OKINAWA UNDERGROUND沖縄アンダーグラウンドの音楽シーンを隔月でご紹介

Vol.013

『LIMITED EXPRESS(has gone?)』Cover Photo by DAITAKU

沖縄地下音楽 Vol.013

2024/9/1 発行

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Event Report

イベントレポート
沖縄地下音楽PRESENTS
リミエキがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!
久米騒動〜夏の乱・2DAYZ〜DAY1

2024年7月27日(土)はコザGIG STUDIO騒音舎、7月28日(日)は那覇ABD RECORD’S & The Hologram Cityのライブサーキットで初の沖縄2DAYS公演を果たした「Limited Express (has gone?)」

待望の初沖縄公演を果たした彼らの狂熱のライブと共演してくれた沖縄のバンドメン達のステージをダイジェストでレポートします!

イベントレポート:うっちー
『沖縄地下音楽』編集長・久米ABD RECORD’S BAR オーナー。
神奈川県横浜市出身。
タバコはアメスピの黄箱。

「Limited Express (has gone?)」ボーカル・YUKARI

プロローグ
〜FUCKER=谷ぐち順、いきなり火傷の巻〜

前日金曜日はベースのFUCKER=谷ぐち順、YUKARI、東京から遊びに来てくれた仲間達が前のりして、BBQしたりして打ち解けて、明日からの2DAYZに向け和やかな夜を過ごしたのでした。
ところが!谷ぐちさんが熱々ランタンをウッカリ握ってしまって結構な火傷!
左手の指の腹、白い・・・。
この指の腹でベースやギターの弦を押さえるのかい???想像するこっちが痛い!

テンションマックスでガンガン肉を焼くFUCKER谷さん。しかしこの後に悲劇が・・・
右手に持ってるのは水氷、火傷を負った左手を冷やしながら、徐々にテンションが下がってゆくFUCKER・・・。いつの間にか階下のリビングでコンコンと眠りについていました。

競り上がってくる絶望感・・・果たして演奏できるのか?!

でも俺なんかよりダンゼン本人のが絶望してっから。
寝れば治る!とか根拠不明な励まししか出来なかったオレ。
そして、「そんなん火傷のウチに入らんわ!」って全く意に介さないYUKARIさん。
多分、ここで弱気にさせてはイカン!という俺と同じような気持ちだったんじゃないかと推察します。
谷さん、痛かったよね。ゴメン。

翌日コザ公演の前には後乗りのみなさんと波の上ビーチに。
超ノリノリな谷さんの指も少し大丈夫そうになった?

翌日には痛みも少し和らいだようで、演奏大丈夫って言ってもらえて胸を撫で下ろしましたけど、痛かったでしょーね。
後日、本番中は全く痛くなかったって、痛がりながら言ってました。それは2日目那覇の翌日ね。
本番中はアドレナリンどばーっしてるから痛くなかったみたい。

沖縄公演2DAYZの翌日、念願の海から上がってお疲れ気味&女の子座りなFUCKER
この時にはもう左手の指の皮ベロンです(怖)

DAY1・コザ GIG STUDIO 騒音舎

のっけからトラブルに見舞われた沖縄公演ですが、火傷の具合もなんとか演奏できる程度には良くなって波の上ビーチから1日目の会場・コザNEO POGO TOWNの「GIG STUDIO 騒音舎」へ!

さて、DAY1コザ騒音舎。
心配していた入場もまずまず。
トッパーのEMPATHYからNEO POGO TOWNにたくさんの人たち集まってくれました!

この場所NEO POGO TOWNをリミエキの面々に紹介したいという想いが始めからあり、企画の始まりから協力をお願いしてホントに良かった。
GIG STUDIO騒音舎・NEO POGO TOWNのみなさん、改めて感謝です!

EMPATHY

沖縄バイオレンス・EMPATHY

当日、わらわらと集ってきてくれたお客さん、出演を引き受けてくれたバンドの面々の期待に満ちた笑顔が心から嬉しかった。

EMPATHYは、米軍人、米基地シビリアンを中心に結成されたバイオレンスHCバンドで、首千切れそうな重たいビートダウンと、つんのめってくる早急なハードコアアプローチの緩急が否が応でも会場に渦を生み出してくる。

時に疾走するジープのような、時には力強く押して行くブルドーザーのような演奏と、それに応える激しいモッシュ。

遊びに来てくれた若い米兵達にも感謝したい。激しくモッシュしながらも周りのオーディエンスを気遣ってくれてありがたかった。

沖縄バイオレンスのメッカREMY’Sでも、いつもこんな気遣いをいつも感じるんだよね。
オレも動画撮影しながら何度か激突から守ってもらった事がある。
体格差、丈夫さが違うから、一緒にいる人が怪我しないように配慮して遊んでくれるのが嬉しかった。

強調したい点ですが、モッシュという事象が起こった時に配慮があって良かったって話です。
もちろんモッシュが嫌いな人もいるでしょうけれど、そこで生まれる良きものもあるなという話で。

生ず

男女2MCの沖縄カオティックパンク・生ず

男女2MCのカオティックパンクバンド・生ず(ナマズ)。
このバンドは東京から来てくれた面々に必ず観てもらいたかった!
もちろん全バンド観てもらいたい中でも、特に東京から遊びに来ていたTHPY(セラピー)のきんぴら君に観てもらいたかったバンドだった。

くるくると表情を変える楽曲をバックに入れ替わり立ち替わりアクセントを生み出していく2MCスタイルに、昔観たANGEL OF DEATHや、後述するRAGSの2MC期を感じる。
ストレンジなハードコアに乗せて限りなくピュアなステージを観せてくれるこのバンドの魅力が多くの人に伝わったら嬉しい!
音楽性を言ったらキリないけど、歌詞まで聴ききれないまでも、視覚的にも揺さぶられるライブパフォーマンスでした。

AKKANBABYS

お客さんに抱っこ?されながら熱唱するAKKANBABYSボーカルJUN

このバンドの雰囲気を伝えるのは文章ではとても難しい。
以前にもライブレポートを書いたんだけど、しっくりこない気がする。
おそらく、音楽性はギターロックといって良いと思うんだけど、少し整理すると、
音源作品なら、詩の世界とギターロックをスッと楽しんで欲しい。
しかし、ライブは、もう全く違う。固く重たい鉄の塊のような音楽。
に聴こえたり、身体がスッと軽くなるような浮遊感だったり、ライブステージを通して景色を変えてゆく電車が走っているようなバンドというのか・・・。
とにかく多くの人にAKKANBABYSのライブ観てもらって、感想を聞かせてもらいたいです。

R.A.G.S

R.A.G.Sボーカルのコッペさん、全身から振り絞るようなライブステージ

2年余りぶりのライブとあって、この日RAGS目当てに来てくださった方も多かったと思います。
僕は2回観ていて、パンクスピクニックでの2MCスタイル、恩納村のキャンプ場で元ボーカルのマス君の1MCスタイル。
この日はそのどちらとも違った。

ぎゅって引き締まった焼豚みたいなハードコア音楽。

引き締まったハードコアアプローチに、謎かけのようにウネるベースグルーヴ。
迷いないコッペさんのキレキレボーカルが、パンクロックのなんたるかを叩きつけていた。

ベースの菊さん(左)はリミエキの谷ぐちさんとは旧知の中で、以前にアメリカツアーも一緒に回っているのだとか。
パンパンのお客さん達の楽しそうな笑顔にこの日のライブイベント大成功を確信

会場の全員が両手を挙げて応えた時、まだまだ音楽生きてるぞーって思いました。

音楽続けるって生やさしいことではなくて。生活あるし、時間は無限じゃないし。生きていく道程で、バンドや音楽から距離を取るようになってゆくことも仕方ないとは思います。
しかし、めちゃ無理しても音楽し続ける意味は確かにあるなとも思うのです。

A.U.H(Anti Use Headz)

人間離れした身体能力と強い言葉で沸かせるボーカル・45(ヨーゴ)

忙しく右往左往する45(ヨーゴ)のMCから始まったA.U.Hのステージ。
虐げられた民のベースでもある彼がボーカルを務めるこのバンドのライブは、いつもハッとさせられる。

忙しく味気ない毎日もあろうが、そこに大声で言葉の石を投げ込んでくる45スタイル。
決して完璧とは言えないが。荒々しくギュッとまとめられた楽曲。
全身全霊のライブパフォーマンスに乗せて伝えたいメッセージはだいたい日々の普通なこと。

ちなみに、この時はすでに人垣がすごくて、後ろの方からだとジャンプした45しか見えなかったとか(笑)

今回のイベントを開催するにあたって、主催である僕に、めちゃ労いの言葉をもらって照れ臭かったですけど、身近な仲間を大切にしないでどうすんの?
っていうヨーゴの主張にはブレがない。
その意味を多くの人に受け取って欲しいって思ったライブでした。

HELL型

この時はベース・シンタロくんの不調で3人編成のHELL型

ベースのシンタロ君が欠場とのことでしたが、全く心配してなかったHELL型
打ち上げの支度でキッチンにいたのでライブは観れなかったけど、息子の樹がTシャツ買ってたから良いライブだったんだなって思ってました。
後日、ライブ映像を観たら、まるで初めから3ピースだったくらいな完成度で嬉しかった。
東京から来ている面々に観てもらいたかったHELL型がそこにありました!

もちろん4人編成のフルメンバーのHELL型はカッコいいけど、どちらが好きかは好みでしかないという完成度に震えました。次回はシンタロ君入りのHELL型も楽しみにしたいと思います!

Limited Express (has gone?)・DAY1

千客万来のオーディエンスに囲まれて、リミエキ渾身の初・沖縄ライブ!

翌日が日曜日ということもあり、那覇からのお客さんも沢山集まってくれました!
GIG STUDIO騒音舎満杯のお客さんに囲まれて始まったリミエキ1stステージ。

遡ること、8年くらい前でしょうか?
江ノ島オパーラという神奈川・片瀬江ノ島びライブCAFEでbadu erykahていう僕が神奈川で参加してるバンドで共演した時に初めてリミエキのライブを観て以来惚れ込んでしまって、YouTubeでライブ映像観ながら、爪をかじってきたそのバンドが今目の前に!!!
前日に空港で迎えた時には、ホンモノきた!って声にでちゃったくらいで(笑)。

で、始まったリミエキのライブ。
多分集まってくれたバンド、お客さんたち、そんなにリミエキの音源聴き込んでなかったと思うんだけど、その吸引力ダイソンのごとし。

竜巻のような数曲ですでに会場を飲み込んでる掃除機のようなライブステージには舌を巻いた。

怪我など全く感じさせない全開の谷ぐち順
バッキバキのギターサウンドで弾き倒すJJ
ドラム・もんでんやすのりの正確無比なビートが荒々しいステージを支える
爆音を縫うように響き渡るサックス・こまどり(とにかく音がでっかいです!)

前日に、姫百合の塔を観光したいってリクエストがあって一緒に行ったんだけど、展示物を食い入るようにみていた谷ぐち夫妻がそこにありました。

心のこもったMCで会場に集まってくれたみんなに想いを伝えるYUKARIさん

騒音舎のMCでは、YUKARIさんがそこ触れてくれたのが嬉しかったです。
また、戦争というのは今この時も現実に起きていて、沢山の人々が命を奪われている。という事を伝えてくれた。
FUCKIN GENOCIDE
みんなが大声で歌う!

ライブ会場が一つになって沸騰しているようでした!
脚立大好きYUKARIさん
脚立を奪い合う漢たち(笑)

おそらくこの日集まってくれたバンド、お客さんには1人も反戦を笑う人はいなかった。

けど、この小さな島にも、日本って大国にも、世界にも。
争いを嬉々として煽り、当たり前に平和を願って反戦、反差別を大声で叫ぶ人を笑う人もたくさんいるんだろう。

音楽に政治を持ち込むなとか、どこで仕入れたんだかわからないこと言う人いるけど、そんなんじゃなくて、もっと真正面から向き合ってこうぜって、改めて思った一夜でした。

DAY1
イベントに協力してくれたバンドのみなさん、集ってくださった皆さん、限りないホスピタリティ、まごころを提供してくれたNEO POGO TOWNのみなさんに心から感謝します!

ーー次号(2024年11月リリース予定)・DAY2レポートに続きます!

2024年7月27日(土)久米騒動〜夏の乱・DAY1〜@コザ・騒音舎

写真 by DAITAKU
https://www.instagram.com/daitaku69

LIMITED EXPRESS(has gone?)公式サイト
http://www.limited-ex.com/

Less Than TV公式サイト
http://www.lessthan.tv/

Interview

AKKANBABYS・高安純 x 天久真代 インタビュー・前編

ライブレポート:うっちー
『沖縄地下音楽』編集長・久米ABD RECORD’S BAR オーナー。
神奈川県横浜市出身。
タバコはアメスピの黄箱。

AKKANBABYS・ベースボーカルの天久真代(左)とギターボーカルの高安純(右)

AKKANBABYS・ギターボーカルの高安純(ジュン)とベースボーカルの天久真代(マヨ)。
ライブステージから、ただならぬ空気感を放つこの2人、バンドメイトでもあり、ご夫婦でもあります。

ジュンさんは、AKKANBABYSでの活動とは別にソロ名義『高安純』としても活動を続けていて、マヨさんは絵画作家としての活動もされていて。
かねてから気になっていた自由奔放な二人の暮らしぶりに興味津々だったのですが、この度インタビュー取材に快く応じてくださいました。

ーーめまぐるしく暮らしの場を変えてゆく2人。
長いスパンの話では無くて、だいたい一年づつくらいで小気味よく暮らし方のベクトルをその時あるべき方向に思い切りよく向けてゆけるパートナーとしてのお互いについて、お話をうかがいました。

2024年8月現在、彼らは中城村の一角にしつらえたコンテナハウスで暮らしていて、しかしながら冷房機器もない中では連日35°cを超えるこの猛暑。
このままでは命の危険があるとのことで、そろそろ次の居場所を模索中とのこと・・・。

しかしまた、なんでコンテナに???
まずはそのあたりから・・・

2024年8月現在、二人が暮らすコンテナハウスにお邪魔してインタビューさせていただきました!
コンテナハウスの脇には可愛らしいナスが実をつけていました。

流転の日々は那覇から中城、そして読谷村へ。激務の陶芸修行・・・どっちがやるか??

ウッチー:最初がまず那覇安里で二人で暮らし始めたんだっけ?

マヨ:あたしの安里のお家にジュンくんが来て、一緒に暮らし始めて。

ジュン:バンドやったり、酒飲んだり・・・
その時仕事とかもう辞めちゃってたから。次何しようかなってなって。
農業の研修生になって、植物に詳しくなりたいって思って畑も中城に借りれたから、じゃあ農業で働きながら自分の畑やろうっていうので中城に引っ越して。

ウッチー:ああ、読谷村の前に中城に暮らした時期があったんだったね。

ジュン:そう。で、農業の研修生が終わったタイミングで、二人とも違う仕事しようか?ってなって。
次何しようか?ってなった時に、陶芸の見習いやりたいねってなって。
どっちがやるか?ってなった時にオレになって・・・

ウッチー:どっちがやるか???

ジュン:そう。(笑)

ウッチー:ひっひっひっ(笑)

一同:失笑

どっちがやるか?ってなった時に「オレ」になった旦那さん(右)

ジュン:どっちがちょっとは耐えられそうか? みたいな。

マヨ:厳しいから(笑)

ジュン:そう、厳しいから・・・週6日、12時間勤務みたいな感じだったんすよ。修行したいからやってるみたいな感じで、手取りも13万くらいしかもらえなかったんで、もうボコボコにされにいくみたいな。(笑)
で、じゃあオレが。んで、マヨちゃんはパン屋さんで働くってなって。

ウッチー:読谷で?

マヨ:パン屋さんでお菓子作る担当の仕事を。

ジュン:オレが陶芸の見習い、マヨちゃんがパン屋で、読谷で暮らそうってなって引っ越して。1年と3ヶ月くらい暮らしてた。

ウッチー:それが2023年くらい?

ジュン:うん、23年はもうパン屋と陶芸の年でしたね。

ウッチー:ふーん。

ジュン:バンド的にもワポさん(AKKANBABYSのリードギター)がいなかったりしたんで。

ウッチー:はいはい、彼がしばらく宮古島に拘束されてて・・・。(※お仕事でね。)

ジュン:そう、拘束されてて。(笑)
で、バンドはちょっと止まらざるを得ない状況で、ライブの時だけ宮古から帰ってきてって感じだった。

ウッチー:うん、うん、そうだったねー。

ジュン:だから、ライブも多くは入れられないってなって、じゃ、何かしよっかなっていうことで、(マヨちゃんは)お菓子ちょっとやってみたいってのと、陶芸やってみたいって。で、ちょっとやってみたみたいな感じで。
・・・ここにロクロもあるんですけど、壊れちゃって・・・。

残念ながら壊れてしまったロクロ。また落ち着いたらぜひお二人の陶芸作品も再開してほしいです。

読谷村から再び中城へ・・・そして小屋暮らしに至ります

ウッチー:読谷で1年間、陶芸修行を月給13万で・・・

ジュン:みたいな感じでやってたんだけど、2024年の1月に、おじいちゃんが倒れて。

マヨ:そう、私のおじいちゃん。

ウッチー:天久ちゃんのおじいちゃんが倒れたの?

ジュン:末期癌でもう長くないってなって。
僕にとっても家族同然と言うか、めっちゃお世話になってたんで、できるだけ一緒にいたいねってなった時に、読谷から中城まで通うのは遠すぎるねってなって。
ここ(現在暮らしている登又のコンテナハウス)だと、野嵩のおじいちゃんの家まで5分くらいなんで。

ウッチー:ああ、そうなの?

ジュン:はい、行き来が簡単にできるんで、じゃあこの辺で住むところを探そうってなって。
中城に住んで畑やってた時の知り合いに空き家とかアパートないかなって・・・できるだけ初期費用がかからないほうが良いって相談したら、小屋あるじゃん!
みたいな。(笑)

一同:笑

コンテナハウスで暮らすことになったきっかけは、マヨさんのおじいちゃんを見舞いに行きやすい環境を求めての決断でした。

電気もガスも水道も何もなくって、終わってたけどね

ジュン:ここ住んでみるか?って言われて。「やってみるか!」って。
ちょうど小屋暮らしもやってみたかったではある。みたいな感じでここに移動してきて。

ウッチー:ほう!

ジュン:小屋で暮らし始めて、もう最初はめっちゃ大変でしたね。電気もガスも水道も何もなくって、終わってたけどね。

ウッチー:今はどうしてるの?電気とか。

マヨ:電気は繋いでもらって、水道も・・・

ジュン:外に蛇口をつけることに成功して。ガスはない!トイレとガスはない。

ウッチー:割とガスはね・・・

ジュン:ガスはなんとかなる。

マヨ:ガスは。

ジュン:木の枝燃やせばなんとかなる。

ウッチー:ほんとにめっちゃワイルドライフしてたんだね!

マヨ:そうですね(笑)。もう外でシャワー入るから裸で。アハハハ。

ジュン:夏はあったかいけどね。まだ。

マヨ:今の季節までは、イケる。

ジュン:そう。冬どうすんねんって思った時にね・・・どうしようって。

煮炊きや食事は小屋の外のガレージスペースで。ん?どこかで見かけた知る人ぞ知る小さな古屋が・・・
THE・シャワー設備!確かに冬場は厳しいですよね・・・

「ここはもう人間が住むところじゃない!」って言われて

マヨ:うん、なんとかする術は。いろんな人から聞いたりして。冬も水をあったかくして暮らそうと思えば暮らせるんですけど、なんか結構自分たちの今のライフスタイルで、それやるのは結構厳しいっていうか、なんだろう、バンドで時間取られたり、自分の仕事や制作活動とかもしないといけない中で、この生活にどれぐらい時間かけられるかってなったら・・・大変だなって。

ウッチー:そりゃそうだよなぁ。

マヨ:この生活は、ちょっと今じゃないかもって、若干思ってきてる。

ジュン:そうね。で、おじいちゃんももう亡くなっちゃって。今日もお墓の掃除してきて。

ウッチー:いつ頃亡くなったの?

マヨ:6月の末に亡くなりました。

ウッチー:ああ、ついこないだだね。

ジュン:今もまだね。

マヨ:まだ49日終わってないから。

ジュン:で、もうここにいる必要は正直あんまりなくなったってなって。
住み続けるか、引っ越すかっていう選択が先月ぐらいにあって、今月もまだ継続中で。

マヨ:ここの(オーナーの)お爺にも、「もうじいちゃん亡くなったならいいんじゃないか?」って言われて。「ここはもう人間が住むところじゃない!」って言われて。(笑)

ウッチー:貸してるほうが言ってるの?

マヨ:アハハ、貸してるほうが言ってる!

ジュン:問題起きる前に早く出て!って。

マヨ:そう。なんかここで熱中症で死んだりとかされるのが多分・・・

ジュン:ある意味で。

マヨ:そう。大変だから、貸してる方の責任があるからやめた方がいいって言われて。

ジュン:じゃあ家探すかってなって、一旦ここは8月末で手放して、掃除まで綺麗にして、家は探すかみたいな。とりあえず実家に避難しながら、断捨離するなりして、荷物めちゃくちゃ減らして、農業用品は畑に置いてとかって感じですね。

飄々とハード&ワイルドな暮らしについて語るジュンさん。
「問題起きる前に早く出て!」と言われてしまうの巻

野菜が作れたら、友達も自分も死なないって。

ウッチー:畑自体は継続してるの?

ジュン:継続してます。

ウッチー:畑はどこなの?

マヨ:中城の・・・ここから、車で3分ぐらい。3分ぐらいゴルフ場のところにあるんですけど、その点ではこの立地は良かったけど。

ジュン:よかったけどねー。

ウッチー:野菜の採れ高は結構あるの?

ジュン:野菜はね、(売って)暮らせるぐらいはないけど。

マヨ:自分らが食べるぐらいは採れます。

ジュン:採れる。

マヨ:それで生計を立てるとかは難しい。

ウッチー:それは無理だよなぁ。でもほら、自分たちで食べれるだけ作れるといいよね!

ジュン:そう、それがすごいやりたかったこと。

ウッチー:俺もそれ今考えてる。野菜高すぎるだろ。買えないよ。

マヨ:本当にそうですよねー!

ジュン:自分が食べる分作れて。友達とかにも。

マヨ:そう。わけてあげられるぐらい出来たら。

ジュン:多めにできちゃったからもらう?って出来るのが1番理想かなぁ。俺は。

ウッチー:そう。いいよね。とりあえず野菜食っときゃ死なないもん。

ジュン:とりあえず自分はね。野菜が作れたら、友達も自分も死なないって。

マヨ:みんなで生き延びられたら、それが一番。

ジュン:結構すごいコアなとこにある考え方は。それ。
小屋はねぇ、ちゃんと作れたら、暮らせたら良かったけど、ちょっとまだ早かった!

一同:あははは。(爆笑)

マヨ:ちょっとレベル高かったから・・・

ジュン:ちょっと甘やかされて育ちまくったから苦しいんだなみたいな感じですね。・・・それがわかったからいいかな。
もうもう一度。いずれどっかの人生のタイミングでできたら。

マヨ:やれたらいいなっていう感じはありますね。

ジュン:あと、狭すぎますね!(マヨさんの)個展が7月から始まるってなって、7月で沢山準備してたんですけど、作品が入りきらない。なんか虫もいっぱい。虫と暮らしてるみたいになっちゃってるんで。「せっかくの作品がぁ!!!」ってなる。

マヨ:ヤモリの糞とか落ちたりして。なんかもう。

ウッチー:台無しじゃねえか!って?

マヨ:そう。(笑)

虫達との暮らし。この日もちょっとした大物を一緒に時間を過ごしていました。
小さな小屋の中での作品製作は虫達やヤモリの糞との戦いとのこと
春の嵐
5月の景色
みどり

暮らせてないけど、暮らせてる。

ウッチー:今はどうやって生計を立ててるの?

ジュン:読谷に張り子の人形を作る工房があって、オレがそこで週四で働いて、マヤちゃんが絵を描いて、それを売って暮らしてる。

ウッチー:じゃあもうあれだ、マヨちゃんはもうどっかで働くとか、そういうのはしてないんだ。

マヨ:でも(生活資金が)足りなかったらタイミーで単発バイトとかたまにやりつつ、基本は制作してますね。

ウッチー:良いと思うよ。俺も正直言ってあんま働きたくないタイプだから。(笑)

ジュン:減らしていこう。(笑)

ウッチー:ちょっと色々イベントのこととかで仕事ほったらかしすぎてさ、ここ1週間くらいはやばかったんだよ。追いつめられて。
昼間はデザインの仕事してるんだけど、なんとかやりくりしてイベント注力してたら、結構滞ってしまって。

主に絵画製作やデザイン受注で稼ぎながら、生活資金が足りない時は単発バイトのマヨさん

マヨ:わかりすぎる。私もデザイン受けたりしてるから。

ウッチー:はいはいはい、そう。でも人間ってそういう生き方、だんだん慣れてくるとさ、できるようになってくるんだよ。

マヨ:エヘヘ、その力の抜きどころ。

ウッチー:そうそうそう、俺も子供が生まれるちょっと前ぐらいに完全にフリーランスになってさ。東京で制作会社に勤めてたんだけど、そこを離れて独立したんだよね。その頃に子供が生まれることになって・・・一番金ない時だから。
仕事はねぇわ金はねぇわで、もう大変だった。

マヨ:どうにか乗り越えた?

ウッチー:一緒に制作会社たちあげた、関口さんっていうパートナーがいるんだけど。俺もカード満額借りてたから、関口さんに「お前ちょっとキャッシングで借りてくれや」って借りてもらって、それをオレが借りて。(笑)

マヨ:あー、やっぱ立ち上げるって大変ですよ。そりゃそうですよね。

ウッチー:どうやって凌いだのか全然記憶ない。でもなんとかなる。

ジュン:俺らもそんな感じあるね。

マヨ:勇気づけられます。うちらもやばいからね。

ジュン:意味わからんよね。

マヨ:どうなってんのかわからんけど、なんとかやってる。

ジュン:暮らせてないけど、暮らせてる。(笑)

ウッチー:生きてりゃ日々は過ぎていくもんな。

マヨ:なんとなくやってます。

ジュン:人生でこう、何やりたいか?みたいなところがやっぱり結構キモになってくるかなと思いますね。
マヨちゃんの場合はわかりやすく絵を描きたいから、じゃあ絵描いた方がいいってなって。
俺も働きはそんなにできないけど、モノ作るとかだったら、まだ楽しくできるところはあるんで。

人生で何やりたいか?というところが肝心になってくるというジュンさん
インタビューの翌週に、那覇・ファンファーレでAKKANBABYSのライブにお邪魔しましたが、お二人の想いなどを色々と聞いてからのライブはまた彩豊かに心に迫るものがありました!

ーーと、ここまでが前編。次号の後編ではAKKANBABYSのこと、沖縄という島に生まれて、音楽やさまざまな表現活動を通じて想うことなどをお話ししていただいていますので、どうぞお楽しみに!

2024/08/10 高安純 x 天久真代 インタビュー・前編

高安純(Instagram)
https://www.instagram.com/nuuuuuu123123/

天久真代(Instagram)
https://www.instagram.com/amekumayo/

AKKANBABYS
・X(Twitter)
https://twitter.com/kkanbabys
・Instagram
https://www.instagram.com/akkanbabys/

・最新アルバム『サラダボウル』各種サブスク
https://big-up.style/tZZnrMrywU
※CD作品はライブ会場での販売となります。

・ライブレポート「AKKANBABYS@Output 12th ANNIVERSARY & AKKANBABYS PRESENTS〜April〜」
https://okinawa-ug.com/009-2/#AKKANBABYSOutputApril

Production Report

ワンチャイコネクション・レコーディング最速レポート!!

ワンチャイコネクション・左からGOYA(Vo&Gt)、ショウゴ(Ba)、アユム(Dr)、カーズー(Vo&Gt)

2024年8月25日、ワンチャイコネクションのレコーディングがABD RECORDSで決行された!
数多くの遠征をこなし、フリーイベント「来来謝謝」を主催し、沖縄県内外のアーチストたちと深い交流を築き上げてきたワンチャイコネクション・・・

ライブ会場で交わされるやりとりは、
お客さん:「音源くださーい」
ワンチャイ:「Tシャツならあります」
・・・そう、忙しすぎて音源作品の制作ができてなーい!!!

そんなわけで、各方面から突かれ続けた末に1DAYレコーディングとあいなりました!
熱すぎる突貫レコーディングを「誰よりもその作品を待ち侘びている=いっちょむ」がレポートします!

現場レポート:いっちょむ
絵や文を書いて生きてるひと。
沖縄県出身。
好きなものはライブとひじきの煮物。

真夏の真昼間に鳴り響く轟音を録音するのだ!

ジメジメと肌を蝕む湿度が、絶え間なく汗を呼ぶ8月。
冷房の効いた部屋に閉じ籠りたくなる真昼に、彼らは、ワンチャイコネクションの面々は那覇市久米に位置するABD RECORD’S BARに集まった。
今、県内のライブイベントに引っ張りだこの彼らだが、今日はライブのために集まったのでは無い。
彼らの今回の目的はレコーディング
最近のライブで発表した新曲2曲と、もはや定番曲として馴染み深い1曲の合計3曲の録音のために集まったのであった。
実は「馴染み深い1曲」である楽曲のほうは、以前レコーディングした音源が存在するのだが、彼らが納得した作品とならず、お蔵入りとなっており、今回はそのリベンジとも言える。

前述のとおり県内でのライブに多数出演するライブバンドであるワンチャイコネクションだが、はっきりいうと彼らは音源の数が乏しい。
以前発表したカセット音源は入手困難であるし、2024年8月末現在サブスクで配信されている音源は無く、唯一彼らの物販で買える音源は「妖怪」コンピレーションのみ。
ワンチャイコネクションのみを聴き求める人達には些か寂しい現在の環境だ。
彼らの音源を待ち望む人たちも多いだろう。
私もそのひとりであるから、今回のレコーディングを吉報と思い、取材を申し入れた。

レコーディングもライブ同様の気持ちで

ABD RECORD’Sに集まってセッティングを始めるワンチャイの皆さん

さて話は戻るが、13時過ぎに集まったワンチャイコネクションの面々はやる気に満ち溢れていた。
集まって早々に彼らはアンプを運び入れ、それぞれ自らの楽器のチェック。
その後、なんと驚いたことにステージ衣装を取り出した。
ライブと同じ様相でレコーディングするらしい。
ボーカルギターのゴヤはシャツにネクタイを締め、ギターボーカルのカーズーはライブと同じようにてぬぐいを頭に巻いている。

メインボーカル&ギター・世界のGOYAは例の白ネクタイで(せっかくだからおでこにRECって書いて欲しかった笑)

早速ガイド用に仮録音を行うワンチャイコネクションの面々。
そして、ドラム&ベース、ギター、そしてボーカルの順で録音を開始する。
前回悪戦苦闘したという彼らであるが、今回の4人は息の合ったプレイを見せる。
特にドラムであるアユムのプレイが劇的に向上しているのが分かる。
実は私は今回録音した定番曲の1曲のデモを聴いたことがあるのだが、その録音ではライブでいつも見受けられる迫力が薄く、なんだか物足りないという感想を持っていた。
だが、今回のアユムのプレイはライブと違わぬ迫力を見せていて、今回撮ったドラムの音にもそれがしっかりとパッケージされている。

数々の遠征・イベント主催を経て1年くらいの間に劇的にパワーアップしたアユムのドラムはどっしりとして疾走感、安定感ともに聴きごたえのあるサウンドに!
今回、録音する曲に合わせて超極悪なサウンドを用意してきたベースのショウゴとアユムのリズムセクションが楽曲の屋台骨を固める

ドラムと同時録音となったベースのショウゴは元々凄腕ベーシストであるが、その人柄とは正反対の極悪でうねりあるベースを奏でる。
彼の音はこのバンドの道標であり、それに沿ってギターの音が乗せられるわけだが、ここでワンチャイの要であり、キラーフレーズを作り続ける天才、カーズーのギターが乗る。
オーバーダビングではライブと同様にアンプから鳴らす音を録音する方式だったが、ABDに響き渡る音色は過去の録音と明確な差を見せつける。

彼らは著しく成長している。

フロントマンであるゴヤもそれを感じさせる。
メイク以外ライブ同様の姿でレコーディングに挑んだ彼のギターサウンドは、線がくっきりとしてライブ同様にメンバーの音を引っ張る。
勿論、撮り直すことやその場でアレンジについて考え直す場面も見られたが、今回の彼らは揺らぐことはなく、着地点がしっかりと見えている様が見て取れる。

写真は仮録音中のカーズー(左)とゴヤ(右)
本録音のオーバーダブ用に爆音で音作り中のカーズー。(カーズーさん、、、耳裂けちゃいますよ?)

楽器の録音が終わり、皆でプレイバックを聴いたときも全員が満足げに歓声を上げた。
ワンチャイコネクションは確実に進化したのだ。
新しい試みも加えられる。
新曲のうちの1曲に、初めてツインボーカルにプラスして、普段歌声を聴くことの少ないリズム隊のコーラスが入った。
初めての作業に戸惑いも見られたが、それを楽しむ余裕も持ち合わせている。
次回からライブでも採用しようとの話だ。
その他2曲のボーカル録りもゴヤの歌心満載の歌声に、カーズーの絶唱が重ねられ、歌唱力も確実に力を付けたことを証明していて目を見張った。

真剣にプレイバックに耳を傾けるワンチャイの皆さん
ラフミックスを聴きながら嬉しそうなカーズー(笑)

録音は深夜0時を回ったが、最後のプレイバックを聴いたワンチャイコネクションの皆が、今回のレコーディングに全力を発揮できたことを喜んでいた。

発表はまだ先かもしれないが、この3曲を聴ける日はすぐやってくるはずだ。

君たちの固定観念に凝り固まった音楽感を、彼らは台無しにしてくれる。その日を待て。

みんな待っててね〜!!!(Photo by DAITAKU)
2024年11月2日(土)には沖縄R&Rパンク「コウダケンジ&ザ・タイラーズ」とともに大阪遠征もあります!関西圏の方は是非是非お運び下さいねー!

2024/8/25 ワンチャイコネクション・レコーディング@ABD RECORD’S

PHOTO&レポートbyいっちょむ
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https://www.instagram.com/icm_icm_/

ワンチャイコネクション公式サイト
https://kainan-citypunk.amebaownd.com/

ライブ情報などは随時SNSで発信しています!
https://x.com/kainan_citypunk

Column

コラム『下條版・仮面の告白』

コラム:下條
バンド地獄車ボーカル
D.Y.N.(Dead Yakisoba Noodles)ボーカル
獄楽浄土ボーカル

下條版・仮面の告白

ありし日の地獄車、剣道面の下條氏(左から二番目)

俺が剣道の面を被るわけ

ここ最近
地獄車のライブや
アー写で
俺は剣道の面を被っています
このコラムのアイコンも

面被ってのライブは息苦しくて
途中で外しますけど

なぜ俺が剣道の面を被っているのか?
ライブMCではよく話してるので
ご存知の方は多いと思いますが

訳あってライブに来れないファンは理由は知らないでしょう
これを読んでる
貴方も多分知らない

下條版・仮面の告白

訳あってライブに来れないファン
例えば県外のファンたち

離島に住むファンたち

病気や障害など
入院や入所、自宅療養中のファンたちなど

そして海外のファンたち
などなど
そして、

ペルソナ・・・
下條の仮面の下の素顔

*仮面の告白
三島由紀夫の小説
Wikipedia

*ペルソナ
仮面の下の素顔
韓国映画

剣道の面を被っての私のパッと見は

キン肉マンの悪魔超人
ビック・ザ・武道
のコスプレですが

コスプレしたくて面を被ったわけではなく

きっかけは
コロナ禍でのマスク着用!でした

コロナ禍の当時は
ライブをするか?しないか?と
イベントが次々と
延期に中止なったりと
大変な時期でありました

そんな渦中
とある企画で
バンドマンが
マスクしてのライブをするかしないかの話があり
結局それはなしになったけど

マスクしてのライブってどうなるんのだろうか?と疑問に思った俺

プロレスラーのマスク被ってライブはしたことあるけど
(憧れのタイガーマスクとか)
あのマスクでライブってどうなんだろうか?
マイクで声は拾えるのか?
と疑問に思い
試しにスタジオ練で試すことに

すると
マイクで声は拾えるも
いつもとはなんか違う
違和感バリバリの声で
俺自身納得出来ない感じでした
あとビジュアル的にパッとしないというか

やはり口を覆うと
マイクで声を拾いにくい!声が変になる!ということが分かり
コロナ対策とはいえ
マスクしてライブは無理だなと

でも
これはマスクによるのでは?
と思い
いろいろ試すことに
プロレスのマスクはありだけど
それだとマンネリしてつまらない
今まで散々してきたし
今さら感で新鮮味がない

コロナ対策としても
ライブでも成り立つマスクはないのかなと諦めかけてたところ

困った時のgoogle先生で
マスクで検索してみたらなんと!

ジム・キャリーの映画MASKがヒット!
この映画面白かったなー懐かしいなー
あの時の俺は何してたかなぁー
と思い出に浸ってしまいました

そんな思いに浸ってたら
ライブ当日を迎えてしまいました
俺はどうしたらいいのでしょうか?
別に誰も俺にマスクしろと求めてない
なのになんで俺はマスクをしたいのだろうか?

と、悶々としていたら
マスクを日本語に変換してgoogle先生に聞いてみては?と天からの声が聞こえくるではありませんか!
これを幻聴と言うなかれ!
神の声が俺には聞こえた!気がする

したらすぐに
剣道の面が一番にヒット!
何これキン肉マンのビックザ武道じゃないか!
ってことで決定
息子の剣道の面を借り
息子は元少年剣士だから剣道の防具一式を所有
俺も元少年剣士だから
剣道の面を被るのは楽勝

剣道しなことない人は
面は被れないと思う
紐の通し方に結び方など
経験者にか分からない仕組み

何十年ぶりに面を被る俺
まるでジムキャリーのマスクと同じく
テンション爆上がり

マスクを被ること
それはペルソナであり
つまり人間の変身願望
内面に潜む自身を表現出来るという

例えば大仁田厚が
グレート・ニタに変身した時を思い出してください
もう別人ですよね?
同じく武藤敬司がグレートムタに変身したことを思い出してください
別人ですよね
グレートはこっちが元祖ですけどね

俺も同じく
剣道の面を被ると

まるで別人のようじゃないか!そう俺はタイガーマスクの虎になれ!
いやビックザ武道になれ!

とまた幻聴いや天の声が聞こえたのであります

が、実際は見 見た目が変わっただけで中身は変わりませんでしたし、ビックザ武道のコスプレでした

あと剣道の面だと
マイクは通るので実用性は文句なしです

が、コロナ対策としては効果はないと思われます
だって口を覆ってないし
飛沫対策にならないです

そして
この出立ちでステージに登場するも
ビックザ武道のコスプレにしか見えない

剣道の面を被るのは
コロナ対策としてマスクしてます! これマスクです!
日本古来の!

ってMCするもダダ滑り
全然ウケない

ならばと
剣道の面
客にウケるまで被り続けようホトトギス!
というわけで
負けず嫌いな私
コロナ禍が終わっても
コロナ対策として 剣道の面を被ってます

相変わらずそれMCで言うも滑ってます

たまに面忘れてライブしてますけど
だって荷物なるし重いし
そして何より臭いです涙

そして来月
川崎でエコーズに出演しますけど

県外まで
この剣道の面持って行くのか?俺は!
飛行機に手荷物で持って行くのが俺は?

どどーん!!観たくて仕方がない数々のバンドが集結のHAWAIAN6主催イベントにお呼ばれ!

ってことで
川崎でのエコーズみんな遊びに来てね
俺はビックザ武道に変身するのか?
みんな会場で確認しに来てね

PS
呼んでくれたHawaiian6の皆様ありがとうございます涙

チッタ前は沖縄県内でのライブ!
特に久米騒動は見逃すな!
このライブではビックザ武道するのか⁈

2024年9月13日(金)は那覇OUTPUTにて!異色のラインナップにビックザ武道なるか?!
2024年9月22日(日・祝日)は那覇ABD&THCのライブサーキットに出演!
最強・最狂の布陣にビックザ武道なるか?!

・・・と、ライブの宣伝なってしまいました。
沖縄の皆様、OUTPUT・ABD&THCでお会いしましょう!
関東の皆様、クラブチッタでお会いしましょう!

C-mojo(X 個人アカウント)
https://x.com/CruzShimojo

D.Y.N.(Dead Yakisoba Noodles) 公式X
https://x.com/DEAD_YAKiSOBA2

地獄車 -鉄拳制裁

Column

コラム『Hoseya Barrazaのwoho woho dream diary Vol.10〜周年ボケ〜』

コラム:Hoseya Barraza
那覇市久米のThe Hologram Cityオーナーにして、THCBOYSボーカル、WOHO代表といくつもの顔を持つ魔窟の民。
心のアイドルはチェッカーズ!サードアイを持つ。

あ〜すっかり通常モードがどんなだったか忘れて、も少しで原稿落とすとこだったわいは、ホセヤ、プロゴルファーホセヤ(←テキトー💦)と、頭もバグってしまうほどの怒涛の怒髪天然パーマは、7月を終わって、8月。。。ほとんどなーんもしてませんでした〜。
えっと、自分でやったのは、ギリギリ8/25のフォークイベント、『夜へ急ぐ人達』だな。、あれは急遽開催した割には、素晴らしく個性的なラインナップになったな。うん。

『夜へ急ぐ人達』フライヤー

最初、俺が足繁く通っているコンカフェの店長が、お店の1周年だって言うんで、そのプロモーション兼ねてなんかしよ〜♪くらいの気持ちで始めたんだけど、なんか最近、いっちょむさんの弾き語り世界観気になるし、Σさんオーイナルマサヨシと絶対合いそうだし、おしげ!!この人の隠れた才能、俺パーマネントヴァケイションで見たし、そんな俺も最近、 ちあきなおみ の全曲サブスク解禁をきっかけに、いろいろ掘り出して出会った友川カズキさんの曲をカヴァーしてみたり。
なんか手探りでやった割にはよく出来たイベントになりました。何回か学んでゆけば、トラジショナルとかフォークって意味もわかってくるのかな?とか思いながら、先にフォークダンスから覚えるホセヤメンドークサ! なんですけど。。。

アニじゃな一周年おめでとう〜!

まぁ、そんなこんなで7月の労働ボケと付き合いながらも進めてたのが、THCBOYSのミュージックビデオ制作!888

これ、めっちゃ重なったラッキーを逃さないように綿密に動いた。

まず、7月はホログラム10周年じゃないすか〜、だからかなり派手なことやってもお祝いムードで許されると。そして、けっこうみんなお祝いに遊びに来てくれる、ある意味チャンス。
ミュージックビデオとして絵を残せばいいもの作れる!とかね、他にもいろいろあるけど、それは会ったときに教えるね。
してからに、みなさんのおかげで良いビデオができたと思いますんで、よかったらみてね〜

フュージョン!

てな感じで、8月は7月と違ってかなりゆっくりペースで進めてきましたが、なんか良い感じのペースに乗れたみたいでよかったよかった!

それでは、9月も益々盛り上がってまいりましょう〜
なんと言っても9という数字にはパワーがありますからねのうんぬん。

写真は、カウンターの中で駿足抜刀を試る銀ちゃん。

Hoseya Barrazaのミュージックバー『ホログラムシティ通称:THC』では、コラムの語り口そのものの生ホセヤさんと楽しく夜通しお話しできますよー♪
那覇にお越しの際には是非お立ち寄りください!!

The Hologram City(通称:THC)
那覇市久米2-16-48 地下1階

X(ex Twitter)
https://twitter.com/hoseyaBarraza
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フォトギャラリー・地獄車@浦添GROOVE

2024/8/3 地獄車@浦添GROOVE

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2024/7/28 LIMITED EXPRESS(has gone?) @ 久米騒動(ABDステージ)

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