OKINAWA UNDERGROUND沖縄アンダーグラウンドの音楽シーンを隔月でご紹介

Vol.003

『TO THE END』Cover Photo by DAITAKU

沖縄地下音楽 Vol.003

2023/11/01 発行

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Live Repoat

ライブレポート『ペナンガラン・ボーイフレンド』

2023年9月17日、那覇ABD RECORDS BAR&The Hologram Cityで開催されたライブサーキット『久米騒動VOL.1』より、沖縄発ミステリージャンクバンド / ペナンガラン・ボーイフレンドのライブレポートをお送りします。ホラー映画ファン必見!!

ライブレポート:スターレス(はるき)
空想する人。
惰眠を貪って〼。
プログレとモフサンドが好きデス。

ドラム&ギターの沖縄発ミステリージャンクバンド / ペナンガラン・ボーイフレンド

のちに伝説の一夜として語られるであろう久米騒動の第一夜。
ABD RECORD’Sにて3番手として登場した異形のふたりペナンガラン・ボーイフレンドは、今夜も一瞬にしてぼくらをブラステッド・ミステリー・ジャンクなワールドへと引き摺り込んだ。
ペナンガラン(以後PGBF)のライブは、ぼく自身5度目の観戦。今までの4回とも別々の会場での観戦であったが、会場ごとに違ったホラーワールドへと誘ってくれる。そして、一曲ごとに繰り広げられるシンプルながらもドラマチックな楽曲はまさにアトラクションで、さながらマーダー・ライブ・ショーといった趣だ。
初めて観たグルーヴでは『地獄の門』が開いたかのようなルチオ・フルチ的な恐怖で敷き詰められ、ファンファーレでは、今にもレザーフェイスが現れそうな『悪魔のいけにえ』な雰囲気、広々とした桜坂セントラルでは、超来来謝謝の観戦者をペナンガランフリークへと改造してしまう『獣人島』な体験をさせられた。
そしてABDは、まるで『死霊のはらわた』のコテージのようで、ぼくらを死霊ならぬ音霊へと変化させた。
ぼくにとってABDで2度目のペナンガランなので、今夜は『死霊のはらわた2』だ。

ギター・ポイズン

ポイズンのギターが唸りを上げると、へびびチャイルディッシュのドラムと叫びで、ネクロノミコンめいた音楽が、今夜も幕を開ける。
オープニングは定番となった『マイベストフレンド』。いつも以上に激しくてノイジーで、のっけから震え上がらされたのだが、激しさのあまりポイズン氏のギター弦が切れるアクシデントに見舞われることとなった。
しばしライブは中断となり、ぼくら音霊とへびさんの和気藹々としたやりとりの後、ギターの弦も無事に張り替えられてライブは再開する。

ドラム・へびびチャイルディッシュ

2曲目は『めくらドラキュラ』。言葉狩り時代以上にコンプラやらなんやらで五月蝿い世に激しく抗う天晴れなタイトルだ。
『座頭市』や『啞侍鬼一法眼』『めくらのお市』なる作品が作られた時代もあったが、恋のヒーロー『めくらドラキュラ』もぜひ勝プロに映像化してほしい。

ところでペナンガランとは、マレーシアに伝わる吸血鬼である。首だけの女が内臓をぶら下げたヴィジュアル・ショックな容貌をしている。
バンド名に吸血鬼の名を冠するほどだから、この『めくらドラキュラ』には並々ならぬ想いがあるのだろう。

妖怪ペナンガランのイメージは載せられないので、へびび氏のアパレルブランド『愚民衣料』より

ミディアムテンポにのせて紡がれる切ないラブソングは恋は盲目ゆえか。ドラキュラは、ベラ・ルゴシかクリストファー・リーか。ぼくには『血を吸う眼』の岸田森の姿がまぶたに浮かんでくる。へびさんは、50年代のクラシック・ホラーが好きだとおっしゃっていたので、イメージはハマー・フィルムなんだと思うけど。
3曲目は代表曲『閉じ込めたい』。
カーカスmeetsミニストリーなアグレッシブでゴアな演奏は今日もキレキレで、ぼくらは歓喜の坩堝だ。ぼくはずっと勝手に監禁の唄だと思っていたのだが、どうやら自分のなかに恋しい人を閉じこめて同化したいという純粋なラブソングなんだよね。そう、なんたってPGBFの曲は、すべてラブソングなんですから。
客席から「へびさんは何やってもカワイイ」との名言が飛び出し、もちろん満場一致で完全同意の場内はすっかりPGBFの虜であります。

『何やってもカワイイ』と言わしめるヘビビはもはや那覇の地下アイドル??

続いて演奏された『ちぎれた右手』は、パンキッシュにはじまり、ブラストビートで火花を散らし、ドゥームな顔を見せるという展開の激しいプログレめいた曲だ。コロコロと変化するカオティックな音像は、クトゥルーを彷彿とさせるPGBFの魅力の詰まった贅沢な楽曲だ。
もはやペナンガランのオリジナルにしか聴こえない黒夢のカバー『BAD SPEED PLAY』を挟み(ポイズン氏のコーラスがめっちゃカッコイイ!)、ABDを緑の地獄へと連れ去る『食人族』でクライマックスを迎える。
ギターの不穏なイントロから「カニバリズム!」という絶叫が響き渡ると、ジャンクなビートと不協和音が支配するなかで、レクター博士も真っ青な「食わせろ!」という原始の願いが連呼される。
ラストを飾るのは、オープニングの宣言を打ち消すかのような「オマエノトモダチニハナラナイ!」という衝撃的なフレーズが炸裂する名曲『I don’t wanna be your friend』。
全部ニセモノという、へびさんの怒りが破壊的な音の塊となって胸に突き刺さる。ポイズン氏の覆面が捲れるというアクシデントに見舞われながらも、凶暴な演奏は、ぼくら音霊の歓声とともに大団円を迎えた。

焦燥に駆られた叫びが、ふと胸に突き刺さるリリックもPGBFの魅力

いつの日か、へびさんと(もちろん米田さんとも!)トモダチになりたいとの想いを秘めてライブに足を運んでいるわけなのですが、今日もまた、ぼくの想いはノイズと絶叫の嵐に飲み込まれていってしまうのでした。
次のライブでは、見てみぬふりもせず向こう側から抜け出せるように精進し〼。
PGBFのライブは、聴く者の持つ怪奇性や闇を映す鏡なんです。今夜もぼくは、彼らの音楽に誘われ好きなホラーワールドを幻視させていただきました。
もしあなたが、イヤーエイクが好きで、三度の飯よりホラー映画や怪奇漫画が好きなら、ぜひPGBFのライブをご覧いただきたい。
怪奇で彩られた残酷と轟音が紡ぐ愛の音楽体験という、新たなトモダチに出会えることでしょう。

ペナンガラン・ボーイフレンド
2023年9月17日 ABD RECORDS

1 マイベストフレンド
2 めくらドラキュラ
3 閉じ込めたい
4 ちぎれた右手
5 BAD SPEED PLAY
6 食人族
7 I don’t wanna be your friends

文・スターレス(はるき)

2023/09/17 ペナンガラン・ボーイフレンド@久米騒動(ABD RECORD’S)

レポート by スターレス(はるき)
コンタクトなどはOUGまでどうぞ!

写真 by DAITAKU
https://www.instagram.com/daitaku69/

愚民衣料
へびびチャイルディッシュのBAR『怪奇倶楽部』ではディープコアな音楽と怪奇の世界が美味しいお酒と共に堪能できます!アパレルブランド『愚民衣料』では、斜め45度上空なオリジナルデザイン沢山。怪奇ならではの音楽作品の取り扱いもあります。
https://sngmzakuro.theshop.jp/

Live Repoat

ライブレポート『EL TACOS』

2023年9月23日、コザ・REMY’Sで開催されたハードコア大集合イベント『DAY BREAK ANTHEM』からEL TACOSのレポートをお送りします。

ライブレポート:うっちー
『沖縄地下音楽』編集長・久米ABD RECORD’S BAR オーナー。
神奈川県横浜市出身。
タバコはアメスピの黄箱。

2023.09.23『DAY BREAK ANTHEM』と題して、コザ・REMY’Sで開催されたこのイベントには、主催のTO THE END、大阪のレジェンド・MASTERPEACEをはじめ、BIRDHELMS、ANTI USE HEADZ、GOUGE、生ず、CHAIN’ SOLE、INFOREST、EL TACOSと沖縄のハードコアシーンでは良く知られた錚々たる顔ぶれが集結。
REMY’S 1FのBARステージと2FのHALLステージで交互にライブを行うサーキットスタイルで、休む間も与えず壮絶なライブを展開した。

速さ、重さ、激しさを極めたバンド達が猛々しいライブを畳みかけてゆくなか、EL TACOSはひときわ異彩を放つ。

ダブセッションを牽引するベース・ユウマとドラム・コウダイ
ダブ処理&ノイズ・タクロウ
ステージ上のギター・むとぅー

地を這うようなユウマのベースにコウダイの気怠いドラムが絡みつく。
天井付近を漂い始めたタクロウとノーリーのノイズが次第に形を成してゆく。
音合わせから始まったダビーな即興演奏が、フロアを弛緩させてゆくにつれ、1Fでライブを行っていた『生ず』の余韻に浸っていた観客たちが2Fホールに集まり始め、ステージ下にエフェクターテーブルを陣取ったノーリーの周りを取り囲んでゆく。

ステージの下に陣取ったギター・くーちゃん、ボーカル&ノイズ・ノーリー

100%フリーインプロヴァイズのダブが最高潮に達するころには満杯のオーディエンスがフロアを埋め尽くし、あるものはビールを煽りながら、あるものはフロアを満たすリズムに陶酔しながらユラユラと体を揺らしている。

そして、即興演奏の終わりと共に間髪入れず繰り出される早急なビート!
先ほどまでとは打って変わって、獰猛な叫び声が観るものたちの頭に噛み付いてくる。
重厚なサウンドをバックに放つ咆哮に両手をあげて応える観客たちと、圧倒的なパワーでそれを押し返すバンドのせめぎあい。

間髪入れずに1曲目とは打って変わって重苦しいストーナーアプローチ。

「人は酒を飲み、夢を語り。
酒は夢を飲み、人と語る。
お前が誰かは関係ねぇ!」

ホントそう。
随分と酒を飲みながら夢を語った。
酒が夢をアテにして語らいをもたらしたのかも知れない。

しかし、彼のストーリーはそれでは終わらない。
坂道を転がり落ちるかのような急展開からの咆哮は、立場の違う相手を軽んじるような奴らを容赦なく罵倒してゆく。
もちろんこのフロアにそんな奴はいないけれど、オーディエンスとの押し合いが彼の主張を際立たせている。

普段は寡黙な、珍しいノーリーの短いMCを挟みつつ、次のセッションが繰り広げられる。

巧みにインプロビゼーションを引っ張ってゆくベースが、再びスローで怪しげな音世界で会場をクールダウンしてゆく。
この雰囲気は、90年代終わりから2000年代初め頃の、一時期はバッドブレインズ進化系の巣窟であった横須賀かぼちゃ屋にも似ている。

コザという街の雰囲気が横須賀の頃の記憶をほじくり返してくるのかもしれない。
などと考え事をしていると、異様な空気に包まれつつ唐突に次の曲が始まった。

1曲目よりもさらに速く激しい導入にモッシュピットと化したフロアでは屈強な観客たちが激しく身体をぶつけ合いながら踊り狂っている。

そこから極端なビートダウン。さらにビートダウン!
竜巻のようだったサークルモッシュが散開し、沈み込むようなビートに大きく頭を振り下ろしながらEL TACOSのライブが終焉を迎えた。

30分に満たないくらいの短いステージに、色とりどりの音世界をぶちこんでみせる彼らのパフォーマンスにすっかり魅了されてしまった。

「オレはオレ、お前はお前。生きた証を!」

オープニングセッションからの1曲目で放った一節は、この日のイベントを象徴していたように思う。
生きた証をプチ立てるように、ステージからは持てる全てを出し切ってかかる演者達。
フロアでは個々の発散と同時に、また新しい仲間達が繋がってゆく。
コザの街のイカしたライブハウスで、上を下への大騒ぎの中、産まれては消える濃密な時間を心から愛おしく思った、そんな一夜であった。

2023/09/23 EL TACOS@コザ・REMY’S『DAY BREAK ANTHEM』

写真 by DAITAKU
https://www.instagram.com/daitaku69/

EL TACOS X(Twitter)
https://twitter.com/ELTACOS6

Live Report

ライブレポート『NEED LEAD USER』

2023年9月17日、那覇ABD RECORDS BAR&The Hologram Cityで開催されたライブサーキット『久米騒動VOL.1』より、オープニングをつとめたNEED LEAD USERのライブレポートをお送りします。

ライブレポート:いっちょむ
絵や文を書いて生きてるひと。
沖縄県出身。
好きなものはライブとひじきの煮物。

沖縄を拠点に活動する琉球西海岸メロディックハードコア『NEED LEAD USER』

ひと度、その音が鳴れば、誰しもが心を燃やす。

2023年9月17日。加熱する沖縄の音楽シーンをさらに熱くするイベントがスタートした。

その名も「久米騒動」

那覇市久米を拠点とするABD RECORD’S BARとThe Hologram Cityの2店舗を使ったサーキットイベントである。
その第1回、且つ生憎の雨模様であったにも関わらず、多くの観客がオープン時から会場に足を運んだことで、人々の期待感が伝わってくる。

そして、そんな観客らの期待を裏切らない彼らのステージが幕を開けた。

NEED LEAD USERの登場だ。

彼らの登場で早くも拳を掲げる観客が目に映る。
それに応えるように観客の耳に爆音のサウンドがすぐに届けられた。

歪みとクリーンさが同居する、鋭く突き刺さりそうなトモヤのギター。
グルーヴ感満載のダンサブルなリョウタのベース。
振動が足元から唸り上がってくるチャーリーのドラム。
そして、心を揺さぶるかの如く刻まれるギターとシャウトを放つシンのボーカルが揃えば、フロアはもう彼らのものだ。

ギター・トモヤ
ベース・リョータ
ドラム・チャーリー
ギターボーカル・シン

その鉄壁のサウンドで、拳を掲げる観客らがますます増え、まだイベントの1番手とは思えないほどにフロアの熱は最高潮になる。

彼らの音楽のジャンルを大雑把に言ってしまえばハードコアになるのだろうが、その楽曲たちはハードコアの枠だけに留まらないユニークさがある。
私の個人的な見解であるが、メロコア、メタル、レゲエのなどなど様々な音楽の要素を含んでいるように感じられ、それでいて爆音でありながら、キャッチーでもあり、いずれの曲も一聴して彼らの曲だと解る強い個性を感じる。

様々な要素が混じり合わせて硬質な音の塊をアウトプット!

そしてその個性は、この久米騒動でも遺憾なく発揮される。

「YAH YAH YAH」の4人の息の合った演奏に震え、「SCUM」で踊り狂い、「Evil invader」のイントロの空にまで届きそうな音に息を飲んだ刹那、「Be connected」で鼓動が大きく跳ね上がる。

私を含めた観客らも拳を振り上げ、飛び上がっている。

常にテンションMAXなステージにフロアが呼応してゆく

熱かったフロアがさらに熱狂に包み込まれて、私も、観客たちも、その音に胸を掻き乱されていく。
周囲の目線も気にならないほどに、誰もがその音に合わせて身体を揺らしていく。

あっという間の30分であった。

演奏終了後も歓声が上がるほどで、彼らの音楽がこの祭りの始まりに相応しかったことを、その叫びが証明しているかのようだった。

この始まったばかりのイベントの火は彼らのよって点されたのだ。

これから脈々と受け継がれるであろうその火が、観客らの心にしっかりと灯されたひと時であった。

この火はこれからも燃えて、そして人々の心に広がっていくだろう。
彼らの、NEED LEAD USERの奏でる爆音が鳴り続く限りは。

2023/09/17 NEED LEAD USER@那覇・The Hologram City『久米騒動VOL.1』

写真 by DAITAKU
https://www.instagram.com/daitaku69/

NEED LEAD USER
・Apple Music
https://music.apple.com/jp/artist/need-lead-user/1513524924
・ライブ告知など X(Twitter)
https://twitter.com/NxLxUg

Interview

インタビュー『NEED LEAD USER』

沖縄を拠点に活動する琉球西海岸メロディックハードコア『NEED LEAD USER』
長い年月を共に過ごしてきたメンバーだからこその『あ・うん の呼吸』が生み出すグルーブと手応えドッシリなライブパフォーマンスで多くのハードコアファンに愛され続ける彼らに、バンド活動への想いなど熱く語っていただきました!ライブ同様、濃くてハートフルなインタビューをお楽しみください。

インタビュアー:いっちょむ

左からシン(Vo&Gt)、リョータ(Ba)、チャーリー(Dr)、トモヤ(Gt)

バンドだから、みんなで作っていった方がそれぞれの個性が出るし、面白い曲になるんじゃないかな?

いっちょむ:NEEDの音作りとか作曲って普段どういう風にされてるんですか?四人でつめてるんですか?
それとも、誰かが持ってきて、それをベースに作っている感じですか?

シン:そうだね。大体こっちがネタ持ってきて。
そっから広げていくっていうか。

リョータ:でもほんとにワンフレーズとかよね?

シン:そう。だからリフありきなんすよ。

リョータ:そう、リフ!こんなのやりたいみたいな。

シン:リフができて。『あ、なんかいいじゃん!』てところから、合わせながらやるよね。
こんなリズムで、とか。リフは伝えて、あとはまかせる。

いっちょむ:最初のリフを持ってきて、それに合わせて徐々に作っていくってイメージ?

一同:そうそう。

曲の元ネタを作ってくることが多いVo&Gtのシン

シン:バンドだから、俺が一人で作ったものをやるよりかは、みんなで作っていった方がそれぞれの個性が出るし、面白い曲になるんじゃないかな?ってのがあるんすよ。
だからイメージだけ伝えて、あとは任せる。その方が良いかなって。

いっちょむ:作っている時は、セッションから広げていく感じなんですか?フレーズがあって、それにあわせてセッションしながら作っていくというか。

リョータ:まずはやってみて、展開が思い浮かんだら、そこから足していく感じだし。
違うなってなったらやめるし。って感じよね?

シン:長くはしたくないってのはあるよね?
だいたい、、、2分。3分はないんじゃないかな今は。

いっちょむ:コンパクトにまとめたい?

チャーリー:ある。

リョータ:あるみたい。俺は別にそこは考えてない。

シン:1分で終わるのが一番良いかなって思ってる。
1分で、いろんなこと伝えられて『超いいな!』って曲が目標。

チャーリー:ずっとそうよね?

シン:うーん。ずっとそう。

リピートして一曲目に戻った時に、その一曲目こそが最後の曲って思えるアルバムが、俺はいいアルバムだと思う。

バラエティに富んだベースラインを紡ぎ出すBaリョータ

トモヤ:曲も、アルバムもですけど。『聴き足りない』って思わせるのが良いって思ってて。
アルバム一周聴いた後に、もう一周聴きたいってなるのが理想かなってのは個人的には思いますね。

いっちょむ:なるほどなるほど。

リョータ:あ、俺、いいアルバムの条件って俺ん中であってから、、、

チャーリー:いいね。聞こう。

リョータ:一曲目から始まるじゃん?で、最後の曲終わるじゃん?
リピートして一曲目に戻った時に、その一曲目こそが最後の曲って思えるアルバムが、俺はいいアルバムだと思う。

チャーリー:ああ、いってたね。

リョータ:これ俺はもう、ずっと思ってる。

一同:うんうん。

いっちょむ:で、そういう曲に合わせて、歌詞を作っていくんですか?

シン:歌詞が後です。

いっちょむ:歌詞は大体シンさん?

チャーリー:もうシンに丸投げ。

全ての歌詞はGt&Voのシン(左)が担当、映画などから着想を得ることも多いとか

いっちょむ:歌詞のコンセプトとかは決まってるんですか?
リフができた時に、歌詞のイメージも決まっているとか・・・

シン:ないです。

リョータ:ああ、じゃあもう全部できてから歌詞つけてるってこと?

シン:もちろん!
作ってる時は適当に声入れてるけど、歌詞になると、その時思ったことから広がるのかもしれない。

割り込みされてイライラするなとか。

一同:笑

リョータ:あの曲かよ?

シン:怒りが大体多いよね。怒りってか文句ってか。
あとは、映画とかから来るのも多いかもしれないです。

いっちょむ:たとえば、この映画からってのはあります?

シン:映画見ていて、良いセリフあった時に、僕が思っていることと繋がってたりすると、そっから広がったりとか。

いっちょむ:これは前に噂に聞いたんですけど。
NEEDの歌詞って、物語としてアルバムの中で繋がってるっていう。

シン:あー。そういう感じで作ったりもしますね。

いっちょむ:そういうアルバムもあるって事ですか?

シン:繋がってると面白いかなってのはあって。
一曲で聴いたら一曲なんだけど、なんとなく登場人物がずっといたりとか。そういうのが繋がって、結局一つの物語になるというか。

いっちょむ:はいはい。

シン:コンセプトアルバムっていうか。
そんな感じでできたらいいなというか。なんとなく繋がりはあるように作ってはいます。

みんなで、こんな外音にしようってのはないんですけど。みんなそれぞれが自然と、暗黙の了解ってのかな。

『でかい』ドラムこそが、NLUの屋台骨 Drのチャーリー(右)

いっちょむ:NEEDで、作曲した曲を披露するわけなんですけど、私がいつも感じているのは、どの箱(ライブハウスなど)で聴いても、音の聞こえ方が全部統一されていて。

チャーリー:いやー、嬉しいねー。光栄です!

いっちょむ:どこで聴いても同じ音を提供できるっていうのは、その演奏力とか対応力が、他のバンドよりもすごいのかなって思っていて。

トモヤ:多分(メンバーの中で)譲ってる人がいるんですよ。

いっちょむ:譲ってる人?

トモヤ:この人は今日このくらいだから、自分はこのくらいにしようとか。

チャーリー:トモヤ譲ってるの?

トモヤ:毎回譲ってます。

リョータ:まじ?

チャーリー:俺は譲ってるよ?

リョータ:俺は譲った事ないよ?

トモヤ:被る音は消しますよ。

チャーリー:最近は超考えてるよ?

リョータ:最近譲らなくなってきた(笑)

いっちょむ:自分たちの音の出し方をそれぞれメンバーの中で考えていくって感じですか?自分が出したい音ってあると思うんですけど。

シン:みんなで、こんな外音にしようってのはないんですけど。みんなそれぞれが自然と、暗黙の了解ってのかな。

チャーリー:フィーリングかな?

チャーリー:ドラムはもう三人に負けないように叩くしかないってのはあるかな。

一同:ドラムがでかいんだよね。

チャーリー:でかいらしいです(笑)

一同:笑

リョータ:だから、安心して何やってもいいっていうか。

シン:ドラムがでかいってだけでも、やれることの幅が広がるよね。こっちが出せる音量とか音質とかって変わってくるから。

チャーリー:これがやっぱ、他の三人が自由にやってもブレない感じってとこなんじゃないかな。

トモヤ:多分みんな無意識にやってる。

シン:経験ね。

15年くらい変わってないですね

この4人は15年以上も一緒に活動してきているという

チャーリー:(このバンドって)何年?

シン:トモヤもう10年くらいいるもんね?
もっとか。15年くらい?

トモヤ:15、6年くらいですかね。

うっちー(カメラマン):15、6年このメンバー変わってないんですか??

シン:15年くらい変わってないですね。

リョータ:オリジナルは2人しかいないですけど。

うっちー:オリジナルってのは一番初期?
このメンバーでやってるのが15年??

一同:そうですねー。

うっちー:すげ。無茶無茶いい話。

シン:一緒に住んでたしね・・・東京、高円寺・・・

うっちー:東京もいったんですか?このメンバーで。

シン:7年ほどいましたね。

チャーリー:もともと東京に行くって、組んだんだよね?

うっちー:メカルジンみたいだな(笑)

一同:笑

シン:で、リョータが後から入って。

リョータ:そう、俺スカウトされてめっちゃ嬉しくって。『行きまーす!』っつったけど、大学がダブって、半年遅れるっていうね。

シン:ほとんど俺のシージャ(兄貴)パワーで呼んだからね。4人でやっててベースがやめて、で、リョータに連絡して。で、リョータが来たら、ボーカルがやめたんですよ。

一同:笑

うっちー:最初はツインギター?

シン:ツインギターで、センターが別にいたんですよ。ギターボーカルで。

トモヤ:自分も後から加入組です。

うっちー:あ、東京では一緒に暮らしてない?

トモヤ:別のバンドで東京に居て。

シン:色々やってたんだよね?

うっちー:ニードとしては東京では一緒に活動してなかったの?

トモヤ:してますしてます。

シン:2、3年やってる?

トモヤ:もっとじゃないすか?

※話が錯綜して文字起こしが困難すぎるため少々割愛しています・・・

シン:トモヤが入ってからは、ずっとこの4人ですね。

いっちょむ:この4人になってから沖縄に帰ってきて、バンド続いてるわけなんですけど、それが10何年か経ってるってことですか?

トモヤ:沖縄戻って12年ですね。

シン:ようやってるね。

いっちょむ:ちょっとだけ(バンドの)休止期間があるじゃないですか?
休止と再開の経緯を聞かせてもらえませんか?

トモヤ:休止してた時は、ドラムのチャーリーさんが私生活忙しくて。しばらくサポートのドラムを入れてライブはやってたんですけど。それもどうかなって一回終わろうってラストライブまでやったんですけど・・・

チャーリー:結局、一年過ぎたくらいかな?シンからまた誘われた時は『やっぱ出れるかも』みたいな・・・

中学の頃にHUSKING BEEにハマって。そっから本格的にやり始めました

メンバー最年少のGtトモヤが本格的にギターを弾き始めたきっかけはHUSKING BEE

いっちょむ:それぞれのメンバーの中で、影響を受けた音楽を教えてもらえますか?

トモヤ:僕はHUSKING BEE。これって、音楽トータルで考えた時の影響の受け方だと思うんですけど。
ギタリストとして影響されたのは、SHERBETの渡辺誠。でもギターを始めるきっかけになったのはGLAYです。
当時GLAYのJIROが紺色っぽいベース弾いてたんですよ。それみてカッコいいって思って、青のストラトを通販で買いましたよ。

チャーリー:それ(JIRO)ベースやし。

トモヤ:でもギターが良かったんですよ。

いっちょむ:ベースじゃなくって、JIROっぽいギターを買った。

トモヤ:それが家に届いて、最初はGLAYとかラルクとかやるんですけど、中学の頃にHUSKING BEEにハマって。そっから本格的にやり始めました。

現在の愛用ギターはJIROっぽいギターではなくて、ギブソンのフライングV

リョータ:あれはどこで買ったの?ジャンプの裏?

トモヤ:『バンやろ(雑誌:バンドやろうぜ)』に載ってたサクラ楽器ってので、初心者何点セットみたいなやつ。14,800円だったかな?

シン:これみてて買う人いんのかな?って思ってたらいたわ(笑)

リョータ:いや、俺もだよ。で、だいたい付属してるやつは捨てるっていう。

トモヤ:その何点セットの1個にピックケースとか付いてるんですよ。

リョータ:そうそうそうそう!ピックケース!

トモヤ:チューナーじゃなくて、音叉(チューニングするための金属の棒)が付いてたりとか。

リョータ:音叉もよ、あれ安いからさ、チューニング正確じゃないばよ。しにイライラする。
大学の授業でギターの授業取ったことあってから、みんなでチューニングしましょうって30人ぐらいで音叉鳴らすわけ。
『ワ〜〜〜〜〜ン』ってなってから、『音叉同士(チューニング)あってないやしっ!』て思って、もう一回でやめた。

いっちょむ:リョータさんもギターから?

リョータ:そうそう、最初はアコギ。ベースではなかった。

ハードコアとか、メロコアとかそういう世界に入ったきっかけは、当時姉ちゃんの部屋から流れてきたヌンチャクなんですよ。

Drのチャーリー(左)は、お姉さんの聴いていたヌンチャクでハードコアの世界に

いっちょむ:じゃあチャーリーさんはどんなきっかけでドラムを?

チャーリー:ハードコアとか、メロコアとかそういう世界に入ったきっかけは、当時姉ちゃんの部屋から流れてきたヌンチャク(千葉のハードコアバンド)なんですよ。

うっちー:ヌンチャクだ!

チャーリー:ちょうど、姉ちゃんの世代がそういうの聴いてる世代で、『なに?こんな音楽あんの?こんなバンドあんの?』って思いましたね。それが中学校ぐらいだったかなぁ。
でもその当時全盛がLUNA SEA、Xなんですよ。だから『こんなすげえ音楽あるぞ』っていっても共感してくれる人が周りにいなくて。
一人で姉ちゃんから借りて家で聴くっていう。それでその(ハードコアの)世界にハマりましたかねぇ。
で、バンド始めたきっかけ自体は結局LUNA SEAなんですよ。中学の演奏会みたいのがあって、『何やるの』ってなったら、周りみんなLUNA SEAしか聴いてないから、もうLUNA SEAしかないっしょって。
俺はできれば、ガーリックボーイズとかヌンチャクとかやろうぜって話にしたかったんだけど・・・そんなん、『なにそれ?』ってなるから。

お前、真矢(LUNA SEAのドラマー)と体型似てるからドラムな!だそうです。

トモヤ:そん時はなんでドラムになったんですか?

チャーリー:いや単純に(みんな)『俺ギターがいい』『俺ギターがいい』『俺ベースがいい』。
じゃあ浜川(チャーリーの本名)は、ドラムな!

シン:ポッチャリしてたからだよ。

チャーリー:お前、真矢(LUNA SEAのドラマー)と体型似てるからドラムな!みたいな。アルアルだよ多分ね。

うっちー:・・・チャーリーさんってのは、浜川から来てるの?

チャーリー:そうなんすよ。チャーリー浜さんっていう芸人がいて。

うっちー:だよね。そういうことか。

シン:見抜かれたね(笑)

トモヤ:世代ですね。

いっちょむ:ハードコアのバンド始めたのは、もっと後ってことですか?

チャーリー:LUNA SEAでドラム始めて、高校の時は部活やってたからドラムやってなくて、部活を引退してからまたドラムやり始めて、またコピーから始めたんですけど、そのときはもうトモヤと同じでHUSKING BEEとかTHUMBってバンドとか、そっから入っていきましたね。ブルーハーツもか。一番最初はブルーハーツだったかもしれない。
(ドラマーとしては)誰に影響受けたかな・・・一番『この人みたいになりたい!』って最初思ったのは地獄車(沖縄のハードコアバンド)の初期のドラムのヒロトさんて方がいらして。この人のドラム観た時ですかね。むちゃくちゃ格好いいドラム叩くんで、憧れましたねー。カッコいいバンドって、カッコいいドラムが絶対いるから。やはり色んなドラマーに影響は受けてますけど。

ベース弾きたいなって思ったのは、ホントはSNAIL RAMPだった!

BaリョータのJ-POP好きが多彩なフレージングの原点??

いっちょむ:じゃあ次はリョータさん、宜しくお願いします。

リョータ:俺J-POPが大好きだからさ。だからもう小室哲哉よね。
バンドとは関係ないから、もっとバンドの話してって言われるけど、俺はもう絶対に小室哲哉!グローブが大好き。

いっちょむ:好きなものを素直に言って欲しいから、良いですそれで!

リョータ:でしょ?小学生ぐらいじゃなかったかな?音楽の授業は好きだったけど、衝撃を受けたのはグローブだったかな〜。こんな面白い曲が世の中にはあるんだって思って。
そっからJ-POP。もう全盛期だったからほんといい曲が山ほどあって。ミスチルとか稲葉(B’z)とかね。
そんなのをラジオとかで聴いてて、そんななかミッシェルガンエレファントとか流れてきて、『カッコいいなー』って思って聴いてたんだけど、こんな話をしても誰もわかってくれない。
ミッシェルはわかってくれなかった。小学生の時は誰も。

シン:QAB(県外の番組も放送されるTVチャンネル)映らんかったんか?

リョータ:そう、映らなかった!

トモヤ:長男ってのもあるんじゃないすか?

リョータ:そう、だから、にぃにぃ・ねぇねぇは無茶むちゃ欲しかった!

トモヤ:やっぱ兄弟いるとお兄ちゃんお姉ちゃんから結構入ってきますからね、情報が。

リョータ:全然、仲のいい先輩とかもいなくって。自分から探していくしかないから・・・

で、宮古島ってQAB(県外の番組も放送されるTVチャンネル)映らないんだけど、ケーブルテレビだからスペースシャワーTVとか全部映るわけ。

シン:えー、羨ましい!いい島だね。

リョータ:あれでスペシャとか観てて。そっからバンドの話になると、ハイスタとかブルーハーツとかみんな好きだから。でも俺がそういうメジャーどころが、あんまり好きじゃないわけよー。ひねくれてるから。

シン:わかる。ぜんぜんわかる(笑)

宮古島出身のリョータは主にスペースシャワーTVで情報入手!

リョータ:でしょ?で、そんな中でエアジャムってのがあって、そこにBACK DROP BOMBが登場してくるわけ!
『リョータこんなの好きなんじゃない?』って友達が貸してくれて。
1枚目は正直全然聴けなかった。好きじゃないかなって。でも、MICROMAXIMUM ってアルバムは、(自分にとっては)J-POPだわけよ!
J-POPの良さが詰め込まれてるわけ。あれはもう、最高傑作じゃないかな。よくよく聴いてみるとミックスとか、曲の作り方とかが、俺的にはJ-POPだと。

いっちょむ:うんうんうん。

リョータ:でこれが、とっても好きになって。それ以来今も好きで、ずっと追いかけているバンドのうちの一つ。
そっから、BACK DROP BOMBとか、BRAHMANとか聴いていて、『ベースってカッコいいな』って思って。
あー!!
ベース弾きたいなって思ったのは、ホントはSNAIL RAMPだった!

一同:笑

ピック弾きから紆余曲折?を経て、現在はスティングレイをゴリゴリ指で弾き倒すスタイルに

リョータ:あれはもう相当カッコよくって。ベース弾きたいなーってなって。ジャンプの裏に載ってる、白いプレベを買った。

シン:でた!ジャンプの裏。

リョータ:高校生の時に毎日の弁当代500円を我慢して、20日我慢したら1万貯まるから。それでベースを買って、ストラップを最大限に長くして練習して、手首を痛めてみたいな。

いっちょむ:あー、今のストラップ長いのはもう最初から。

リョータ:まあ今もちょっと長いけど、でもだいぶ短くなった。

うっちー:ホントはスネイルランプだわけさ!って見出しつけちゃおうかな。

いっちょむ:あはは、多分ね(笑)

リョータ:SNAIL RAMPはピック弾きだから、最初はピックで弾いてて。今は指弾きなんだけど、指弾きはほんとに嫌いだったわけ。

いっちょむ:あー、そうなんですね。

リョータ:あの、のど自慢の後ろに、おじさんバンドが座ってるさ。ベース(指弾きで)弾いてる人がいて、『あーもうやだ。気持ち悪い』ってさ。

一同:あはは(笑)

いっちょむ:それが気持ち悪かったんですか?

リョータ:『ダサいっ!』って思ってたんだけど・・・バックドロップボムとか、ブラフマンとか指弾きだし。『指弾きもなんか熱いなー』って思うようになって。

シン:スキャフル(SCAFULL KING)も指弾きだっけ?

リョータ:スキャフルも指弾き。で、とどめを刺されたのがレッチリだよね。

一同:おーー。FLEA。

リョータ:『なんですか?このスカスカの音のアルバムは?』みたいなね。
これまで、ギターも何本も重なって、ホーンも入ったりしてゴージャスな、作り込まれたのを聴いてきたのに、レッチリのアルバムを流した時に、まじで4つくらいしか楽器入ってないんじゃない?って。
それでもこんなに面白いことになるんだ!って。
そこでのめり込んで、メチャメチャ練習した。

チャーリー:俺は、ホントにこの人(リョータ)に対する信頼度はエグいすからねー。ほんとにいいベーシスト。

俺ら世代はみんな、GLAYのおかげじゃない?

沖縄のミュージシャンはなぜかGLAYで始まる人が多い!Vo&Gtのシンもその一人

いっちょむ:じゃあ、最後にシンさん、お願いします。どんな音楽を聴いてきたんでしょうか?

シン:ほんとに最初好きだったのはTRFで。TK世代だったから。

リョータ:でしょ?

シン:で、バンドだったら、イエローモンキーが超好きで。
ギターだったら布袋さんかな?
ギターを弾く楽しさってのを・・・

リョータ:(X JAPANの)ヒデじゃないの?

シン:あ、ヒデもだ!ヒデもだけど、布袋さんのが先かな?
俺らみんなビジュアル世代なんで、『BE LOVED(GLAYの名曲)』とか弾けてなんぼっていう・・・

リョータ:っわはは!

チャーリー:それなー。絶対あるよなー。

リョータ:あはは、皆んな弾けるよアレ!あれこそ名リフじゃないの?

シン:あの時に、一番弾けるの何かっつったら、BE LOVEDが一番弾きやすいし、みんなわかるから。
みんなBE LOVED弾くか、あとエンドレスレインのピアノ弾くか。
だけど、バンドで。このバンドでどんなのをやりたいかって言ったら。
Rufio(アメリカのロックバンド)とかStrung Out(アメリカのパンクバンド)とか、あのへんのメロディックなんだけど、メタリックなフレーズが入ってて。
ルフィオなんか超衝撃でさぁ。ワープドツアーっていうDVDがあって、2003年かな?あん時に超早いリフで、ギターの人がベーシストの背中の上で回ったりとか・・・『超かっこいいな』って。
背中で回る練習は、まあしなかったけど。
曲もそうだし、パフォーマンスとかもちゃんとやってるバンドがかっこいいなって思って。そっからきてるのかもしれないですね。

黒のエクスプローラーがトレードマーク。実はアンスラックス派!

リョータ:一時期、よく言ってたよねルフィオ。

シン:俺アメリカに観に行ったんですよ!

いっちょむ:アメリカにいた時期があるんですか?その時に観に行ったの?

シン:友達の妹がアメリカにいて、3ヶ月かな?僕も行ってて。『ルフィオが近くでライブあるからお前も来るか?』って誘われて観に行って。
まあそれはいいんですけど。バンドでやりたいのはそういう、メロディはありつつもリフはガンガン攻めてるのがいい。
ライブ観た人とかに、メタリカが好きっぽいってよく言われるんですけど、エクスプローラーだし低いし。いつも言われるけど、アンスラックスが超好きなんですよ。

うっちー:リフ自体はね、アンスラックス感強いよね。ロックンロールだし、疾走感重視なところとか。

シン:リフの感じはアンスラックスが好きで、ボーカルの感じはStrike Anywhere(アメリカのメロディック・ハードコア・パンク・バンド)な感じが出したいですね。

チャーリー:あー、それも言ってたね。

リョータ:言ってたね!Strike Anywhere。

シン:Strike Anywhereは、チャーリー観に行ったんだっけ?

チャーリー:うん。

シン:サイクロンだっけ?

チャーリー:(渋谷??)サイクロン。

シン:じゃCDなんか買ってきてーって。聴いてみたら『超かっこいいじゃん!』って。

チャーリー:でも俺Strike Anywhere観に行ったんだけど、一緒に来てたバンドのNO TRIGGER!そっちにどっぷりハマっちゃって。

シン:ははは。だから、ボーカルの感じはStrike Anywhereな感じにしたくって。

いっちょむ:楽器を始めたきっかけの音楽は?

シン:うーん。やっぱGLAYかなあ?

うっちー:沖縄GLAY強いなー。

いっちょむ:GLAY強いですね〜。

シン:友達がエレキギターで弾きよったんですよ。CDにあわせて。もう超かっこいい!

リョータ:GLAYって偉大なんだねー。

シン:俺ら世代はみんな、GLAYのおかげじゃない?

トモヤ:GLAYかなりでかいですね。

シン:だと思う。Xとかはね。最初弾けないじゃん?絶対に。

チャーリー:あれは無理よね。

シン:ほんとにBE LOVEDは、革命的だよね?

『Shut Up, Crime!』の歌詞は、SUPERって映画を観て

ライブでは『Shut Up, Crime!』がお気に入りのトモヤ

いっちょむ:NEEDの楽曲の中で、この曲の個々を聴いて欲しいとかでも良いんですけど、おすすめ曲を教えてください。

トモヤ:長いこと音源リリースしてないんで、音源ですぐには聴けないんですけど、、、あれ曲名なんでしたっけ?

シン:はぁ??ホントは好きじゃないでしょ?聴いてないから曲も当てられないんでしょ。

トモヤ:ジャジャジャー、ジャジャジャーって・・・

チャーリー:クライムじゃね?

トモヤ:あ、そうそう。Shut Up, Crime!って曲が、まだ音源はないんですけどライブではやってるので。
この曲が、いろんな全員の要素が出てると思うし。自分的には、自分のギターで、ここ聴いて欲しいって思う部分もあって、みんながザッザッザッて、ブレイクした時に。

チャーリー:意外だな。

トモヤ:大したことしてないんですけど。

映画『SUPER』の原題は『Shut Up, Crime!』ジェームズガンの名作(迷作?)

シン:『Shut Up, Crime!』の歌詞は、SUPERって映画を観て。わかります?SUPER。

うっちー:うん。映画マニアだから。

シン:(笑)あれ、Shut Up, Crime!って言うんですよ。

リョータ:あ、セリフがあるの?

シン:うん、カップルが割り込みするわけ映画に並んでる時に。
で、ヒーロもどきの奴(映画の主人公クリムゾンボルト)が二人ともハンマーでぶち●ろすわけ。『Shut Up, Crime!』っつって。

いっちょむ:んふふふ。

リョータ:マジでー?なんか観たくなってきたね。

シン:ジェームズ・ガンの監督のやつね。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの前に撮ったやつかな?

いっちょむ:うっちーさん的にはこの話使いたいですよね?

うっちー:いやインタビューには載せないかもだけど。。。スーパーの話はしたい。

一同:笑

ドラム叩きながら後ろから見てて、あれがすごく好きなんですよね!

『What is the truth?』でフロント勢がジャンプする光景が大好き

いっちょむ:じゃ、チャーリーさん的にはオススメの曲ってありますか?

チャーリー:オススメかぁ・・・自分が好きな曲ってことなら『What is the truth?』って曲。いつもライブで一番最初にやるやつ。
これ、単純にこのバンド作った時に、シンと二人で作ったんですよこの曲。

シン:そうだっけ??

チャーリー:あれ?!

シン:まぁ、だいたい二人でつくったかな。

チャーリー:だから、そういう思い入れもあるのかな?
ライブでやるときは、曲始まって、あるタイミングでサオ隊(ギターベースなどのフロント勢のこと)、フロントマン全員が飛ぶんですよ。
それドラム叩きながら後ろから見てて、あれがすごく好きなんですよね!

一同:あはは。

チャーリー:あの光景!だからもうこの曲って決めてました。

いっちょむ:ドラマーにしか観れない光景ですもんねー。

リョータ:トモヤもちゃんと毎回飛んでよ。『あー、今回テンション低いのかな?』って思うからね。こっちから観てるからね。

トモヤ:いや、そんなことないんすよ!予定調和になるのが・・・嫌なだけで・・・

リョータ:ほらー、みんなちょっと気持ち悪いよ、今日。(笑)

いっちょむ:笑

シン:そして俺は飛んでないからね。(←ボーカル兼だから)

一同:笑

チャーリー:あ、そうか!いやでも両サイド二人が飛んでるだけで全然(楽しい)。

トモヤ:いっぱい飛びましょうか?じゃあ。

一同:笑

チャーリー:ちゃう。あそこだけで良いよ!あそこだけで。踏み込んでるのとか、実は見てるんだよ!

俺的にはこの曲はもうNEED 全員のフィジカルの極み。

『YAH YAH YAH』はフィジカルの極み、全員大変!

いっちょむ:じゃ、リョータさんのオススメ曲はありますか?

リョータ:俺はもうこれしかない!『YAH YAH YAH』がいい!俺的にはこの曲はもうNEED 全員のフィジカルの極み。

シン:はっはっはっはっはっ(笑)

リョータ:全員大変!みたいな。
単純に刻みが多いし、速いし、刻みがタイトだからかっこいい。フレーズが難しいとかじゃないわけよ。もう速くて、刻みが難しい。
でベースも指弾きだから、まあまあ大変だわけよ。大変だけど、キマッたらアガってくるみたいな感じかな〜。無理矢理スラップも入れてるから。見所もあるし。
キツくて、アガってくるって感じかなー。

いっちょむ:きついけど、結果がバーって出るという。

リョータ:うん。そのー、観てる方にはあまりわからないかもしれないけど、俺的にはとっても好きで。

いっちょむ:私は好きな曲なんで嬉しいです!

リョータ:あ、ほんと?!

いっちょむ:単純に観ててぶち上がれますよね!

リョータ:面白いでしょ?あの時だけみんなちょっと真面目にやってるからね。

いっちょむ:あはは(笑)

リョータ:みんな動き少ないからね。この曲の時。

シン:ラジオのCMに、TVもやってたかな?車のCMに使われてる曲でもあるんだよね。

チャーリー:ミキトニーがCMしてるやつだよね?

シン:まあまあ、ちょっとメタル寄りの曲で。

全部好きですね!俺たちが作った曲だから

いっちょむ:ありがとうございます。じゃあシンさん、お気に入りの曲おねがいします。

シン:なんだろ?ずっと考えてたけど、『Shut Up, Crime!』も結構好きなんですけど、『YAH YAH YAH』は超大変。

リョータ:ほらー。みんな大変だわけよ!

シン:ほら、歌も歌わないといけないから、弾きながら歌うのが難しい曲なんですよ『YAH YAH YAH』って。
基本難しいんですよ、歌いながらギター弾くの、この手の曲って。だから、それを見て欲しいです!俺、すごいっすよー。

一同:爆笑

リョータ:そこだけは、ホント凄いって思うよ!

シン:結構、ずっと動きながらやってるから、ホント俺すごいなーって(笑)

いっちょむ:なんか昔脚立のぼってなかった?

シン:そうなんすよ。最初、Cyber(那覇のライブハウス)で、ちっちゃい脚立に登ってたわけ。

リョータ:あーーー、そうだったかも。

シン:そしたら、ナゴさんがでっかい脚立持ってきよって。

トモヤ:ナゴさんてのは、ミスティックの、モヒカンの人。
 
いっちょむ:あーーー!

シン:で、それから、でっかい方が目立つじゃん!って思って。みんな喜ぶし。
ライブハウス来たらとりあえず、脚立どこにあるかなー?とか。

いっちょむ:笑

シン:あと登れそうなとこ、あるかなぁー?とか。そればっか考えてましたね。

いっちょむ:あははは。

リョータ:そういえば最近登らないねぇ?

シン:もう疲れた。

いっちょむ:んふふ。

トモヤ:お客さんが出してくるんですよね?結構。

リョータ:まあねー、認知されてたらねー。

ありし日のシン on 脚立 @コザSLUM BAR

シン:結構ね、怪我させちゃったりとかもあったからね・・・
天井登ったら、天井が抜けて。落ちたんですよ。

トモヤ:で、下にいたお客さんが、ネオン菅・・・ネオン菅でしたっけ?
ネオン菅(正確にはLED照明)が割れて、顔切っちゃって・・・
そのまま救急搬送されて。

リョータ:事件(笑)

トモヤ:男の子だったから、まだよかったんですけど。
病院で処置受けた後、戻ってきてたんだよー。全然大丈夫っす!みたいな感じで。

シン:俺も落ちて、脚立に足が引っかかって。
ぶら下がったんですよ。・・・落ちてたらちょっとやばかったんじゃないかな。
LEDは弁償しました。

で、好きな曲ですよね?

いっちょむ:すみません、話それちゃって。

シン:一曲ですよね?

いっちょむ:いや、一曲と言わず。

シン:みんなで作ってるから全部好きです。

リョータ:はい、正解〜。優等生です。

いっちょむ:あはは

『みんなで作ってるから全部好き』と語るシンのその目はとにかく優しい

シン:みんなで作ってるから、自分たちの曲なんで。特にオレは曲作ることが多いんで、それを一緒に演奏してくれる人がいるって、すごい素敵なことなんだなーって思うんですよね。
自分が書いた歌詞とかを良いなと思ってくれてるから、曲になってるわけだし。
つまらんかったらやんないしね?

リョータ:たまには良いこと言うね?

シン:結構良いこと言うよ!
だから、そう。一曲ってなったら選びきれないなぁーって。全部好きですね!

リョータ:見出し一個できたね。『全部好きですね!俺たちが作った曲だから』

一同:あはは(爆笑)

一番の目標は、ずっと四人でやっていくことですね!

一番の目標はずっとこの四人で続けていくこと!

いっちょむ:これからのNEEDの活動はどうしていきたいですか?

リョータ:もう、音源制作じゃない?

一同:音源ですね。

いっちょむ:レコーディングはされてるんですか?

シン:どうしよっか?

うっちー:ABDでやりましょう!

シン:できるんですか??

リョータ:大将!生(ビール)!

いっちょむ:うふふ。じゃあ、レコーディングして、音源を出す?

リョータ:あとTシャツとかも作りたいですしね。Tシャツがもう、すごい好きだわけよ!

シン:一番の目標は、ずっと四人でやっていくことですね!

リョータ:これ、説得力あるな?長いから。

シン:誰かが死ぬまでは、ずっとこの四人でやっていきたい。

リョータ:誰か死んだら、オケでも流してやる?

一同:笑

ホント、その人たちのおかげで、活動を続けられたんですよ。

シン:ちょっと付け足してよいですか?チャーリーが休んでた時に、ずっと活動してたんですよ。2年?3年?
そんときずっと、サポートのドラマーが5号くらいまでいて。5人くらい。

リョータ:いたよねー!

シン:だからホント、その人たちのおかげで、活動を続けられたんですよ。
ほんと感謝してます!

トモヤ:あと面白かったのが、みんなやっぱドラムのクセがあるんで。
この人(ドラマー)のときは、この曲はちょっと溜めるとか。
自分の中ではかなり勉強になったと言うか、良い経験になりました。
いろんな人とやったりって。無駄はないなって思いましたね。
NEED LEED USERが休止してたっていう感覚が自分には全くなくて。
そんなに休みましたっけほんとに?

シン:1年くらいはやらんかったよ。

いっちょむ:その時期に、音を聞くって言うのか、バランス感覚っていうのか・・・養われた?

シン:その場その場で、どうにか調整するって言うかね?

いっちょむ:今の話を聞いてて思いました。

シン:あるかもしれないですね。

恋人以上家族未満?友達以上恋人未満?

『自分以外の演奏がほぼ最強』と語るトモヤ。いや、あんたも結構最強だと思う(byうっちー)

うっちー:4名、ほぼメンバーチェンジなしに、長いこと一緒にやってるってのがあるじゃないですか?
長くバンドを続けて来れた秘訣みたいのを聞いてみたいですね。

トモヤ:自分以外の演奏がほぼ最強だと思っていて、このバンドでなら全国どこに行っても負けた気がしないって言うか。『また優勝じゃん!』みたいな。

一同:笑

いっちょむ:みんな笑ってるけど、トモヤさんのソレは結構ほんとだと私も思う。

シン:むしろ『インチキ』かなって?この四人『インチキでしょ?』的なところはあるかもしれない。※沖縄で『インチキ』は『(肯定的な意味で)よくできすぎててズルい〜』のような表現。

いっちょむ:シンさんが思う、長く続ける秘訣は?

シン:ついてきてくれてるっていうか、合わせてくれてるってのがあるから、優しさなのかな〜?と思うんですけど。愛というか。
なかなかね、人の言うことって聞きたくないじゃないですか?
だけど、やりたいことをみんなで共有できるってのは、良いよなって思います。
秘訣かはわからないけど。

チャーリー:結果、今に至るんだもんな。

リョータ:至れてるわけだから。笑

トモヤ:演奏に関しても、みんな(に対して)リスペクトがあるからかなって。

リョータ:それはあると思う!

シン:もうずっと一緒にいるから・・・恋人以上家族未満みたいな。友達といえば、友達だけど。
友達よりは全然上だし。バンドメンバーって。
家族か?っていったら、やっぱ家族は一番大事だし。・・・友達以上恋人未満みたいな。

リョータ:はっ??変わってるよ??

一同:笑

いっちょむ:でもなんかすごい絆みたいなのありますよね?

シン:友達よりは長く一緒にいるし、家族よりは一緒にいないしっていう。だけど、(一緒に)やろうとしてる目標があるし。お酒飲んでても、バンドメンバーとは未来の話ができる。そのへんが、(バンドって)素敵だな〜って思います!

いつもハッピーなライブを届けてくれるNEED LEAD USER、これからの活動も楽しみにしてます!
ん?真ん中の人は??

ーーーそんな仲良しのNEEDメンバー4名、ビールを傾けながら話は尽きないのですが、インタビューとしてはこの辺りで締めたいと思います。
ライブは激しくて、テクニカルで凄まじいですけど、ステージを降りると、優しくて気さくなお兄さんたち。どこかのライブ会場で見かけたら、是非話しかけてみてくださいねー!

NEED LEAD USER
・ライブ告知などX(Twitter)
https://twitter.com/NxLxUg
・Apple Music
https://music.apple.com/jp/artist/need-lead-user/1513524924

Owner’s Interview

お店紹介『SHIMODA BAR』

那覇市壺屋に2023年の春オープンした『SHIMODA BAR』。店主の下田さんは那覇の音楽シーンの生字引きとも言えるくらいの長い音楽歴の持ち主でもあり、もちろん現役ミュージシャン。
一緒に店を切り盛りする仲間達もバンドマンということもあり、夜な夜な個性豊かな音楽好きが集まります。
そんな下田BARについて、また那覇の昨今の音楽シーンについて、お話を伺いました。

壺屋1丁目の飲み屋街・神里原(カンザトバル)の夢の掃き溜め=SHIMODA BAR
雑居ビルの地下に降りてゆく怪しい階段は初めての方には恐怖でしかないが・・・
お客さんにはバンドマンも多く、店内はライブイベントのフライヤーがビッシリ!

バンドマンが、バンドやらなくなったら、エネルギーが有り余って、いろんなことやっちゃったって感じですかね。

左からトモヤ・下田・アイパー。3人は弾き語りチーム『酔狂連』としても知られる

うっちー:今日は宜しくお願いします!

一同:宜しくお願いします!

うっちー:まずは、下田BARを開店することになったきっかけを聞いてみたいんだけど。

下田:そうですね・・・長くなるのか、短くなるのか・・・

うっちー:短めでお願いします(即答)

一同:笑

下田:店をやりたいっていう気持ちは基本的にありましたね。ずっと頭にはあったんです。10年くらいあったんですけど。
トモヤが酔狂連って企画を始めまして・・・

うっちー:あ、トモヤ君が始めたの??

トモヤ:コロナ禍で、みんなで飲んでる時に。コロナでみんながライブできなかった時期に。

うっちー:え?そうなの?酔狂連ってその時期に始まったの?

下田:そうそう。

トモヤ:コロナで、バンドが動けないと。だから、家庭がない人とか、ライブしても支障がない人だけでも、なんかやろうよってことで、思い切って弾き語りしてみるかっていうのがきっかけで。チーム名みたいのを決めようってことで、語呂がいいとか言いやすいってので、『酔狂連』ってことで、弾き語りイベントやってみたら結構盛り上がったというか、面白かったので。
それをそのまま・・・チーム名みたいな感じですね。

下田:そう、チーム名。

『じゃあ、BARもやろう!』ってな空気でSHIMODA BAR発足の『酔狂連』の漢たち

うっちー:ちょっと、オレ多分わかってないんだけど、(FM那覇で酔狂連の3人がやってる)ラジオ番組の『明日会社を休みます』ってあるでしょ?それはもっと前からやっていたの?

下田:いえ、酔狂連が発足して、イベントとしてやった後に。

うっちー:そうなんだ!なんかもっと昔からやってるのかな?って思い込んでて。

下田:あれはまだ2年も経ってないですよ。

うっちー:そうなんだ!

トモヤ:コロナで居酒屋とかも閉まってて。もう毎週下田さんの家でBBQしてたんで。

うっちー:あ、そういう中で始まったのが、あの番組であり、三人の弾き語りチームの酔狂連なんだね。

下田:そうですね。バンド以外に何ができるかってなった時に、トモヤがやり始めました。弾き語りです。
で、飲食店を応援と・・・まあ、ちょっと天秤があったじゃないですか?
コロナ拡大か?経済というかその飲食店を応援するのか?ってところで。
できる範囲で飲食店を応援したいってやったのがトモヤがやった酔狂連ってイベントで。
さらにいうと、その中から『ラジオもできるんじゃない?』ってスポンサー探して、ラジオやって。っていう流れで、『じゃあ、BARもやろう!』ってな空気ですわ。

うっちー:爆笑

下田:空気的に・・・

うっちー:会社休まないで済むし(笑)

下田:そうですね。

トモヤ:あと単純にこの素晴らしい立地の物件が。

下田:たまたま。

トモヤ:見つかったっていうのが一番大きいすね。
多分この場所が見つかってなかったらまだ店やってないっすもんね?多分。

下田:そうですね。『ココじゃん?』っていうね。
もうちょっと神がかった場所が見つかったなと。
バンドマンが、バンドやらなくなったら、エネルギーが有り余って、いろんなことやっちゃったって感じですかね。

トモヤ:まさしくそうです(笑)
ラジオもだから、みんなで飲んでて、面白い話がいっぱいでる。けど、その場だけで消えていくから。
どうせだったら、電波にのせてしゃべってみるかって。

自分たちだけじゃなくて、発信できたら面白いんじゃないかってので始めたラジオで、またその流れを汲んで、もともと下田さんがやりたかった店も、物件が見つかって。割となんかその流れは・・・

うっちー:そうだねー。あのFM那覇の前の雰囲気やばいもんなぁ。

全員:笑

うっちー:みんな缶酎ハイ片手に・・・

下田:狙い通りっていうか、そうなって欲しいっていうとおりではありますね。

アイパー:熱燗つくってる人もいるし。(笑)

FM那覇の番組収録(生放送)風景・この日は那覇の美人女将『もえぴ』がゲストに
放送間際になると、常連ギャラリーがドリンク片手にワラワラと集まってきて酒盛り(笑)

『ディープなカラオケBAR』っていう意味で、カラオケ入れたら面白いんじゃないか?って思ってて。

かたときも酒を手放さないメンバーが語るSHIMODA BARならではのカラオケとは?

うっちー:そんな感じで始まった下田バーなんですけど、集まってくるお客さんの層ってどんな人が集まってくるの?

下田:多分幅広いと思いますよ。層は。
ここ僕の地元なんですよ。この神里原(カンザトバル)って地域は。学校もこの辺なので、僕の小中高の繋がりの方も結構くるんですよ。

トモヤ:くるね。バンド以外でも。

下田:バンド以外もめっちゃ来るんですよ。モアイ(月一くらいで開催される仲間内の会合の一種)で使ってくれたりもするし。
ほんと意外なのが、小学校の繋がりなんてもう普通はないと思うんですが、まさかのその繋がりが・・・もう地元なんで、大人になってきてくれたりとか。プラス、もちろん音楽関係だったり、夜の飲食関係の人とかってのが、大きくざっくりいうと。
たまになぜかフラっと、『MODA SEAのひとですよね?』って入ってくる人もいたりしますね。

うっちー:MODA SEAのパフォーマンスは、衝撃受けたよね・・・

下田:笑。ありがとうございます。そうなんすか??

一同:爆笑

うっちー:ウケてますよ(笑)

うっちー:僕なんかが飲みにくるともう、ディープ時間帯のバーの人たちが。自営業の。

下田:うっちーさん飲みくるときはそのパターン多かったと思います。

うっちー:そう、もう同族たち。

下田:日によって全然変わるんすよ客層が。なぜかめっちゃ不思議なことに、結構タイミングよく同じような(お客さんが集まる)っていうか、自分が見た感じですけど。
引き寄せなんですかね?

トモヤ:類友があるんだよね。

下田:類友なんだよね。なんか同じタイミングで下田BARにきますね。

うっちー:ね。で、ここの店ではカラオケ大会しちゃう。みたいなね。

トモヤ:カラオケ大会ありますね。

うっちー:あるよね。

アイパー:カラオケ大会やったときは、優勝者は一ヶ月飲み放題って企画やったりして。

下田:やりましたねー。

トモヤ:カラオケはこの店で結構キーポイントというか。カラオケ誰かが歌うと、(歌ってる人の知人ではない)聴いてた人が『え?それ歌うんだ!』みたいな感じで仲良くなることが多いんです。

下田:多分他の店に一番ないのはそこですね。
そもそも僕もカラオケはよく使ってて。アウトプット(那覇のライブハウス)のイベントとかでアーチスト性の強いミュージシャンとかくるんですけど、『カラオケ行こうよ』って言ったらみんな結構ノリノリなんですよ。

一同:うんうん。

下田:そういうクセを僕は知ってたんで、『ディープなカラオケBAR』っていう意味で、カラオケ入れたら面白いんじゃないか?って思ってて。

うっちー:ディープなカラオケBARだよね・・・確かに。

下田:そうなんすよ。ただのカラオケではないんですよねー。『イヤササ言ってりゃいいってもんじゃないよ!』みたいな感じでやるんですけど、このにくるお客さんはやっぱ音楽関係が強いので。
『カラオケにこんな曲入ってんの?』みたいな曲リクエストする人とか多くって。

一同:アハハ。(笑)

トモヤ:選曲で盛り上がるんすよむちゃくちゃ。

下田:そうそう、アンダーグラウンドカラオケっすね、もう。
カラオケって結構『俗』っていうか一般的なものですけど、ここにくると『カラオケこんな風に使うんだ!』っていう。
これまあ、ちょっとわかっててやったってのもあるんですけど。
面白いですよ。音楽関係には、カラオケに入ってる本人が来ることも多々あるので。

アイパー:それ面白いっすよね。

下田:なかなかないっすよね?でもたまにあるんで、歌ってもらったりとか。

アイパー:めっちゃ勇気いりますよね。アハハ(笑)

下田:そういうカラオケの使い方っすよね。

下田さんの歌うLUNA SEAは、目を瞑っていたら河村●一そのもの??

うっちー:時々ほら、お客さんのリクエストで下田くんがLUNA SEA歌ってる時あるじゃん?

下田:結構ありますよね。

うっちー:だいぶあるよね?

一同:爆笑

うっちー:こないだも俺の友達と来たけど、みんな初めて聴いた人はもう『目つぶってたら河村●一だよね!』って。

トモヤ:みんな目がついてるんで。残念ながら。

下田:先週ですよね?うっちーさん来てくれたの。あの時は地元の繋がりの方が来てくれてて。
一緒にいらした方が河村●一のファンってことで。かなりマニアックな選曲をリクエストされて・・・
でもたまたま得意な曲だったんで、結構いい感じに盛り上がりましたよね。

うっちー:盛り上がったよねー。

下田:変化球とか番外編が多いイメージがありますね。カラオケといえども。
カンザトバル地下だし。アンダーグラウンド感ありますね。こっちが盛り上がってしまう。

パンクっていう意味というか、型を壊すというか。『どんな不恰好でもいいんじゃないか?』みたいなバンド が1LDK

店主の下田さんはマルチな活動をこなす音楽家でもあります

うっちー:これはちょっと聞いてみたいことで、僕の個人的な興味なんだけど・・・
下田くんっていろんな活動してるじゃない?
こないだのワンチャイのインタビューでも『1LDK(休止中の下田のバンド)』の話で盛り上がってね。

下田:え?ワンチャイのインタビューの時に?

うっちー:そうそう。書いてないけど、『1LDK』の話でめちゃ盛り上がった。
そもそもカーズーとかが下田さんのこと尊敬しているのは、バンド活動のこともしってるし。
ミュージシャンとしての下田くんのことを沢山みてるから。そういうのもちょっと聞いてみたいかな。

下田:1LDKっすね・・・今日昼間イベントだったんですけど、久々にCD一枚売れましたね。
そのお金で買った酒がこれですけどね。

うっちー:笑

下田:(1LDKは)意味合い的にパンクかな?ってことを僕がやってるバンドです。
音として面白いかはわかんないっすけど。それこそFUGAZIのカバーとか虎舞竜のカバーとか・・・
今日はちょっと下ネタの曲をやって、それで一枚売れたってことですかねぇ・・・
これが売れるってことはまずないと思うんですけど、自分のマインドの消化っていうか。それをたまたま音楽に、パンクにってだけの話で。
『まあ、こういうのもあるよね』っていうみんなのヒントになってくれればいいかなと思って、それを詰め込んだバンドなんですけど。
パンクっていう意味というか、型を壊すというか。『どんな不恰好でもいいんじゃないか?』みたいなバンドなの。
でもそれは観ないとわかんないと思うんだよね。まあ観ることもないと思うんですけどね・・・

うっちー:いやいやいや、観たいよ!

トモヤ:誰か(タヒ)んだんでしたっけ?

下田:いや、一人はなんか絶対出たくないって言ってる。

一同:爆笑

うっちー:(タヒ)んではいない?(笑)
来年あたり再結成期待してるんで。

下田:再結成っていうか、その時だけやるっていうのだったら、あるかもしれないですけど・・・

うっちー:MODA SEAは、きっかけはどんなだったの?

下田:MODA SEAですか?学園祭なんです。沖縄国際大学のサークルに所属してたんで。ROCKクラブ。

うっちー:沖国の?

下田:沖国ロックなんですけど。言ってみれば、NEED LEAD USER(トモヤの所属するバンド)もほぼほぼ沖国ロックのサークルのメンバーなんで。僕とほぼ同期の、NEED LEAD USERだったり、あとMODA SEA。

うっちー:へー。

下田:(大学)当時はスレイヤーみたいなメタルバンドやってて。

うっちー:スレイヤー??歌ってたの?

下田:(笑)・・・いや、僕ギターです。その時のバックメンバーが、ほぼMODA SEA。

うっちー:MODA SEAについても、今度ゆっくり聞いてみたいね!

下田:MODA SEAも(続けてきたことで)知ってもらえて嬉しいですね。おかげで変なお客さん一杯きますよコッチ(下田BAR)にも。
漏れなくみんな楽しい人ですけどね。

一同:笑

『あー、もう年齢じゃないんだな!』って空気が確立してるなってのは感じましたね。

トモヤ(左)はNEED LEAD USERというハードコアバンドのギタリストでもある

うっちー:音楽人としての下田くんから見た那覇の、というか沖縄のなのかな?音楽シーンについて思うところを聞いてみたい。

下田:沖縄のバンドは、単純にいいバンドが増えたというか育ったというか、間違いないバンドが集まってる感じはしますね。

うっちー:僕が那覇に来て、初めてこっちのライブシーンに触れたのって、旧所作バー(VOL.1で詳しく紹介しています!)が閉店間際の時にやった、ヤケクソの音楽フェスみたいなやつで。
そんときミルクキ(Milk&Cookie = 那覇のメロディックパンクバンド)で下田くん出てたんだよね?

下田:あー、所作バーの中でやったやつですか?

うっちー:ミルクキと、Owl gallと・・・

下田:offseason!

うっちー:offseason!

下田:あとワンチャイですね。

ありし日の旧所作バーでのMilk&Cookie バンド編成ではドラム担当

うっちー:ワンチャイもやってた!で、あんなところで爆音で。(笑)
みんな凄いカッコよくて。特にあの時はoffseasonが音楽的にも刺さってきて、びっくりしちゃってね。スゲーじゃんこれ!って思って、しかもこんなところ※で。
※所作バーは当時は木造二階建ての八百屋さんの倉庫の上なので防音も何もなくて狭かったです。
スゲーってなって、気持ち熱くなったんだけど、そしたらあっという間に所作バー無くなっちゃって。

一同:笑

うっちー:でそのあとABD(那覇市久米ライブバー)始めるんだけど、すぐコロナ禍になっちゃって。(笑)
だから沖縄の音楽シーンって掴みどころがなかったんだよね。

下田:そう、微妙な時期でしたよね。

うっちー:だからワンチャイが来来謝謝(VOL.1、2で詳しく紹介しています。)始めた頃からやっと色んなバンドと知り合えるようになったというか。実際にライブハウスで生の演奏が観れるようになってきたのが、ホントにここ2年ぐらいで。それで皆んなの音楽を聴いてみて、沖縄の音楽シーンは良いぞ!って。

下田:僕としては、客観的には見れなくて。もう20年くらいずっと続いてるシーンなので。『ずっと熱かったよ!』って気持ちもありつつ。(笑)
確かに最近の(盛り上がってきてる)空気はあるなと思います。やっぱスーパー来来謝謝がわかり易かったですよね。
面白かったですね。新しい空気ですよね。僕らみたいに20年何年続けてる人もいっぱいいるし、でも若い人も沢山いて。
バンドシーン、全国的に新しい空気を更新してきてると思います。

うっちー:あぁ、沖縄だけじゃなくて。

下田:そう、沖縄だけでなく。だって20年くらい続けてきてる人もザラにいるし。なのに若い人たちも入ってこれる。
20代や10代の人たちも入ってこれて、もう年齢で区切られないなって空気が、どこに行ってもあるんじゃないかな?っていう。
虐げられた民(うっちー参加のバンド)だってそうじゃないですか?めちゃくちゃ年齢層幅広いし、『あー、もう年齢じゃないんだな!』って空気が確立してるなってのは感じましたね。『もうこれで良いじゃん!』って思いましたね。あとはそれぞれが楽しいことをやれば良いじゃんって。
来来謝謝については、純粋っていうか、居やすいっすよね。

『スーパー来来謝謝』にはMilk&Cookieとして参加

トモヤ:ワンチャイが『スーパー来来謝謝』やったことで思ったのは、沖縄確かに良いバンドいっぱいいるけど、行動力のあるバンドは少ないですね。

いっちょむ:あー、なるほど。

トモヤ:『なんかやろう!』っていう人があまりいなかったのかな?て。
ただひたすら、良い曲つくって、良いライブして・・・だけ。

下田:考え方だけど、役割分担で。こういったインタビューとか(メディア作り)ってのは、とっても大事!

うっちー:トモヤ君の話で言うと、良い曲つくって、良いライブしてってバンドがまず、第一次産業じゃないですか?
野菜作ったり、魚撮ったりしてんのと一緒で。
だから、もっと広く県内にも県外にももっと知ってもらえたら良いかなって気持ちでWEBメディアを立ち上げて紹介してみようと思ったんだけどね。

下田:沖縄には必要じゃないかと思う。ブランディングと流通っていうのか。皆んな良い意味でも悪い意味でも純粋すぎるので。

うっちー:下田BARの今後の展開について

トモヤ:県外からバンドの人が来たら、まっ先に『下田BARいくか!』って感じになったら良いですね〜。

下田:もうすでに、人伝で『下田BAR案内したからよろしく!』ってのもあるし、バンドっていうか色んな人がここを拠点に繋がっていってくれたら良いと思うし、ここから広がる話もあるなって感じてますね。

うっちー:そうだよねー。県外から来ても、出演するライブハウスだけでは楽しみきれないんだし、下田BAR来たらとりあえず。

トモヤ:ハメ外して(笑)

うっちー:そう。那覇については全て分かっちゃうし(笑)

下田:『何もなく来た人でも何かは持ち帰れる』という場があるってのは良いんじゃないかなって。

トモヤ:楽屋みたいになったら良いんじゃないですか?

うっちー:カラオケのある楽屋(笑)

トモヤ:イベントも、ライブイベントだけじゃなくって、下田BARならではの、イベントができたら良いですね。
カラオケ大会もそうだし、色んなイベントできるんじゃないかなって。

ーーーー県内・県外のお客さんが、『何もなく来た人でも何かは持ち帰れる』ライブハウスの楽屋みたいなお店・SHIMODA BAR。
まずは那覇の夜の入り口として、足を運んでみてください!

SHIMODA BAR
沖縄県那覇市壺屋1丁目4−17 八幡ビルB1

FM那覇 – 沖縄酔狂連の『明日は会社を休みます』
毎週火曜日21:00−21:56 ON AIR

“居酒屋みたいなラジオ” パーソナリティとステレオ越しに飲みながらのひとときを!お酒での失敗談やエレジーな恋の話、沖縄のインディーズバンドやオキナワンロック、時にはゲストを招いてのトークも!パーソナリティは下田、トモヤ、アイパーでお届け!Twitterは @suikyouren ハッシュタグは #沖縄酔狂連 でコメント待っております!今宵も何かが起こる?!!

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