことを思い合いながら、『自由である』っていう場所だと思うので、

ナルト:そうです。『自由である』っていうことを、本当に強烈にお互い想いあうっていうか、配慮する心が多分必要になってくるから、みんなが自由であるために、多分そういうことになってくるだろうって。

自分と違う価値観と触れ合う時が1番勉強することがある

ユウ:最近東京行った時に、路上で飲んでたら、『俺、アルカシルカ嫌いなんだよね!』って来た人がいて、『おお。すげえっ!まじすか!』みたいな感じで、この人の話聞いてみたいって思って・・・

一同:あはは。(笑)

マリ:アルカシルカ知ってるってだけでも嬉しいし、嫌いなんだよねって言ってくれるのも逆に・・・

ユウ:そう、気持ちいいなって思って。『いや、マジで話し合わないと思うんだよね』って言うから、えーそっか、じゃあめちゃくちゃ偏った人とかなのかなって思ったら、『何が好きなんですか?』って言ったら、『ブルーハーツだよ!』って言って、あれ??みたいな感じで・・・。
『歌ってること大して変わんないはずだけどな?!』って。

一同:爆笑

ユウ:曲は好きだけど、歌詞が嫌いって言われて、『歌詞は嫌いってことは、すごく差別心の強い人なのかな』って思ったのだけど、話してたらそんな事は無くて、もう結構2時間ぐらい話したの、その人と。
『あなたは話が合わないかもって言ってたけど、俺たち共感できること多くないですか?』って結局なって、自分にとってもすごい良かったんですよね。
だから、俺は、ホントに考えが違うって人たちともコミュニケーション取っていきたいなって思っている。

ナルト:それは貴重な機会。自分と違う価値観と触れ合う時が1番勉強することがあるっていうか、勉強っていうのも変だけど。なんでその考えに至ったんだろう?っていうところを、ないがしろにして、その人が間違ってるって自分の中で思い込むのも違うなって思ってて。
その反対意見がある理由とかを知りたいみたいなスタンスじゃないと、例えば、なぜ戦争に至ったのか?とか、そういう根源的な理解までしないと、世の中って、色々理由あってのことじゃないですか。
で、なんかちょっと話変になるかもしんないけど、俺、昔から蜘蛛が苦手で、小学生の頃から・・・

ウッチー:生き物のスパイダーね?

ナルト:うん、生き物のスパイダー。すっごい苦手で。

蜘蛛が超苦手なナルトさん(左)が蜘蛛嫌いを克服するためにマリさん(右)がかわいい蜘蛛の絵を描いてあげたんだとか・・・

ナルト:で、俺、小学生の頃、『純悪』って言うのかもしれないけど、『世の中から、蜘蛛を絶滅させたい!』って思って、夏休みとかにエアガンを手にした時に、10匹ぐらい打ち殺したんです。
本当に最悪だって今は思うけど。

ウッチー:蜘蛛にしてみればさぁ、謂れなきジェノサイドだぞ!

ナルト:ほんとにジェノサイドで、うん、もう虐殺でしかないじゃないですか、そういうのって。
自分が嫌いだから世の中からなくしたいって思ってたのを、その時は何も(悪くは)思わなかったんですよ。(そんな虐殺を)止めた理由もあって・・・蜘蛛の返り血を浴びたんですよそれがすごく気持ち悪くてやめた。
でもネオポゴやり始めてから、『こんなに蜘蛛を嫌ってる自分ヤバいのでは』と、でっかい蜘蛛の写真なんかを携帯の待ち受けにしたりとかして・・・

一同:・・・(笑)

ナルト:ちょっとずつ、蜘蛛の動画みたりとか、蜘蛛と接する機会を増やしていって、で、結構、1年しないうちに、嫌悪感みたいなのは抱かなくなったんです。なんか、慣れてきて。

ウッチー:はいはい。

ナルト:自分が苦手とするものに触れるっていうのをやっていかないと、自分の理想とする自分にはなれないなって思って。
なんか苦手だから、嫌だからって言って世の中からなくしていくっていうよりかは、理解していきたいみたいな。
すごい話が変に飛んだけど、ネオポゴでやってる中でも、俺はそう思ってるというか、いろんな人の意見聞きたい。

ウッチー:それって人に置き換えてみると、そいつの存在とか暮らしを理解した上で、『まあ、君は君だよな。僕は僕だけど。』って一方的に僕は君の暮らしは、認めるよっていうね。でも、積極的に蜘蛛と戯れたいとは思わないわけじゃない?

ナルト:そう、仲良くするっていうよりかは、お互いに認めれるような状態に持っていけるとよいというか。あと、傷つけ合わない。距離感とかも大事ですしね。

いっちょむ:みんな超個人的で、うん、一緒に生きていける社会がいいなっていう・・・
みんな1人1人の人間で、全員尊重されててっていう社会が自分の中で理想なので。
その、1人1人の考え方が違ったとしても、それぞれの距離感で、人とぶつからなかったりとか、うまく距離をとれたり、近づけたりするっていうのが本当に理想的で、それを本当に目指してて、実行してるっていうのはすごく感じます。

ユウ:ありがとうございます。うまくまとめていただいて。(笑)

ーーと、ここまでが中編です。
オルタナティブ・スペースとしての在り方を常に模索している彼らの想いが少しでも伝わると良いです。
優しい人たちがユルッとくつろいでるスペース『ネオポゴタウン』お近くにお越しの際にはぜひ立ち寄ってみてください。
先日、缶バッジを作りに行ったんですが、隣で昼飯にVanquciaのペペロンチーノを食べながら仕事をしているユウさんが、缶バッジマシーンの使い方を親切に指導してくれて、極めて不器用な僕にも作ることができました!

先日、ネオポゴでユウさんに教えてもらいながら作った缶バッジです。とても親切に教えてくれて、しかもすごく安く作れるので、試しに作りに行ってみると良いと思います!

来月号の後編では、大解放GIGやネオポゴ文化祭など、その自由すぎるイベントメイクや、各店舗の紹介、今後の展望について語っていただいていますので、お楽しみに!

NEO POGO TOWN
[ 営業時間 ] 月/金/土/日/祝 13:00 – 20:00
※スタジオは予約制
[お問い合わせ]
https://neopogotown.com/contact/

Column

コラム『Hoseya Barrazaのwoho woho dream diary Vol.3』

コラム:Hoseya Barraza
那覇市久米のThe Hologram Cityオーナーにして、THCBOYSボーカル、WOHO代表といくつもの顔を持つ魔窟の民。
心のアイドルはチェッカーズ!サードアイを持つ。

おはこんばんちは!
二月ですね!二月といえば旧正月!てことで、明けましておめでとうございます♪
久米、ホログラムシティーのHoseya Barrazaです。

最近は日常的に奇跡が起こるのが普通で、(夜型なので)まず夜にお店の営業とか、パーティーとかイベントがあって、めっちゃ感動の中それが終わって、寝て、次の日また奇跡が発動する1日が始まる…ていう素晴らしい瞬間を年末から今日までずーーと続けてるんですが…、なぜかお金はたまらないですね!

さぁ、ニ、ニ、、、ニ二月ですね!
激動の中始まった感のある2024、みなさん、どうお過ごしですか?大丈夫?楽しんでる?
慣れました〜?このタイム感?

しかし、年の始めから凄まじくいろんなことやが起きてしまって本当にびっくりしました〜>_<
悲しくて怖いことも…。
大変な思いをした方々には、少しでも寄り添えることができたらいいなと思います。

さて、私ごとではありますが、1月の14日を持って50歳の誕生日を迎えることができました。
その日は昼から酔狂連の1周年パーティー@outputや、虐げられた民の1stアルバムリリースパーティー@ABD、そしてHologram Cityで私の誕生日会WOHOと1日中界隈がワイワイした日。
まさにハッピーターン煉獄サーキットでしたね^ ^

元々私は、自身の誕生日を祝ってもらうのが苦手で、今までは、当日お店休みにしたり、下手したら旅行に出かけるなどパーティーすることから逃げてきたんですが、流石に今回、御年50!50年に一度のアニバーサリーてことで、恥ずかしながら自作自演気味にパーティーを開催させて頂きました。
たくさんの人に祝って頂きたいへんありがき幸せでした。いつも支えてくれている皆さまにはほんとうに感謝しております。ありがとうございます!!

1/14ハッピーターンサーキット
この機会を逃したかたは、また50年後♪

さぁ、今回は50歳一発目ということなので、半生を振り返る感じで、初めて『沖縄地下音楽』に寄稿した際に書かせて頂いた、Hoseya少年の成長日記の続き的な話しをさせて頂きますか!
題して・・・

『Hoseya Barraza成長のイェー!!』

イェー!

てなことで、前回、初めてのレコード屋さんでいろいろあり過ぎて、チェッカーズのレコードを偶然に手にして、ロックンロール中毒になるところまで書きましたが…、

その瞬間から僕の夢は決まってしまって、ロックバンドのボーカリスト、それ一択になってしまいました。
毎日毎夜、自分のコンサートを夢想しながら、セットリストを書いて、目の前の見えない大観衆に向かって全力でリサイタルする日々が続きます。
思い出深いのが…、学年度の終りに今まで自分で書いた作文や詩をまとめて文集を作る作業ありますよね!
その時表紙を自由にデザインすることがあったんですけど、自分はその時妄想していた、将来組むであろうバンドの絵を書いていました。
5.6人編成くらいで1人ポニーテールの女の子いたかな。絵の中のメンバーはみんな黒いタイトスーツにワイシャツ、黒の細めのネクタイでキメてました。そう、ちょうどミッシェルガンエレファントの様な出立ちです。
で、その上にバンド名が書いてあるんですけど…、たぶん、おそらく、その時の自分が1番かっこいいと思っていたカタカナなんでしょうね、
『ブルー・ハワイ』
て書いてありました
(//∇//)\
絵の内容からして、どこにもブルー要素もハワイ要素もぜんぜん無いんですけどね。。でも、なんか一周回ってかっこいい感じがしてきたな。今度組もうかな、ブルー・ハワイ。。ダークなビーチロックなら合いそうだな、ウン。

家族と行ったステーキ屋で初めて飲んだ大人の味♡

で、その後いろいろあるんですけど、いろいろあり過ぎて中学校卒業して、すぐバーテンダーになって家も出て、女と暮らして、バカバカ毎日酒飲んで、子供だからお金の使いかたもわかんないので、借金も沢山こさえて、バンドやりたい意思は持ち続けていましたが自分と同い年の人達が高校行って、音楽始めたり、軽音部に入ったりする頃には、もう同年代とは疎遠で周りは大人ばっかり。
しかもボーカル志望だから、よく当時の楽器屋さんの入口とかに貼られてたメン募に、
「Gt.Be.Dr募集!当方Vo.」
みたいには書けないじゃないですか。それってただのカラオケ好きの兄ちゃんだし! まぁ、実際カラオケ好きの兄ちゃんなんですけど…。てことで、なんか恥ずかしくて貼れないし、知り合いも仲間もいないし、どーやったらバンドできんねーんって八方塞がり状態でしたよね。

こんな感じで下の連絡先を剥がして持って帰れるっていう…ナツ〜!!!

で、悶々とした日々が続くんですけど、とうとう私にも音楽家の友達ができました。
待ちに待った27歳の時!友達というか、先輩なんですけど、自分プー太郎で毎日彼が働いてるミュージックバーに入り浸ってました。
ある日先輩がワンオペで働いているとき、急にお客さんが次々と入ってこられて忙しくなったんですね、そしたら彼が

「ホセヤ!手伝って〜」

て言うので、まぁ自分も、バーテンやってたのだから、初めてのとこでもドリンク作るくらい手伝えるだろうと思ってカウンター入ろうとしたら、

「違う、こっちこっち」

って、 DJブースに促そうとするんですよ。ちょっと待って!俺、 DJやったことないよ〜て言ったんですけど、

「何言ってる?毎日ブースの前に座ってずっと見てるからできるだろ!」

はぁ?できるかー?

と、思ったんですけど、、これも何かの縁、やるだけやってみるか〜と店のレコードを借りて初めてレコードに針を落とそうとした瞬間、

「あ、俺たぶんこのままDJになるんだな」

て、先のことがわかった気がして…、

「でも、俺、バンドのボーカルになりたいんだけど、ここでDJ始めちゃっていいのかな?」

とかよぎったんですけど、

「まぁ、バンドのボーカルが片手間でDJやってたらかっこいいかもな」

とか思って初めて針を落としました。

真剣に身を削る思いでされてるかた、各方面には、たいへん申し訳ないんですが、そこから片手間DJ人生が始まったんですね…。てか、片手間どころかまだバンドも始めてないし、仲間さえもいないのに。バカ。
あ、でも今や片手間だなんて思ってませんョ!DJプレイの楽しさ、素晴らしさを十分知って、本気汁100%で毎現場挑んでいます!!

ちなみにこの初めてプレイでは、ド緊張してたのと、力加減がぜんぜんわかんなかったことで、針がレコードの上を、ポ〜ン、ボ〜ンと跳ねていってしまいました
(//∇//)\
今考えたら、僕をこの道に誘いこむ先輩の手引きだった様に思えます。

それが27歳。

今は真剣だよ〜♡

そこから、毎日パーティーの日々でおかげで楽しい思いや経験、怖いことも起きたりして、いい勉強になりました。

そこから10年後の37歳、ようやくバンドマンの知り合いができて、この世界に飛び込むことができました。
で、3年後、40歳でHologram City開店!

いやーまだまだいろいろありますが、人生まじいろいろ。自分はやりたいことするのにだいぶ時間がかかってしまいましたが、ぜんぜん遠まわりした気はありません。足掻いても足掻いても弾かれてた時期もありましたが、一瞬でも諦めたことありませんでした。
それに、自分は早くにミュージシャンになってたら味わえなかったことをたくさん経験させてもらいました。
その時の想いや経験がらあるから今、曲を書けるし、歌が歌えます。

タイムマシーンがあっても、何一つやり直したいこたは今のとこ無いです。今まで積み重ねた酸いも甘いもの積み重ねが今の自分の抗生物質だと思ってます。

なんとなく…、大袈裟な〆の自分語りになりましたが、50年に一回のことなんでご勘弁をm(_ _)m

そして、今年7月にHologram City10周年を迎えます!!沖縄全体でパーティーをしまくりましょう!よろしくお願いします。

さよならっきょ♪ともだちんこ♡

Hoseya Barrazaのミュージックバー『ホログラムシティ通称:THC』では、コラムの語り口そのものの生ホセヤさんと楽しく夜通しお話しできますよー♪
那覇にお越しの際には是非お立ち寄りください!!

The Hologram City(通称:THC)
那覇市久米2-16-48 地下1階

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